泡沫の夢
1話

2011.01.09start
前書き

一部+二部設定

お正月なので、ナルトを初詣に行かそうと思って考えてたら、ふと思い浮かんだので、その勢いのまま書きました。

原作の時間軸でいうと、終末の谷の後、ナルトの傷が治り、自来也と修業の旅に出る前。

その間に、お正月が来たとゆ〜事にしておいて下さい。

色々あった後だから、仲間でワイワイより、ナルトは1人で行きたかったとゆ〜事で。
木ノ葉神社は捏造です。

そこで、一部設定のナルトと、二部設定のサスケが出会います。

ありえなーい!!

だから泡沫の夢なのだ(笑)

二部設定のサスケの、原作の時間軸は、コミック52巻でナルトと再会した後に、イタチの目を移植して目に包帯巻いてたでしょ。あの辺り。

でも神社で会ったサスケは、普通に目が見えてます。

ちなみに2人の服装は、ナルトは私服、サスケは二部サスケの着物です。背中にうちは家紋があるけどナルトは気付きません。

2人が出会った意味とは………?





新年の賑わいを見せる神社の参道で、ナルトは先程から酷く途方に暮れていた。


失意の原因は単純明快だった。


自分のミスで、うっかり大切な思い出の品を無くしてしまったのである。


しかも落とした場所が悪かった。


これがアパートの近所ならばまだ探しようもあるだろうが、現実に無くした場所は、よりにもよって正月の、この日に限っては一番人通りの多い、木ノ葉神社の参道だったのだ。


参拝客で絶えずごったがえし、立ち止まるのですら、相当の努力を必要とする場所では、当然、落とし物探しなど、ほとんど不可能に近い事だった。


実際、人で溢れ返った雑踏の中を必死に掻き分けて、何度も路上を見渡してみたけれど、一向に落とし物は見つからなかった。


下手をすれば、このまま二度と出てこないのではないか、という不穏な予想に、憂いを帯びた顔が泣きそうに歪められる。



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