believe it or not
2話
まばゆい黄金色に輝く髪と、抜けるような青空にも負けない蒼い瞳の、鮮やかな色彩。
そのくせ悪戯っ子のような印象を与える豊かな表情。
初めてスリーマンセルを組んだ時から、何かと対抗心剥き出しで、自分にちょっかいを出してきた相手。
うずまきナルト。
だから最初は目を瞑った状態で、ただ闇雲に彼を無視した。
見ない、話しかけない、その存在自体を自分の意識から除外した。
だが、ナルトは全くめげなかった。
子供特有の意地にも似た一途さで、訳もなく絡んできたり、喧嘩を吹っ掛けてきたりする。
ぞんざいに突き放しても、何故だか嬉しげに肩をそびやかして、彼は更に近付いてきた。
いくら邪険に追い払っても、喧嘩腰になっても、効果ゼロ。
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