カウントダウン | ナノ

COUNTDOWN

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感想、ご希望のキャラ等はコメントへ


日によってはR15程度のものもあります。
ご注意くださいませ。

*発売日決定につき再開*



本日発売



とうとう発売日がやって参りました。
6月からカウントダウンを始め、1度の延期を経て、更新できない日も多々ございましたが、この日を迎えることができました。
迫り来る発売日を指折り数える日々、とても楽しかったです。お付き合いくださった皆様、誠にありがとうございました。

多くの妄想をして、様々なキャラに思いを巡らせました。偏りはございましたが、様々なキャラの魅力を再確認できたような気が致します。

個人的にお気に入りの妄想や、妄想していてやはり短編で書きたいと感じて保留にしてあるものもいくつかあるので、機会があれば短編として更新したいと思います。

さあ、今日からゲームをやり込みますよー!!!日記にてネタバレを含むプレイレポをするかもしれませんので(もちろん折りたたみます)、ばっちこーいな方はそちらで反応いただけたら嬉しいです。

本日をもってカウントダウンは終了となります。長い長い期間、本当にありがとうございました。

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com:0   15.03.05 02:44

あと1日

〜Atobe〜

夜眠るとき、目を閉じると一番初めに浮かぶ顔がある。朝起きたとき、目を開けると映るあどけない顔がある。人は、それを幸せと呼ぶ。無邪気に、当然のように、俺に笑顔を向けるお前。そんなお前に、微笑みを返す。「おい」「なに?」「好きだ」きょとんとした顔が、すぐさま満面の笑みに変わる。だがその顔には、先ほどまではなかった紅が浮かんでいた。「私もだよ、大好き」返ってくる想い。何故俺はお前を好きになったのだろう。この想いを形容する言葉はどこにあるのだろう。それはきっとこの先わかることはない。けれど、俺は明日も明後日もお前に懲りずに恋をする。
俺様の1日の終わりと始まりは、お前だけが支配できるのだ。

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com:0   15.03.04 23:37

あと4日

〜Tezuka〜

いつからだろう。
眠るときは、彼の手を握る癖がついた。

彼は、気がつけば私を残して何処か遠くへ行ってしまう人だった。その頃の恐怖心が、未だに消えてくれないから。だから私は、彼の手を握る。目が覚めた時も、その温もりが隣にありますようにと願って。

今日も私は、彼の手を握る。

「おやすみ」
「ああ、おやすみ」

その手の温もりは、昔と何も変わらない。
けれど、あなたはもう何処にも行かない。優しく慈しむように手を握り返してくれる。
私は、こみ上げる愛おしさを抱きしめて眠りについた。


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com:0   15.03.01 23:43

あと8日

〜Atobe〜

逞しい背中に、腕を回す。
僅かに汗ばんだその肌はしっとりとしていて、滑らかで、そして何より温かかった。
「跡部…」
「あーん?」
「あと、べ……」
もはやあなたのこと以外は考えられず、ひたすらに愛おしくてたまらないその名を呼ぶ。あなたの体温が、香りが、声が、表情が。全てがうそみたいに綺麗で、執拗に胸が痛む。
あなたの骨ばった手が、私の頬に触れる。いや、違う。その手は私の頬を伝う涙を拭ったのだ。私はもう、1秒だってあなた無しではいられない。だからどうか、離れなくて良いように、別れが来ぬように、ずっとこの腕の中にいられるように。どうか、私を。

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com:0   15.02.25 16:13

あと11日

〜Atobe〜
「戻ったぞ」「にゃん」「いい子にしてたか?」「にゃん」「そうか。今日は一緒に寝てやる。ベッドへ入れ」「にゃん」「よしよし、俺様を湯冷めさせるんじゃねえぞ」「にゃん」「じゃぁ、そろそろ寝るか。電気消すぞ」「にゃん」「おやすみ」「にゃん」「……」「……」「……」「……ねえ」「あーん?」「いつまで続けるの?」「猫の日だと言い出したのはお前じゃねえか。遂行しろ」「言ったけど…!」「文句あんのか?」「にゃん」


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com:0   15.02.22 23:24

あと16日

〜Sanada〜

雨の日、傘を忘れた私は真田の傘に入れてもらうことに。いわゆる相合傘である。しばらく歩いていると、真田の肩が濡れているのが目に入る。
「真田、傘もう少しそっち寄せなよ」
「たわけ!女を濡れさせる訳にはいかんだろう!」
「…ねえ、真田」
「なんだ!!」
「……相合傘ってね、肩が濡れてる方が惚れてるんだって」
耳元で告げると、顔を真っ赤にして傘を落とす真田。想像通りの反応に、私は雨に降られていることも忘れて笑っていた。

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com:0   15.02.17 22:32

あと19日

〜Tezuka〜

バレンタイン。
あなたは校内に持ち込まれたお菓子類を取り締まる立場にあった。

「今年も多い、ですね」
「ああ、そうだな」

生徒会も鬼ではない。こっそりとやり取りされるものに関しては見て見ぬ振りという方針だったのだけれど、ロッカーや机から溢れ出すものは止む無く回収となった。それでも凄まじい量を回収することになり、生徒会室はお菓子で溢れかえっていた。

そこに私は、あるものに気づく。
それは生徒会長宛のお菓子だった。

「生徒会長、これ」
「ああ、登校する時にロッカーから溢れ出ていたものだ」
「ご自分のものも取り締まられるんですね」
「当然だろう」

書類に目を通し、時折何かを記入しながら答える生徒会長。手塚、先輩。

「生徒会長、これも、没収リストにお加えいただけますか」

私は、生徒会長のデスクにラッピングしたお菓子を差し出す。

きっと、責任ある立場のあなたは受け取らない。けれど、それでいい。
バレンタインとは、お菓子を渡す行事ではなく、お菓子に想いを込める行事だ。例えお菓子をあなたが召し上がることはなくても、そこに込めた想いが少しでも届けば、それでいい。

「これ、は」
「私から、です」

デスクに置かれたお菓子を、あなたは眺める。そして、私に視線を移し。

「悪いが、受け取れない」

予想通りの返事、だった。

「ええ、わかっていま….」
「だから、帰りまでお前が持っていてくれないか」
「……え?」

「生徒会の仕事は、校内に持ち込まれ、散乱が目立つ菓子類の没収だ。校外での規則はない」

「そ、れは…」
「もう少しで仕事も終わる」

そう言って、あなたはまた書類に視線を移した。

私は、あなたの仕事が終わるまで、落ち着かない気持ちでその光景を眺めていた。


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com:0   15.02.14 23:56

あと21日

〜Niou〜

帰宅すると、案の定彼はこたつで眠っていた。小さくはないその身体を丸めて。姿も猫のようだけれど、気まぐれなところまでそっくりだと思った。「こんなところで寝たら風邪ひくよ。ベッドで寝な」声をかけると、今まで眠っていたのが嘘かのように彼は目をぱっと開いた。「せっかくなら目覚めのちゅーが欲しかったとこじゃのう」「やっぱり寝たふりか。こたつなんか身体痛いでしょう」「お前さんはもう寝るん?」「お風呂入ったらね」「じゃぁ待っとる」あのねえ、と。呆れた私は言いかけたけれど。思い直す。「……わかった。早く済ますから、待ってて」「プリッ」この男は、きっと温もりがないと寝られないのだ。特に人を感傷的にさせてしまうように冷え込む、こんな季節は。「仕方ない。湯たんぽになってやるか」どうしようもない男だけれど、甘えられるのも満更じゃないと私は思うのだった。

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com:0   15.02.12 12:44

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