大好きだと訴えた瞳は二度と濡れない
泣かないでと口ずさむ唇に冷たい刃を溶かす
優しいのですね、囁く矛盾
だれの為だと云ったのは私情まみれだからですね
愛っぽく、嘘っぽく、でも真実なんて何処にもありはしない
一夜の夢に縋って、あの朝が目覚めるまで
なみだを捨てて、残ったものはつまらない言い訳と
暗き淵で愛の言葉を探してる
愛されなければ愛しさも哀しさも知らずに済んだ
嘘と知ってる嘘はどこまでも痛いのです

涙雨ドロップ
(信じたものはない、甘ったるい絶望に心を濡らして)

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