悪徳の模造
闇夜を突き抜けた業火
ぼくが死んできみが生きた日
その刃は本当に正義を宿していたか
落命の真実を紐解く
すべては求めては奪われた誠意のために
神様をなくした盤上

貴方のためにも私のためにも誰のためにも世界は動かない、動けるのは私たち人だけなのです


鏡合わせの失望
他人ばかり気にしてる日々
本当の優しさの意味なんて知らずにいた

いくら敵を倒しても人殺しの技術だけ上手くなってしまって、わたしはあの頃の泣いていた子どものまま動けなかった

爪先に人生
泣き虫の子どもがずっと見つめてる
向かい合わせの希望を掴んで
わたしがわたしを信じることができるその日まで
背中を押してくれたあなたに恋してた


わたしの命がとけたあの日
あなたが泣いた姿を想像して、それだけが心残りで、けれど何もできなくて、無力を噛み締めていた。

四十九日の走馬灯
怯えて泣くだけだった私に君は笑顔をくれたね
死にたくないなんて言えば抱きしめてくれたね

死んじゃえば楽になれるのかな、そう言った私に君は怒ってくれた。それがとても嬉しかったなんて不謹慎だから言えないけど、でも嬉しかったよ。

君が私を誰かに重ねてたこと、本当は知ってたよ
それでも恋って打算でするものじゃないからね

でもこの気持ちは最後まで持っていくよ、君が泣いて立ち上がるまできっと邪魔だろうから。気付いたらちょっと私を思い出して。楽しかったこと面白かったこと、悲しい思い出を私にしてしまわないでね。

死にたがりが生きたいと叫べる時まで


救いの弾丸を許せる日
あなたほどの強さがあれば、あの瞬間からわたしは救われたのでしょうか
涙を抱えて強さに憧れていた

たとえば君が私になれたとしても、君は君でしかありえないんだよ

優しい言葉にも傷付くことしか知らなかった
払暁にぬくもりを分け与えて
強いから笑うんじゃない、笑っているから強いんだ
どちらが先に言い出しても結果は一緒のこと
暗闇を駆けた流星群

黄金の涙に出会えた時、ようやくわたしは笑うことを許されたのです

怒って泣いて、挫けて立ち上がって、悩んで乗り越えて、笑い飛ばせる人生が素敵でしょ?


お持ち帰り


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