GSBL | ナノ


▽ 性春3


「〜♪」

弟はカウンターの向こうで鼻唄なんて歌いながらホットケーキを作ってる
それを、俺は見つめる

あの桜井弟がね〜ホットケーキをねぇ〜。
噂となんか違ぇし…なんて思いつつ弟をじーっと見てると気づいた事がある。

睫毛が長い!
んで、やっぱ女どもが騒ぐだけあって顔立ちも整ってる
はぁ…完全に俺負けてる
ちょっと凹むなーっと思いながら顔を眺めてたら
弟が後ろを向いた
邪魔だからと髪を後ろで結んでたからうなじが見える


うわっ…うなじ…色っぽい…

俺は、暫し目を奪われた…

けーどっ!色っぽい?待て待て俺!相手は男!いくら綺麗だからって男!
何で、ときめいてんだ俺!確かに後ろからみたら男か女かわかんねーけどさっ!

「ほらできた。食べな。」

一人でパニクる俺に構わず ホットケーキを出してきた弟…

「あっ、ど、どーもすんません!い、いただきます!」

パニクってんの気付かれてねーよな?なんて思いながら口にホットケーキを頬張ると口の中にあの甘さが広がる

「う、美味い。」

腹が減ってたのもあるかもしんねぇけど
やけにホットケーキが美味く感じた

「そっ?俺が作ったホットケーキ食べたのおまえで3人目。」

「へ、へぇ〜。」

まぁ、一人は兄だろなぁ?一緒に住んでる訳だし…二人目はミナコさんだな多分。

「俺のホットケーキ競争率高いんだ。おまえ食えてよかったな。」

「は、はぁ…そうっすね。あざーっす。」

高いのか?あの二人以外にこれを好んで食う奴いるわけ?まぁ…何か…俺は食べれて嬉しい気もするけど。。

「なぁ、食ったら俺の部屋来る?」


「え?い、いんすか?」

ホットケーキ作ってくれたのも以外だったけど、警戒心の強そうなこの人が部屋に上げてくれるってのも以外。
まぁ、どんな部屋なのか気になるから行きたいけど…

「いいよ。」

そういうと弟は階段を登りだした その後を俺はついていく

「どーぞ。あっ、上はコウの部屋。あいつの部屋は入るとウルサイからここで我慢。」

「はぁ…」

あの兄はそういうトコうるさいんだ…
大雑把そうなのに人は見かけによらねぇな〜と思いながら部屋を見渡す

必要最低限の物しかないシンプルな部屋だ
ただ、窓から見える夕日は綺麗かもしれない

「いいだろ…?ここから見える景色。」

俺の視線に気づいたのか弟は窓を開け 窓辺に座る

「そう…っすね…」

夕日を背にした弟が眩しくて見惚れる
やっぱ、なんか絵になる
綺麗っていう言葉が一番しっくりくる気がする。

暫く弟は外を眺めてた。俺は、外を見る振りをしながら弟を見てた
けど、急に弟が窓辺から離れてこっちに近づいてきた

「なぁ。」

「はい?」

「おまえ、そっちなの?」

「へ?そっち?」

そっちって何処だ?なんて思いながら辺りを見渡す。

「クスッ。違うよ。おまえ可愛いね?」

「へ?」

可愛い?男の俺に可愛い?ってか…もしやそっちって…

「男が好きなの?っていう意味」

やっぱり…

「ち、違っ!」

俺が何年 ナンパしてきてると思ってるわけ?
まぁ、アンタは知らないだろーけど!
男なんて全く興味なんてないっ………!?


チュッ−


否定する俺の口に柔らかいモノが触れた
そして、目の前にあるのは弟の顔

「な、な、ナニッするっ!」

キ、キスされたっ!
男にっ!

なんで…なんで…だよっ!?
男にキスされたのになんで…気持ち悪いって思わねぇの?
むしろ…ドキッとして…
目の前にある顔から目を逸らせない

「そうでもなさそうなんだけど?」

そういうと弟はまた俺に顔を近づけてきて…

「んっ…」

今度は、口をこじ開けられ舌を入れられた
貪りつくようにキスをされ 何度も何度も角度を変えられ深く深くキスをされた

マジパネェ…こいつキス 上手ぇ…

嫌なはずなのに力が入らないでされるがままな俺

キスがこんなに気持ちのいいもんだとは知らなかった…

「ッ、はぁ…んっ!」

激しいキスは止まない
それどころか 弟は俺の脇腹をなぞりだす

ちょっ!まっ!何だこれ?やばい!さすがにやばい!俺は、力を込めて弟を突き飛ばした



つもりだった…
けど…弟はビクともしない。
やべぇ…喧嘩 強いの忘れてた。。
俺…どうなるの?

「まだまだだね?もっと力いれなきゃ…それとも…もう入らない?」

「あっ…!」

耳元で、低くくて艶のある声で囁かれ思わず変な声がでた

「ひゅ〜♪今の可愛い。」

慌てて口を閉じると

『閉じなくていいのに…』

と弟が呟いて…
そしてそのまま俺を押し倒した


ドンッ−

「って…!」

咄嗟に柔道の受け身をとる そのおかげで思ったよりも痛くはなかった

けど…この状況は…

「エライエライ、さすが柔道部。なら寝技得意だよね?」


寝技−


「寝技って… なっ!アンタ!何する気!?」

「何?ってナニだよ…ここまできたらわかるだろ?普通。」

「普通だからわかんねぇっての!俺、男だしっ!」

「ふーん、その割には俺を見ながら物欲しげな顔してたけど?」

「なっ!?」

物欲しげ??
見てたのは事実だけど
そんな顔 俺してた?
けど、確かにうなじは色っぽいと思った…

ヤベー。
俺どーしちまったわけ?

「当たり?ならいいじゃん…おまえ…ここ半分勃ってるし?」

そう言いながら本当に半勃ちしてる俺のアソコを服の上から扱きだした

「やぁっ!ちょっ…!あっ!」

熱が下半身に集まる


ジーッ カチャッ−


弟は器用に俺のズボンや下着を脱がす
軽く扱かれて大きくなったアソコが露になると弟がチュッと音をだしながら ソレを口に含んだ

「ひゃ…あぁ…やめっ…」

生暖かいモノが俺のモノに絡みつく…

フェラされたのは初めてじゃない…
けど、この人のは…

「あぁ…ダメっ…やっ!」

気持ち良すぎるっ…!
そこらへんの女よりも上手い…

口のすぼめ方…
舌の使い方
手コキの仕方…

何もかも…

「やめっ…!やぁあ!あっ!」

先っぽを舌でチロチロっと突かれて腰が揺れる

「エロっ…おまえ名前は?新名だったけ?」

「そ…う…っ、つっ!ああっ!」

「新名…イキな…」

そういうと 弟は一気に俺に吸いついた

「やぁぁっ!あっ!マジ…あぁ−っ!」


思いきり吸いつかれ 俺はイカされた…



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