■ 01.06.2021

最近になってNetflix制作の『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』を一気観しました。めっっちゃくちゃ面白い。女性刑務所が舞台で、10年前に深く考えずに犯してしまった罪のために収監されることになったお育ち良しの白人女性が主人公なのですが、主人公はもちろん他の囚人や看守などの人生が、頻度といい深度といい丁度よいバランスで描かれていく作品です。出演者のほとんどが女性で結構キツめの同性愛描写も多いし、汚い言葉も飛び交うので好みはわかれるかもしれませんが。

主人公パイパーの恋人でかつての相棒、そして取調でパイパーのことをゲロってパイパー収監のきっかけを作った人物でもあるアレックスも高身長黒髪のツヨツヨ女で好きなのですが、私のイチオシはシーズン3でパイパーと急接近するオーストラリア人のステラです。androgynousなんて言われるように男性的な魅力と女性的な魅力の両方をもっている人物で、アレックス×パイパーの間をかき乱す若いツバメ感がとても良い。良すぎる。
演じているルビー・ローズは、『ピッチ・パーフェクト』の三作目などで知っていましたが、日本では『バイオハザード』の最終作に出ていた人といったほうが伝わる気がします。ローラの次の次くらい(適当)に死ぬ役なんですけど。

ペンサタッキーも最初は狂信者という感じで面白いけど好きではありませんでしたが、話が進むうちに癒しキャラになっていきましたね。
ステラ以外も魅力的なキャラクターが次から次へと出てくるので、ツヨツヨ女がお好きな方には特におすすめします。自分の欲求、要求を臆せず公言できる女性、大好きです。
強烈なキャラクターをうまく動かしながら、現代のアメリカ社会や国境をこえた普遍的な問題を面白おかしく、かつきっちり描いていく脚本はさすがです。

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