哀想/365 | ナノ

剣が君/左京(13/12/22)


剣君(って訳していいんですかね?略してない気がしますが(笑))プレイしてます。
左京の容姿がめっぽう好きでして、たまらんたまらん。
私はあなたにふさわしくありません。みたいな草食男子なのかとニヨニヨ待機していたのですが、ガルスタの押し倒したスチル見ると……これはもしや、ロールキャベツ男子なのだろうか……と思いながらプレイ始めました。



序章・前章・後章を全てスキップなしで行うと、だいたい8時間くらいが一周だと思います。さすがディスク2枚分のゲーム。
序章・前章での選択肢により、ルートが決まり、後章でそのキャラのルートとなる。という感じでしょうか。
ENDは4種類?
内、
以下、ネタバレ毒舌注意。




序章・前章ともに、進め方がとてもきれいです。
序章では、なぜ主人公の香夜が攻略対象のキャラクターたちと会うのか。というところから入っていきますが。
それぞれの6人のキャラクターにはとある志があり(今のところ、目的が見えてこない人もいますが)己の思惑を抱きながらも、江戸に集結していく姿は、見ていてなるほど。と、違和感はほぼなく見ることができました。
香夜は歴史の流れに巻き込まれたにすぎませんが、花嫁とうり二つということで、士農工商の一番下の位に居る商人の娘である香夜が、自分の父親やご近所さんたちを守るために偽の花嫁をする依頼を受けることは、物語に入り込みやすく感情移入?がしやすかったです。

左京の位置は、六人の中でもまとめ役に入る方で、女たらしの縁やつんけんどんな螢達が言い争っているのをいなし、そっと水の流れにそうように本来の目的の物事に戻すのを得意としておりますが、物腰がやわらかいのかと思えば、実は酷く冷たい面も持ち合わせ、前章では背筋を凍らせながらプレイをすることも何度か。

微笑みながら妖怪や人を斬るのも恐ろしいです。弱い相手には、たわいもないと思いながら返り血を浴びている立ち絵に何度戦慄したことでしょうか。
着物の返り血ってそんなに簡単に落ちる者なのだろうかという疑問を感じつつ。
きっと着物を間近で見たら、うっすらと血で汚れたシミとかあるんだろうなぁと思う訳です。

あと、前章は香夜に対しての感情もなかなか酷いもので。
【商人の娘はお気楽な物だ】と思いながらも、微笑みを浮かべている姿は、コイツ腹の中真っ黒だなぁ(笑)と思うしか。節々でのきめ細やかな気遣いは、さすが左京だなぁとは思いつつも、主人公に対しての心には少々イラッとするところも。

……それでも、任務の為と香夜を守っているのは素敵でしたが。
箱根峠の下りでの襲撃の際の冷徹な眼差しや、護衛から離れて追ってしまおうかという葛藤、三島での苛立ちの数々は……こいつ……まさかヤンデレ要員じゃ……と思わずにはいられませんでしたが(笑)
左京を見たあとに、鈴懸や九十九丸を見ていると、彼らが天使に見えます。左京ごめ…。



三島後から、左京が香夜の従者になったあたりはもう、ジダンゴロンが止まりませんでした。わ、私、従者萌えがすごくて!本当に、なんのご褒美かと……!
半蔵が追って来れない状況になったのだから仕方がない物の、姫に男性の従者……!これでご飯三杯いけますね(古)
血濡れた着物に触れようとした香夜の手を握り、穢れたこの手が汚れてしまうとそれを留めたあのやりとりも私、好きです!
ともあれ、その左京が従者になったあたり就寝時に隣の部屋に左京がいることに、香夜がドキドキして眠れなくて寝不足になった辺りは、ただただニヨニヨするしかありませんでした。
そうよね、あんな美しい男子がお隣の部屋にとか。私だったらハァハァしt(ry


と思いつつも、前章では乙女ゲーと感じにくい仕様になっているので、普通に淡々と物語を追っていたような記憶しか実はないのですが。



後章では、偽の花嫁の依頼が終わり、自分の平穏が戻っていく中で、左京が胸に秘める志が原因で、色んな困難に巻き込まれていくのが……。
もう関わりになろうと、左京の方はきっと思っていなかったはずなのに、右腕に重傷を負った時に、偶然(?)香夜に助けられて……。と。
その後、香夜の部屋に匿われ、香夜の手厚い看護を受けている左京は、なんともうらやましく思いつつも。美男子が部屋に……!とかどんだけおいしいシチュだよ、オイ!と燃え滾らずにはいられないものでした。

香夜自身が鈍いから良かったものの、一歩間違えていたら完全にR18作品だったと。いや、むしろ私にはそちらの方がありがたかったのですが(笑)
だが、ここでの都合のいい乙女ゲー設定補正とうのは本当に便利なものですよね。
香夜の部屋に男が何日も居座るという辺り、父親はなんとなく気が付きそうですが。
どんだけ分厚い壁なのか! コンクリで出来た壁なのではないかと思いましたよ(笑)
人と会話しているなんて、普通の家だと絶対聞こえてしまうだろうに。
どんなひそひそ話でも、男女で話していれば、内容はともかく結構響くはずなのですが。
怪我によるうめき声も上げていたでしょうし。
香夜の父親は余程耳が悪かったのでしょうね……。


そんな不思議な補正はもろともせず、左京のラッキースケベの称号が出来るのではないかというラッキーぶりが。
着替え途中の香夜の鈍感のおかげで(鏡台の角度によって、ばっちり香夜の裸体を拝見してしまった左京さん(笑))が、脱げかけた半襦袢により直で素肌を見てしまうという。……ごちそうさまです。

あと、部屋に父親がやってきたときに、左京の姿を隠すために慌てて布団の中に引き入れるという。まさか、左京の顔が香夜の足に当たって……とか。ごちそうさまです。

強靱な理性を持つ(と思われる)左京でなければ、これは簡単に襲われて、発禁フラグとなっていたことでしょう。何度も言いますが、私にはそちらのフラグの方がおいしいのですが(笑)
ともかく、二人の蜜月(笑)生活は、幸せそうで好きです。ここが一番いい所ですよね。


あとは、ある意味もう坂道を転がるような感じだったので、ね。
ところで、私が一番好きなルートですが、実はどのENDも物足りないのです。
本当は、和魂ルートがすごく好きです。
仇討によって鷺原の家督を取り戻した左京が、自分の実家を再建されて香夜を嫁として迎えるという。すごくいいエンドなのですが、香夜が輿入れする直前で終わってしまったのですごく消化不良で。でも、左京が香夜が来るのを心待ちにしているあの姿はすごく可愛かったですね。本当の意味での蜜月がとても……見たかったです。

幸魂ENDは、左京が鷺原としての役割を捨て、寺子屋で教鞭を振おうとしているの……は良かったんですが。あの若干モサイ感じの服装もとても可愛くていいのですが。
やっぱり、こう……ずっとあなたの一緒にいさせてください。という風景を見ているより、寺子屋で二人で過ごす甘い二人を見ていたかった。
いや、あれもあれで好きなんですが。
あ、でも道中のメンバーで香夜の店でご飯食べている時に、メンバーが香夜に構うのに物凄い嫉妬している左京がすごい好きです。キャラの嫉妬が見られるのって、こういうゲームの醍醐味ですよねぇ。によによ。


奇魂ENDは……心はつながっているけど、永遠の別れ見たいのが切ねえNEEEeeeみたいなので涙腺崩壊。黄泉の国から舞い戻ってきた香夜が、鈴懸にそれを話した時に、「左京さんらしいや」って言ったのに、もう……持っていかれましたね。悲恋も勿論大好きなので、このEND好きですが、こう……もっと報われてくれよという。

奇魂ENDを考えると、荒魂ENDで一緒に地獄に落ちて行った方がまだ救われた気分になるというか。
……どちらにしても、奇魂も荒魂も、鬼の一族を倒した時点で左京の意識が戻って欲しかった。香夜と一緒にならなくても、そうして仇討が成功して欲しかったですしね。勿論、一緒になってくれるならそういうENDが欲しかったし、二人で黄泉の国に行くENDも見てみたかったですね。
だから、色んな意味で左京ルートは消化不良でした。


……それとも、ファンディスクが出てくれるんでしょうかね…。
でも、左京さん美人で本当目福でした。


次は鈴懸行きます!







マエ : ツギ



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