麻生の小ネタやボツネタ置き場です。
更新履歴には書きませんので、暇潰しにどうぞ。
かなり気儘な亀更新。
キャラもカプも入り乱れ。

*

02.17花帰葬


雪がはらりはらりと舞い落ちる中、君の赤が僕の視界に広がった。

頬を伝うのは涙では無く、僕の温度で溶けた雪の雫。
大丈夫だよ。泣いてなんかない。だって約束したじゃないか。僕は泣いたりしないよ。
この両手に広がる赤は僕の大切な楔としてこれからも君と僕を繋ぐ。
だから、だからどうか君も泣かないで下さい。
この雪の中、また笑って下さい。

それは矛盾した細やかで傲慢な僕の祈り。







花帰葬






初めて君に有ったのはデカいだけで窮屈なあの城を飛び出した時だ。
覚えているかな?
僕は白い息を吐きながら雪野原を駆け抜けて、自分の足跡に笑いながら森の奥へと向かった。
そこには昔から僕が殺さなければイケないと定められた子がいると教えられていて、その子を一目見たさに僕はその場所へと走ったのだ。

要するに怖いもの見たさと言うヤツだろう。
理由もなにも教えてなんてもらえないけど、僕が救世主で有ってその子が玄冬であるから僕は殺し、その子は殺される。
ただそれだけの事だと白梟は淡々と言っていた。
その瞳は一瞬足りとも揺らぎはせず、見た目に反するその冷徹さは逆に違和感を植え付け、しかしそれを追及させるような隙を白梟は見せたりはしなかった。



花帰葬パロをやろうと目論んでいた時の残骸。




2010/02/17 22:44


02.17不器用な告白
「社会的に死ぬのと肉体的に死ぬのどっちが良い。」
「それが告白の言葉かい。跡部クン。」
「うるせぇ、どっちにすんだ。おら。」
「生きてたいんで、社会的な方にしとくよ。」
「利口だな。」


そうして付き合う跡千。
いつかちゃんと書きたいな。




2010/02/17 22:41


02.17コミニケーション



おかしな事を言うそいつは、何故かいつも俺の隣りに居た。

理由を聞こうにも、俺には言葉がないので出来ない。
ならどうしたものか、と頭を悩ませ、文字を書くことにした。

だけどそいつは目が見えないらしく、俺が書いた文字は意味を成さなかった。


目が見えないくせに俺の隣りに座るそいつとは、コミュニケーションが取れない。
人間は関わって行く事が大切なのだと教わったけれど、それが無理な場合はどう対処したら良いんだろうか?



跡千のパラレルを書こうとした残骸。
少し設定がむつかしかった。




2010/02/17 22:38


02.17跡部景吾

君は人の敷いたレールの上を歩かないで、自分の足で足跡を残し、光りに向かって行くんだろうね。




2010/02/17 22:28
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