ホォ(^q^q^q^q^q^)モォ
▼03/11 01:01
特に意味のないシリアス
手紙が届いた。
宛名は、俺の恋人…
俺がこの世に生まれてから、ずっと探し続けていた名だった。
淡いピンク色をした封筒を切る。
中から出てきたのは、束になった複数枚の手紙と…写真。
【リヴァイさん】
遠い記憶より…貴方を“兵長”と呼び慕っておりました。
貴方のためなら何だって出来る、そう思うほどに貴方を愛しておりました。
また会おうと約束して、幾年が過ぎたのでしょうか。
探し当てた貴方の居所に向かおうにも勇気が持てず、このような形になってしまいましたこと、誠に申し訳なく存じております。
しかし、このようにもたもたとしていても意味も無く、近々、この幾年もの年月を越えた約束を果たしに貴方の元へと向かおうと思っております。
“リヴァイさん”…そう呼んで、あの別れめを繋ぎ合わせて行きましょう。
それでは今宵、西に移りゆくオリオンの下で是非…
【時を越えた貴方の恋人】
控えめに小さく佇む一枚の写真。
そこには、夢に見た“自由”を手に入れた二人の姿があった。
満天の夜空に輝く星の中、一際輝く星座…オリオン。
地にまで写り込む星の正体は海。
真っ暗なはずの夜空は、無数の星達で夕暮れのようにも見えた。
相手は一人しかいない。
会いに行こう。
オリオンの下で。
エレン…俺の恋人に。
fin.
0311 01:01
prev next