小ネタ置場
会話文やネタ中心なので未完物もボチボチ


▽こうなったのは君のせい
※吹円


(…あ゙-…くそっ、油断してた…)

朝起きて体調に違和感を感じていたものの
大丈夫だろうと練習へと顔を出せば時がたつにつれ自分の体調が悪くなってるのは明らかで

「鬼道くん、今日はもう円堂くんを連れて帰らせて貰うね」

そう言う吹雪に抗議しようと口を開くものの
酷く感じた頭痛と吐き気に
円堂は口を押さえながら俯き

吹雪はそんな円堂の姿に軽く苦笑いを浮かべると
そのまま円堂をお姫さまだっこしはじめ

「ちょっ!?吹雪?!!」

「病人は大人しく僕の言うことを聞く事、じゃないと落としちゃうよっ?」

突然の吹雪の行動に恥ずかしがり、下ろせと暴れる円堂に
吹雪はそう耳元で囁けば、円堂は騒ぐのを止め
今では大人しく吹雪の服を掴みながら早く行けと小さく呟いていた。

「だから無理しなきゃ良かったのに」

「…うるさぃ」

グラウンドや行き交う生徒から感じる視線に
次に雷門に来たときはめんどくさい事になるな…と
別の意味で頭を痛めながらも
何処か嬉しそうな吹雪に苦笑しながら、円堂は静かに瞳を閉じるのだった。


(…円堂監督の写真…いっぱい撮れた…)

(おー流石、茜!)

(……二人とも)


2012/02/19 08:26


▽盗撮?いいえ違います。
カシャッカシャッ

今日も俺の周りではシャッター音が鳴り響く

「山菜…俺の写真を撮っても何もないぞ?」

それは彼女いわく
撮りたいから撮っているらしいが

撮られる側にとっては気恥ずかしい事この上ない訳で。

「俺より選手達を撮った方が楽しいぞっ?…ほらっ、お前の好きな神童もいるし!」

「…神さまを撮るなら監督と一緒の時がいいの…」

そう言って顔を赤く染める山菜に
どうゆう事なんだと首を傾げている円堂とは違い

隣に座る鬼道と音無は複雑な表情を浮かべながら
グラウンドの選手達を見つめるのだった


(拓円…京円…ウフフw)

(…本当に怖いぞ山菜…。)




2012/02/18 08:27


▽空気を読め
※剣円♀


「剣城!」

「…監督、どうかしたんですか?」

「嫌、今日はバレンタインだろ?だからチョコを渡そうと思って用意してたのにお前、グラウンドにいないからさ」

ほら、と言って円堂から差し出されたチョコは市販の物ではなく手作りの様で

「これ…手作り、ですか?」

「あ、あぁ!…チョコなんて暫く作って無かったし音無に教わりながら作ったんだけどな、形は悪くても味は大丈夫だ!!!」

「ハハハッ、ありがとうございます」

あたふたと慌てる円堂を可愛いと思いながら
受け取ったチョコを見つめれば
自然と緩む頬に苦笑しながらも
目の前で微笑む円堂の後に続いてグラウンドへと向かうのだった


(あ!剣城も円堂監督のチョコ貰ったんだ!!!)

(………。)




2012/02/15 21:30


▽年の割に幼い
※南円♀


「監督って、昔から鈍感って言われませんでした?」

「あ-…鬼道とか風丸には言われてたかもな」

「…やっぱり」

でもそんなつもりは無いんだけどな、と言って微笑む円堂に南沢は軽くため息をつきながら苦笑すると
ベンチに座る円堂の耳元へと顔を近付け

「ならこれからは監督が意識してくれるように行動していきますね」

そう囁いてチュッと軽く音をたてながら頬へキスをすると

円堂は突然の南沢の行動に顔を赤くさせながらキスをされた頬に手を当て

「これから宜しくお願いしますね、円堂監督」

「ーっ//年下の癖に生意気だっ!!!」

「そう言う監督は年の割に幼いですよ」


軽く頬を膨らませながら叱る円堂に
南沢はクスクスと笑いながらそう告げると
グラウンドの練習へと向かうのだった。


(本当、最近の子は恐ろしいな)




2012/02/13 09:32


▽病んでる彼の不思議な夢
※吹円(若干病んでる吹雪)

「ここでは、アリスはウサギから逃げるんだよ」

背丈に似合わず可愛らしい耳を頭から生やしている青年の言葉に
守は意味がわからない、と首をかしげていると
目の前の青年はニッコリと笑みを浮かべ

「…そうしないと、殺されちゃうよ?」

何処から出したのか片手に握り締めている刃物を突きつける青年を突き飛ばすと
守は無我夢中で走り始めた

「アハハハハハ!!!いいよ、もっともっと必死に僕から逃げて???」



(ってゆう夢を見たんだよ!)

(お前の心が病んでる事は良く分かった)



2012/02/09 07:58


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