あいすみるくを一杯。


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暖かい部屋

部屋の中は暖かかった。
身体もだけど、心も。

倉「…南沢さん。」
南「ん。」
倉「…怒んないんですか?」
南「何で?」
倉「勝手に部屋に来て。」
南「…」
倉「ひゃっ!?」
すると突然手首を掴まれ、
俺は壁に押し付けられた。
倉「な、何するんすかッ!!?」
吐息がかかるくらいに近くて。
鼓動が聞こえそうで怖かった。

南「お前さー…、好きな奴が部屋に来て、
  怒る理由ないだろ。」
倉「えっ…?」
それだけ言うと、南沢さんは
何事も無かったかのように飲み物を用意する。

何でだろう。
気付いたら、涙が頬を伝っていた。

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