佐倉


「はーせーさーーーんっ!」
「うおっ!」
廊下を歩いていた長谷の後ろから突撃していったのは性欲処理課の佐倉。
小柄な上かなりの童顔。もふもふしたくなるようなくるくるヘアーが愛くるしい。支給されるワイシャツも、皆大きめだが佐倉に関しては大きめを通り越してもはやぶかぶか。裾が膝下まであるのだ。
どこからどう見ても小学生な佐倉は、もっぱらショタコンの性癖がある者の処理を担当しているのだが、実は処理課の中でも年長組。
年齢は佐倉だけ非公開となっているが、処理課の上下関係を見比べかなり年齢が上だということは、社員は皆密かに気付いている。
しかし実年齢のことなど忘れてしまうほど、佐倉は本当に子供のように振る舞っているのだ。
「おー佐倉ちゃんか。久しぶり」
「もー長谷さんったら全然処理頼んでくれないからつまんないよぉ」
「あはは、佐倉ちゃんにはなんか頼みにくいからなー」
佐倉のその見た目から、指名する者しない者とかなり差が出ている。
もちろんショタコンの支持率は高いが、自らをショタコンだと人に知られたくない者も中にはいるようで、そういう者たちには佐倉はなかなか指名しにくい。
長谷とは仲は良いが、長谷もそういった理由から処理関係はまだ出来ていない。
「ジュース飲む?」
「飲むー!」
長谷はまるで子供と接するように佐倉の小さい手を繋ぎ、自販機まで行くとオレンジジュースを奢ってあげた。
小さい口でごくごく飲んでいく姿を眺めながら、実年齢はわからないが自分と同じかそれ以上も有り得ると思うと、長谷はひそかにゾッとしていた。
「おいしい?」
「うん!おいしいっ!……でも…」
「ん?」
「長谷さんのミルク、飲んでみたいなぁ」
「え。あっ!ちょっと!」
佐倉は長谷に迫り寄るとスラックスのチャックを下ろすとごそごそとまさぐりペニスを出した。
「うわぁ!普通でもこんなにおっきいんだ!」
長い付き合いだが実際長谷のにペニスを間近で見るのは初めてだった佐倉。
目を輝かせて長谷のペニスをぱくんっとくわえた。
「あ、ちょ、だめだって佐倉ちゃん!」
「なんれー?さくらも長谷さんのおひんひんぱくぱくしたひもん」
くわえながら喋る佐倉。
こんなに可愛らしい子がペニスをしゃぶっているなんて、変な光景であった。
はむっチュルッヌチュッレロレロ…
チュックチュッジュポッジュポヌポッ
「あーもっ、佐倉ちゃんっ」
しかし佐倉もかなりの経験を積んできている処理課のプロ。
こんな小さな口でよくできるものだが、フェラもかなりの上手さだ。
長谷のペニスも敏感なところばかり上手く責められてすぐ勃起してしまった。
「あは、えっちぃ…っ」
我慢汁も出てきている長谷のペニスは、勃起すると通常時よりももっと大きくなっていやらしい。
佐倉が長谷のペニスの先端を小さな指でちょんちょんとつつくと、ビクンビクンと反応した。
「早く飲ませてぇ」
佐倉はまた口にくわえると、またいやらしくしゃぶりついた。
ジュルッジュッジュポッヌヂュッヌポォッジュポジュルジュルッ
「くっ、ん、んー…っ」
「はぁ…っおいひ、んんっはむ…っ」
「佐倉ちゃ、」
長谷は自分の股間にうずまっているふわふわの髪を掴んで射精した。
それを佐倉はオレンジジュースの時のようにゴクンゴクンと美味しそうにして飲むもんだから、長谷は驚きながらそんな子供のような大人を見ていた。
「はぁ…っ長谷さんの、おいしーっ」
「……あのなぁ、佐倉ちゃん…」
チャリンチャリンッ
長谷が佐倉に注意をしようとしたところで、お金が落ちる音がした。
二人が見ると目をまん丸とさせた雪村が立っていた。
小銭を持っていたところを見ると、自販機に飲み物を買いにきたらしい。その前で長谷と佐倉が処理をしていたところを目撃してしまったようだ。
「……雪村ちゃん………」
「あ、雪村だー!処理おつかれー!」
明るく挨拶する佐倉に対して長谷と雪村の空気は凍りついていた。
「雪村ちゃん、これはその、」
「長谷さんのショタコン!!」
雪村はそう叫んで廊下を走っていった。
大声で雪村が言ったせいで近くにいた社員が皆して長谷と佐倉を覗くように見た。
「なんだ長谷、佐倉ちゃんに乗り換えたのか?」
社員の一人がからかうように言う。
「ち、ちが、誤解だって」
「ひどーい長谷さん!さくらがんばっておしゃぶりしたのにぃ!」
佐倉の言葉に周りはへぇーーと好奇な目で長谷を見る。
長谷はどっと汗を吹きながら急いで身を整えると雪村を追い掛けた。
「あっ、長谷さぁーんっ」
置いていかれて頬を膨らます佐倉。
そんな佐倉の肩を、誰かが叩いた。
「佐倉ちゃん、俺の処理してよ」


「あっあぁんんっあぅんっあぁあんっ」
「佐倉ちゃん、あー、いいよ」
佐倉は自販機前から小会議室へ移動して社員の処理をしていた。
長谷の処理をするつもりだった佐倉の穴は、朝からほぐしておいた段階よりも期待でもっとぐちょぐちょになっていたために、すんなり社員のペニスを受け入れた。
「佐倉ちゃんの体小さいのに、こんなちんぽ入っちゃってるよ?淫乱だねぇ」
「ふあっあぁんっそ、なのっ!さくらおちんぽ大好きなのぉ!あんっあぁんっ」
「かわいい、佐倉ちゃんかわいいよ」
佐倉の体が小さいと感じているのに、がつんがつんと激しく腰を打ち付ける社員。
ふるふる揺れている小さなペニスも掴み扱き上げた。
「ふえぇっおちんぽこしゅこしゅしちゃだめぇえっ!あぁあぁあんっ!」
「あぁっショタいい、ショタに中出しっくっ…!」
社員は腰をカクカクしながら佐倉の中に射精した。
「あぁあっ出ちゃっ、ミルク出ちゃうよぉ!ひぁああんっ!」
ビューッビュッビューーーーッ
佐倉も射精し、自分の腹に精液を飛ばした。
「はぁ…っセックスしゅごいぃ…っ」
恍惚な表情で呟く佐倉を見て、社員はまた勃起した。


「あー楽しかった!」
そう言って佐倉は笑顔で処理課に戻ってきた。
「やっぱショタコン相手って面白いよねー。必死って感じでさ。こどもっぽく演じるとすーぐビンビンになるんだよぉ」
佐倉は子供っぽい笑顔でくすくす笑った。新穂は苦笑いで返す。
「はー、相変わらず怖いっすねー佐倉さんは」
「そんなことないもーん。さ、次の処理まで時間あるし、シャワー浴びちゃおーっと!」
「今間宮さん使ってますよ」
「え、そーなの?じゃー間宮に洗ってもーらおっ!」
「ええええっ怖っ!」
ルンルンとシャワー室へ向かう佐倉。
新穂は呆然とその後ろ姿を見ていた。
「この年増!入ってくんじゃねー!」
「年増じゃないもん!いーから洗ってよーーっ!」
シャワー室からの声が聞こえて新穂は処理課からそーっと脱け出した。
処理課を含める社員のペースを簡単にくずしてしまう年上の男の子、それが佐倉である。
なんとなく、佐倉とはあまり関わらないようにしようと思う新穂だった。


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