人間になった人魚


「あんっあんっだめぇっあぁんっ」
岩陰に隠れて裸の人間が二人密着しているところを、人魚のアランはこっそり見ていた。
「あぁんっきもちいいっ白いのっ白いの出ちゃうぅっ!」
人間の行動ひとつひとつを、人魚であるアランは知らない。
人間のような生活をしてみたいと思ったアランは、長老の元へ行き人間の世界で暮らしてみたいとお願いした。
長老は人間界に幻想を抱くアランに人間界の恐ろしさを語った。それでも納得しないアランに、長老はしぶしぶ人間になれる薬を渡した。
「いいかい。人魚に戻れる薬もあるが、人間になれる薬が体中に巡ったらもう効果はない。タイムリミットは夜までだ。きっとお前は人魚に戻りたいと思うだろう。日が落ちるまでに戻ってくるんじゃよ」
長老はアランを人間にするのは嫌だったが、身をもって人間の恐ろしさを知れば、もうこんなことは言い出さないだろうと考えたのだった。


アランは海面に出てから、薬を飲んだ。ドキドキしながら、陸へ上がった。水面から出てきたのは、人間のような脚であった。
「本当に人間になったんだ…!」
アランは普段見ていた時のように、脚を使って立とうとした。ゆっくりバランスを保ちながら立ち上がってみる。
「わ、すごい」
一歩一歩地面を踏みしめる。
その場で足踏みしていると、どこからか視線を感じた。振り替えると男がこちらを見ている。
「こんにちは」
アランは笑いかけた。男は真っ裸のアランを前に戸惑いながら口を開いた。
「君、一体どこから来たんだい」
「海の中だよ」
「…俺はずっとここで釣りをしてたけど、君が海の中に入ったところを見てない。どうなってるんだ?」
「それは僕が人魚だから。ほんのすこし前までそこに住んでたんだよ」
アランは男に成り行きをすべて話した。
「ところでおじさん。この棒から白いのを出したいんだけど、どうやるか教えてくれない?きもちいいらしいんだけど」
アランは少し腰を揺らしてペニスをぷるんと跳ねさせた。男はそれまで信じられない様子だったが、その言葉を聞いて笑顔になった。
「いいとも、教えてあげよう」
アランは男の返事を聞いて、人間はなんて親切なんだろうと思った。
男は立ったままのアランの股に顔を近づける。はぁはぁと乱れた息が、アランの肌に触れる。
「この棒は、おちんぽって言うんだよ」
アランは復唱した。そして「僕のおちんぽ、きもちよくしてください」と続けた。男は興奮気味にアランのペニスにしゃぶりついた。
「あぁんっ!」
いきなり口内のあたたかさに包まれてアランは声を上げた。中で男の舌がアランのペニスの先端をレロンレロン舐める。
「あぁっあっやぁんっなにこれぇ」
ムズムズする感覚にアランは体を震わせた。
男はアランの尻に両手を回し揉みしだきながらちゅぱちゅぱとペニスをしゃぶる。
「はぁんっあぁんっあっあぁんっ変な声出ちゃうぅ…っ」
アランは男の頭を掴みなんとか立っているが慣れないせいもあってか、脚がガクガクした。
「あぁんっんんっんぁあっおじさぁんっんんっ」
「ちゅっちゅぱっおちんぽっじゅるっじゅるるっどうだい?ちゅぱっじゅぱっれろっれろっはぁっはむっじゅるるっ」
男はアランのペニスを一心不乱にしゃぶる。また尻肉も柔らかく張りがあり、手のひらに張り付くようなもちもちとした感覚がたまらなかった。
「あぁんっんぁっなんかっおかしくなるよぉっ」
男がちゅぽんっと音をたてて口を離した。口から出てきたペニスを見て、アランは驚いた。さっきまでぶらさがっていた棒が、頭を上げているのだ。
「おじさん…っおちんぽじんじんするよぉ…っ」
「大丈夫。おじさんの言うこと聞いてたら大丈夫だから」
そう言って男はアランを四つん這いにさせた。
「おちんぽ自分で握って上下に擦ってごらん」
男はアランに囁く。アランは言われた通り手を動かした。
「ふやぁあっ」
また刺激に体がビクンと反応する。驚いたが、決して手の動きは止められなかった。アランはあんあん声を出しながらペニスを扱く。
その様子を満足そうに見ながら、男はまたアランの尻肉を揉んだ。
尻肉を割り開くようにするときゅっと締まった蕾が見える。男はそこに思いきり鼻を押し付けた。そして大きく呼吸し、匂いを嗅ぐ。
「あんっおじさん…っくすぐったいよぉ…っ」
すんすんと匂いを嗅ぐ度にアランに息がかかる。もじもじと動くアランは、まるでお尻を振って誘っているかのようだった。
男は匂いを満喫したあと、舌先で蕾をつんつんとついた。
「やっなにぃ?あはぁん…っ」
「この穴、なんていうか知ってる?」
「し、知らないぃ…っあぁん教えてぇ」
「ケツマンコだよ」
「け、ケツマンコ…っ」
男はれろれろとそこを舐めた。そして少しずつ舌を侵入させる。
「あ、あっ、あぁっあぁんっ」
アナルを舐められながら、アランはペニスをひたすら扱く。いやらしいことを何も知らず言われた通りにしているアランを見て、男は優越感に浸った。男のペニスもパンパンに張り詰めている。早く挿入したくて仕方がなかった。
「き、きもちよくなるためには、このケツマンコに、おじさんのおちんぽを入れなくちゃいけないんだ」
男はそう言ってアランの割れ目にペニスを擦り付ける。そこは男の唾液と我慢汁でベタベタだった。
「どうする?」
男の質問に、アランは期待通りに答えた。
「あっあんっ入れてぇっケツマンコにおじさんのおちんぽ入れてぇんっ」
シコシコ扱きながらのおねだりに、男は理性が吹き飛んだ。
思いきりアランのアナルへ自分のペニスをぶちこんだ。
「んやぁあっ!」
ずんっと重量を感じて驚くアラン。しかし男はアランの様子を確かめることもせずいきなり腰を振った。
「あっあんっあんっやぁんっあっあぁんっ」
ぱちゅんぱちゅんぱちゅんっぐちゅっぐちゅっぬちゅうんっ
「あっあっあんんっおじさぁんっああんっおちんぽすごいよぉおっ」
「どうだちんぽ!え!?いいか!」
「あぁんっいいっこれっきもちいいですぅあはぁんっ」
激しさに耐えられず、アランは両手を地面に付いた。しかし男はそれを見逃さない。
「おい!ちんぽ扱くのやめんな!自分でやれ!」
「ごっごめんなさ…っあぁんっでもっ変になりそぉ…っ!あぁんっ」
アランがペニスを扱くたびくちゅくちゅと卑猥な音をたて汁が溢れる。ペニスとアナル同時の刺激に、アランは蕩けた。
「あぁっあぁ〜んっこれぇっこれがしたかったのぉっあぁんっすごいっ本当にきもちいいよぉっ!」
アランは以前見た人間の様子を思い出す。確かにあの時の人間もこんな格好だった。憧れの人間と同じことを出来て、アランは喜んだ。
「あぁんっ嬉しいっおちんぽハメハメ出来て嬉しいれすぅっあぁんっ」
「このっこのエロ人魚!」
「あはぁんっあんっすごいよぉ…っ人間の体さいこぉ…っあぁんっずっとハメハメしててほしいよぉ」
ぐちゅんぐちゅんぱんぱんっぬぢゅじゅぽじゅぽっ
「あっあっ奥っ奥いいっあぁ〜っあぁん」
突かれながら、アランは変な波に襲われる。
「あっあっ待って…っなんかっなんか変っあっあっ出そう…っなんか出ちゃう…っ」
そう言いながらアランのペニスを扱く手は早くなる。
「あっあっやっあっあぁあんっ!」
びゅるっびゅーっびゅるるっびゅーっ
声を上げたアランのペニスから精液が勢いよく飛び出した。それが人間が出していた白い液体であると、アランは目で見て認識した。
「あんっこれぇっ白いの出たぁっいっぱいびゅーびゅー出たよぉっ」
「俺も!俺も出すぞ!中に!中に出すからな!」
男は必死に言いながらアランの中にはめたまま射精した。
「あっあっ中に出てるのわかるよぉっ」
どくどくと中に注がれて、アランは焼けるような熱さを感じながら身震いした。
「おじさぁん…この白いのはなんていうの?」
「ミルクだよ、おちんぽミルク」
男は着々とアランに性の知識を与えていった。
「おじさん、もっとおちんぽミルクびゅーびゅーしたい、もっときもちよくしてください」
アランはペニスを男に教えられた通り扱きながらお願いした。
男は唾を飲んだ。魚が釣れないまま何時間もこの場にいたことを、やっと無意味ではなかったと実感した。


「あんっあぁんっしゅごっおちんぽしゅごいぃあぁぁんっ」
寝転ぶ男の上に股がりながら、アランは跳び跳ねるように腰を動かす。奥までがんがんペニスが当たり、アランは快感に涎を垂らした。
「やんっやぁんっもっやめられないよぉっあぁん」
「この淫乱人魚め!」
「あんっあんっおちんぽっおちんぽクセになっちゃうぅ!」
日は落ちようとしていた。空が徐々に暗くなる。アランは長老の言葉を思い出した。
タイムリミットは夜までだ。きっとお前は人魚に戻りたいと思うだろう。日が落ちるまでに戻ってくるんじゃよ。
「あっあぁんっ戻りたくないっおちんぽなくなっちゃうのやらぁあ」
こんな快感を知って、戻ることなど出来るはずがなかった。アランは日が落ちることなど気にせずに、男のペニスで乱れた。
「あぁんっおちんぽっおちんぽだいすきぃいっ!あぁんっおちんぽミルク噴射しちゃうよぉおっ」
アランはびくんびくんと震えながらまた射精した。

こうしてセックスの快感を知ったアランが海の中に入ることは、二度となかった。


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