川北前難駘高校の番長


川北前難駘高校は偏差値の高い学校だが、通う生徒は真面目な優等生ではなくヤンキーばかり。
つまり日々勉学に励まなくても授業を受けなくても素行が悪くても、試験をさせれば皆が高得点を叩き出してしまう、本物の天才たちが集まっている。
そんなギャップのある学校だが、ヤンキー校なのだからもちろん番長なるものがいる。
全校生徒四百人の頂点に立つ、川北前難駘高校の顔。
その名も、滝鷹虎。

「おはようございます鷹虎さん!!」
「おはようございます!!!」
「てめぇらもっと声出しやがれぇ!」
「おはようございますっっっ!!!!」
身長190センチを越える大柄でスキンヘッドの男がその他大勢の下っぱたちを引き連れて、黒いソファに腰かける男に挨拶をする。
「おー、はよ」
口の端を上げて笑う鷹虎を見て、スキンヘッドをはじめとした男たちは鼻を抑えた。
「あぁ!今日も見目麗しい!!このタラコ、鷹虎さんの右腕としてお側にいられること、光栄に思っております!!

スキンヘッド、もといタラコは手で抑えきれなかった鼻血をだらだら流しながら言った。
後ろのヤンキーたちも鼻血を流したり息を荒くしたりしている。
「ところでタラコ、例のモンは」
鷹虎は自分の前で感情を昂らせているヤンキーたちを無視して話を変える。
タラコは「仕入れてあります!」と一言、鷹虎にその例のモノを差し出した。
「川北前駄菓子屋のいちご牛乳です!」
「タラコ!よくやった!」
鷹虎は嬉々として早速タラコから受け取ったいちご牛乳を飲んだ。
「あぁ…!いちご牛乳を飲む鷹虎さん…!なんて可愛らしいんだ!」
ヤンキーたちは暖かな目で鷹虎のいちご牛乳を飲む姿を見守った。

川北前難駘高校のヤンキーたちは、昔から喧嘩が強く、他の高校と乱闘をしても負け無しだということは巷では誰もが知っている。
そんな高校の番長を、鷹虎の前に張っていたのは設楽興毅。
大柄な体は筋肉隆々で、喧嘩傷も多い。こめかみには皆が恐れる、大きな十字の傷がある。
誰もが恐れる番長設楽に楯突いたのが新入生として入ってきた鷹虎だった。
ヤンキーの頂点に立つことを夢見た鷹虎は早々に設楽に果たし状を送った。
新入生などめちゃくちゃに叩き潰してやろうと舐めてかかった設楽は、鷹虎を見た瞬間に、戦意を喪失した。
鷹虎は、一言で表すと可憐であった。
色が白く睫毛が長く、目は大きく、なのに顔は設楽の掌で包めてしまうのではないかと思うくらいに小さい。
身長は設楽と鷹虎の間に30センチ定規があっても足りないほど差がある小柄。
髪の色は粋がって金髪で、学ランも腕を通さず肩に掛け、形はヤンキーになっているが、設楽の目に映ったのはただの美少年だった。
設楽は今まで戦意を喪失したことなどなかった。
獣のようなあきらかに危ない見た目をした他校のヤンキーが相手でも、危なっかしい武器を持っている相手でも、どんな奴にも戦意を失うなんてことはなかった。
なのに設楽は鷹虎を殴る気にはならなかった。
鷹虎を見た瞬間の、全身殴られたかのような稲妻が走った感覚が身体中を巡っていた。
設楽は鷹虎に一目惚れをしたのだ、それも初恋である。
そんな一風変わったタイマンで、鷹虎は番長の座を手にした。
設楽はそれから鷹虎の右腕として鷹虎の下についた。今まで最強だと思われていた設楽に新入生が勝った。
設楽より強いであろう鷹虎を番長にしない理由はなかった。
そして何より鷹虎の可憐さに皆設楽のように惚れたのだ。
それが先程の番長ラブなヤンキーたちの姿に繋がるのだ。
ちなみに設楽は鷹虎からタラコと呼ばれている。彼が実際に唇が厚いことと、名前にもタラコという文字が入っていることが由来している。
様々な異名を持っていた設楽だが、何よりも愛する鷹虎がつけたこの悪口に近いあだ名の方が気に入っている。
他のヤンキーたちも大体鷹虎にあだ名をつけられていて、決して喜ばしいあだ名ではないのだが、皆その名を大事にしている。
それほど皆鷹虎を愛しく思っていた。


「た、大変です!鷹虎さん!」
ある日鷹虎とタラコ、その他ヤンキーたちがトランプのババ抜きをしていると息を切らした下っぱが走ってきた。
「また俺の負けかよ!おめーらイカサマしてんじゃねーだろーな!」
「顔に出ちゃってるのに気付かない鷹虎さん…!なんて愛らしいんだ!」
「聞いてくださいよ!!!」
きゃっきゃっとヤンキーらしかぬ雰囲気に突っ込む下っぱ。
どうした?と眉間に皺を寄せるも可憐な鷹虎に胸打たれつつ、下っぱは口を開く。
「池狭間東堂高の奴らがそこまで来てるんッスよ!」
「あぁ?」
鷹虎たちは廊下に出て窓の外を見る。
確かに池狭間東堂高校の制服を着たヤンキー達が校舎に向かって来ている。
池狭間東堂高校も、ヤンキー校である。川北前難駘高校とは違い、入試試験は名前さえ書いてあれば入学出来るような高校で、荒れに荒れまくっている。
タラコが番長を張っていた時はおとなしくしていたのだが、おそらく番長が鷹虎に変わったところを見て勝負を挑みに来たらしい。
「あいつら校舎に入ってくる気だ」
「夏休み中なのになんで学校にいること知ってんだ…」
パリーーーンッ
下の階から窓ガラスが割れる音がする。
「ちっ!正面玄関が開いてるのにわざわざ窓を割りやがって!」
「鷹虎さん、俺たちに行かせてください!」
下っぱ達が鷹虎に言う。
鷹虎は首を振った。
「いやいい。手ェ出すな。それよりUNOしよーぜ」
「ええーーーーーーっ」
鷹虎は溜まり場として使っている空き教室へ入っていった。
下の階から「出て来い鷹虎ー!」と叫ぶ声が何度もしたが鷹虎たちは出ていかなかった。

UNOでひとしきり楽しんだ鷹虎たち、もう一回しようとカードを集めているところで教室のドアが勢いよく開いた。
皆が視線を向けると、池狭間東堂高校のヤンキーたちがそこに立っていた。
「てめぇら無視してんじゃねぇぞコラ」
「鷹虎出せや!」
校内を探し回り若干疲れかけているヤンキー達が鷹虎達にガンを飛ばす。
「呼び捨てしてんじゃねぇクソが!」
タラコが睨み返す後ろで、鷹虎は冷静にヤンキーたちを見据えた。
「喧嘩吹っ掛けられる覚えはねぇが」
「うるせぇ!うちの番長、牛島さんがおめーに用があんだよ!」
「牛島…?」
鷹虎の細い眉が少し上がる。なんともピンと来ないまま、ヤンキーたちが牛島の名前を呼ぶ。
ヤンキーたちの後ろから現れたのはタラコと同じくらい体格のいい、リーゼントの男だった。
「牛島ぁ、おめーは俺に負けただろーが。今更何のようだ」
タラコが牛島を睨み付ける。
前にタラコが牛島たちと乱闘をし、タラコたちが勝ってからは牛島は一切川北前難駘高校には関わらなかったのだ。
「設楽、おめーに用はねぇ」
牛島はずいっと前に出て、鷹虎を見据えた。鷹虎も牛島を見る。張り詰めた空気を破ったのは、牛島だった。
「好きです!!!俺と付き合ってください!!!」
「えええええええええ!!!」
頭を下げながらのまさかの牛島の告白に、居合わせた一同が驚愕の声を上げた。池狭間東堂高のヤンキーたちも。
「許さぁぁぁぁぁあんんん!!」
タラコがわなわなと体を震わし唾を撒き散らしながら叫んだ。
「てめー牛島!!!俺たちの大事な鷹虎さんに愛の告白たぁいい度胸じゃねぇか!!この身のほど知らず!!今ここでミンチにしてやらぁ!!」
近くにあった金属バットを手に取って床をガンガン叩き付けた。力が強すぎてバットが折れる。
「落ち着け、タラコ」
タラコに賛同して皆がやぁやぁ騒いでいる中、当の鷹虎は冷静だった。
頬杖ついてソファに深く腰掛け脚を組んでいる可憐な鷹虎を見て、牛島は我慢できずとうとう鼻血を出した。
「で、でも鷹虎さん!あいつ鷹虎さんを見ただけで鼻血出してんッスよ?!」
自分もそうであるのに牛島を変態扱いするタラコ。鷹虎は口の端を上げて笑う。
「付き合うねぇ。面白そーだな」
「鷹虎さん!?」
「そうだな…、俺に勝ったら、付き合ってやる」


鷹虎の発言により、鷹虎をかけた勝負をすることになった。勝負方法は各校の下っぱ達が提案したものを紙に書き箱に入れてくじ引きで決めた。
対決内容はどっちが先にバテるか射精対決である。
「誰じゃこんなアホな提案した奴はあぁあぁぁぁぁ!!!」
唾を飛ばしながらタラコは叫んだ。下っぱのヤンキーたちが数人がかりでタラコの巨体を押さえる。
「決まっちまったもんは仕方ねぇ」
しかし鷹虎は引かなかった。
「勝負だ、牛島」
対決内容のくだらなさに関わらず、鷹虎はかっこよく言った。
「俺が絶対に勝ってやる」
そう言った牛島はまたもや鼻血をだらだら流していた。

下っぱが対決の合図を出し、二人の勝負は始まった。
まずベルトを外し下着ごと脱いだ鷹虎を見て、皆が平常心ではいられなくなった。敵味方に関わらず、倒れる者、鼻血を出すもの、目眩を起こす者が現れた。
「うおおおおっ!鷹虎さんの白い太股だけではなく大事なところまでも露にぃぃいいいい!!!!」
タラコに至っては力みすぎて血管がピキピキとそこら中から浮き出ている。
「おぅふっ!!」
鷹虎が脱いでいるところを見ただけでビキビキに勃起していた牛島は変な声を出しながら早速射精した。
鷹虎との間の床に精液が付着した。
「射精したのに萎えてない…」
川北前難駘高校の下っぱが牛島の巨根を目にして呟いた。確かに牛島はまだまだ元気そうである。
「手強そう…」
下っぱの言葉を聞きながら、鷹虎は牛島を見つめる。牛島の巨根が鷹虎の視線に反応してまるで違う生き物のようにピクピク動いた。我慢汁はだらだら出ている。
「…ところでタラコ」
鷹虎は腕を組んだまま棒立ちで、タラコに声をかけた。タラコは鼻血を押さえながら返事をする。
「射精って、どうしたらいいんだ」
ええええええええええっ!!!と全員が叫んだ。
「いや、マスターベーションで、ってのはわかるが…て、手ですんのか?」
鷹虎の知識は完全に保健体育の教科書から得たものである。確かに教科書は曖昧な表記で、詳細は書いていない。
鷹虎はなんとなく雰囲気はわかっていたつもりであったが、牛島の手もなにも使わない射精を見て驚いたのだった。鈍感すぎて自分の姿に興奮しただけとは考えもしないのだ。
つまり処女だとか童貞だとか、そんなことよりももっと純粋な体であった鷹虎に、皆感涙した。
(つまり…鷹虎さんはまったくの初物!!)
皆の興奮がぐんと高まった。
「手で輪を作ってこう、上下に擦るんです」
タラコが汗と鼻血をだらだら流しながら手真似をして鷹虎に教えた。
オナニーの仕方を鷹虎に教え込んでいるかと思うと、タラコの脳内は爆発してしまいそうだった。
鷹虎は素直にタラコの言うことを聞き、やっとぺニスを擦り出した。
「ふあぁっ!」
鷹虎はビクッと体を跳ねさせた。ビリビリと電撃が走ったような感覚だった。
「あっやっ、なっなんだこれぇ…っ」
鷹虎の頬がピンクに染まる。ぺニスはだんだん上を向いてきていた。先端からは我慢汁が滲んでいる。鷹虎は感じやすい体であることを、その場の全員が悟った。
「あっあっタラコぉ!手止まんな…っぁんっあぅう…っ」
くちゅくちゅくちゅぬちぬちにちゅっにちゅっ
「うおおおっ鷹虎さんがオナりながら俺の名をぉおおっ!!」
タラコは叫びながらあまりの衝撃に倒れ込んだ。
一方対戦相手である牛島も、片想いの相手が目の前で初めてのオナニーをしていることに興奮していた。こればかりはぺニスを弄らずにはいられない。
「まさかっ初めてとはっ!おふっ意外だ!!」
「はっはじめてで悪いか…っ!ぁんっううっ…ぁんっぁっぁっはぅぅ…っ」
一心不乱に鷹虎はぺニスを擦った。脚をがくがくと震わせている。火照った顔を皆愛らしく思った。
「あぁっやんっだ、めぇ…なんか出る…っ出ちゃ…っおしっこ出ちゃう…っ」
射精感を初めて迎える鷹虎はそれが尿意だと思い込み、目に涙を溜めながら震えた。
「ぁっぁっぁぁっ!やぁんっ出ちゃうぅ…っ!」
ピュッピューーッピュルッ
鷹虎のぺニスから精液が勢いよく飛び出た。
「ふぁあっぁっあっやぁあんっ」
鷹虎は喘ぎながら精液を出し終えると、へなへなと床に尻を付いた。
「こ、これが射精…」
「鷹虎さんの記念すべき初射精…!目撃したからには明日からいいことありそうだ!!」
わけのわからない事を口にしながら周りは感動していた。
「うっオォッ」
牛島は鷹虎のオナニーを間近で見れたことに感涙しながら射精した。
これで二発目だが、牛島のペニスはまだ元気にしている。
「あいつバケモンじゃねーのか!」
川北前難駘高校の下っぱたちが悲鳴をあげる。
それに引き替え、鷹虎は初めての射精をし疲れている。ペニスも萎え、くったりと床に座ってしまっている。
「こうなったら、後ろの方も試してみるしかないんじゃ…!」
下っぱが鼻血を出しながら大胆な発言をする。
「う、後ろってなんだ…?」
鷹虎が下っぱたちの方を見る。
「お尻の穴です鷹虎さん!」
「そ、そんなとこ、ど…どうすんだよ…」
普通のオナニーすら知らなかった鷹虎が、アナルを弄ることなどわかるはずがなかった。鷹虎は四つん這いになり、尻をタラコの方に向けて助けを求めた。タラコは体がもたない程興奮している。
「ゆ、指を入れるんです!」
「わ、わかんねぇよ…、タラコやってくれよ…っ」
「ええええええっ!!!」
鷹虎の発言にまた皆が驚く。タラコはまた鼻血を噴射している。そろそろ血が足りなくなりそうだ。
「そんな、俺が鷹虎さんのお尻の穴を弄るなんて!とんでもない!」
「俺がやる!俺に弄らせろ!」
タラコの言葉に牛島がなぜか名乗り出る。
「うるせー!てめぇは黙ってシコってろボケェ!」
タラコは態度一変して牛島に怒鳴り付けると、鷹虎の元へ近寄った。
「い…いいんですか鷹虎さん…」
「お、お前に任せる」
鷹虎はとにかくタラコを信頼しているのだ。こういったことに関して全くの無知である鷹虎は、タラコにすべてを任せることにした。
タラコも鷹虎の意志を感じ取り、頷いた。
「し、失礼します」
タラコは心臓をバクバクさせながら、まず鷹虎のアナルに舌を這わせた。
「ひぁっ」
鷹虎が体をびくっと震わせる。感じている鷹虎の表情を間近で見ている牛島はオカズに困ることなく扱き、射精していく。しかしなかなか衰えない。
タラコの舌は鷹虎のアナルへと入り込んだ。感じたことのない感覚に鷹虎は声を上げる。
「あっ、あぅ…っし、舌ぁ…っあっあひっ」
鷹虎のペニスは少しずつ勃ち始めている。
びちゃびちゃに濡らすと、タラコは舌を抜き指を挿入した。
「ひっあ、あ、あぁ…っあぅん、んんっ」
「い、痛くないですか?」
タラコは鷹虎を気遣いながら指を進める。鷹虎が頷くと、指を動かした。
「あ!あぁっあぁんっあっひゃあっ!」
中を掻き回されて鷹虎はまた体をびくつかせる。ペニスは刺激に反応して完全に勃起した。また我慢汁がぷっくりと先端から出ている。
タラコは鷹虎のアナルの具合を見て指を増やした。二本の指で中を弄っていく。
「あぁっ!タラコぉっ!あっあっ指っ指すご、なんだこれぇあぁんっ」
タラコの二本指は鷹虎の前立腺をとらえ、くりくりと刺激した。
「やぁあんっそこだめぇっあぁんっあんっあぁあんっ」
鷹虎のはしたない姿に牛島はまた射精する。鷹虎にも射精感が襲う。
「あっあぁっまたくるっまた来ちゃうっあぁんっあっだめぇ…っあぁあんタラコぉ…っ!」
鷹虎は脚をガクガク震わせながら射精した。
タラコは息を荒くしながらも理性を働かせ、指を優しく引き抜いた。
鷹虎は床にうつ伏せた。高く上げられた尻は下っぱ皆の注目を浴びる。アナルはひくひくと疼いていた。
「うしろ…すご……っ」
しかし鷹虎は射精するごとにペニスが萎えてしまう。それは至って普通だが勝負相手の牛島は違う。すでに鷹虎の倍射精しているにも関わらず未だ勃起は続いている。その上精液も尽きていない。周りはそんな牛島の絶倫ぶりにドン引きした。
「あいつのちんこバカになってんじゃねぇか…」
「あんなのと鷹虎さんが付き合ったら鷹虎さんの体がもたねぇ…!」
下っぱはひたすら心配の目を向ける。
「牛島さん!勝てそうッスね!」
一方池狭間東堂高校のヤンキーたちは牛島に黄色い声を送る。
しかし牛島はペニスを扱きながらも微妙な表情をしている。
「どうかしたんですか…?」
「いや……。なんか手だけじゃ気が乗らねぇなぁ」
四回も射精しておいてこの言葉である。オカズとしては鷹虎の破廉恥な姿を見ているだけで充分なのだが直接的な刺激を牛島は欲していた。
「で、でもオナホとかないッスよ…」
「うーん」
牛島は考える。そして尻を上げたまま倒れている鷹虎の姿を見てひらめいた。
「お前の穴貸せよ」
牛島は近くにいた下っぱを指差し言った。
「えっ!?」
まさかの発言にその場の全員が驚いた。しかし牛島は至って真剣だ。
「べつに何して射精しようがいいよなぁ。そっちも設楽が協力してんだしよ」
「や…こっちは別になんでもいいが…」
問題はオナホ代わりにされる奴だろ。っと誰しもが心の中で思った。
しかし忠誠心あついヤンキーは、下半身だけ脱いで牛島の前で四つん這いになった。
「う、牛島さん…俺、初めてなんで…っ優しくしてください…っ」
涙目の下っぱはそう言って自分で尻肉を割り開きアナルを見せつけた。牛島は軽く返事をすると下っぱのアナルへペニスを挿入した。
「あっあっあぁ〜〜っ!牛島さぁんっあんんっ」
「おー気持ちいいぜ!」
牛島は早速腰を振る。
ぬちゅぐちゅっぱちゅっぱちゅっ
「あっあっあっあっんっあんっあんっ」
いきなりセックスが始まり、川北前難駘高校側は牛島たちに釘付けになった。そして下っぱたちは自分達が川北前難駘高校であったことを心底感謝した。あんな巨根を受け入れたくはないのだ。
「た、タラコ…あれなんだ…?セックスってやつか?」
鷹虎はまたタラコに質問をする。正直タラコは勃起が治まらなかった。こんなに性的な鷹虎は見たことがなかったのだ。
「男の場合はお尻の穴を使うんです…。さっきの指みたいに」
「そ、そうなのか…」
鷹虎は唾を飲み込んだ。
牛島は完全に鷹虎を上回る知識で射精していく。このままでは牛島には勝てないかもしれない。鷹虎は少し焦った。
「あっあっ牛島さっあぁんっ」
「タラコ…俺の中にもちんこ入れてくれ…っ」
鷹虎の発言にまた空気が凍ってしまった。あのグチュグチュと解された穴にちんこを突っ込めるのか!?と全員が興奮し出した。
「タラコ、頼む…」
悩殺ポーズとも気付かずに、鷹虎はさっきまで弄られていた穴を指でくぱっと広げた。
タラコの頭から煙が出始める。
「お、俺の、俺のちんこが、鷹虎さんの神聖なる穴に、お、お邪魔するなんて…っ」
「タラコぉ」
「俺にはできないぃぃぃいいいいいっっ!!!!」
ブシューーーーッと勢いよく鼻血を噴き出したタラコは白目を向きながら後ろへ倒れていった。
「タラコさぁぁあんんっ!」
「無理もないぜ…鷹虎さんにあんなこと言われたらフリーズするに決まってる…!」
「でもこのままじゃ鷹虎さんが負けてしまう!」
下っぱは焦り出す。タラコが戦闘不能になった今、代わりを出すしか他はないのだが、タラコが出来なかったことを下っぱが出来るわけがなかった。
鷹虎のアナルを掻き回すことに関しては興味があっても、実際は恐れ多くて行動には出せないのだ。
「俺はまたイクぜ!鷹虎っこりゃあ俺の勝ちみてーだな!」
「あっあっああんっ牛島さんの精液出てるぅっあぁんっ」
パコパコしながらドヤ顔で牛島が言う。
「くそ……っ」
鷹虎は対抗して自分でアナルへ指を入れてみるが、自分の細い指ではまったく気持ちが上がらない。
「ちんこでグチュグチュされたら絶対イけるのに…っあぅ…っ」
そんな時、下っぱが一人声を上げた。
「鷹虎さん!騎乗位です!タラコさんのちんこはまだ勃起してます!」
下っぱの言葉に皆が倒れているタラコの股間に目を向ける。確かにタラコは興奮のあまり勃起している。下っぱは鷹虎に自分で挿入するように言った。
鷹虎は戸惑いながらも頷いて、タラコのジッパーを下ろしぺニスを露にした。
タラコのぺニスもなかなかの大きさで、血管が浮いている。鷹虎はごくんと唾を飲み込んだ。
「い、いれるぞ…っ」
鷹虎はタラコの体を跨がると、アナルへあてがった。
「ん、んん〜…っんんっ」
鷹虎は太いぺニスを入れるのに苦労したが、腰をゆっくり下ろして完全に挿入した。
「あ、あ、ちんこ…っビクビクしてる…っ」
このあとはどうしたらいいのか、とよくわかっていない鷹虎の目の前で、牛島とその下っぱのセックスが繰り広げられていく。
「あぁ〜んっ牛島さんっ激しっぁんっそんな抜き差ししちゃだめれすぅ…っ!あっあっあっあぁんっ」
「ぬ、抜き差ししたらいいのか…?」
二人の様子を見て、鷹虎はゆっくりとちんこを抜くように上に上がってからまた奥まで差すように下がってみた。
「あぅんっ!」
確かに鷹虎の体に快感が走る。
指よりも太いもので中を突かれる感覚が気持ちよく感じた。
「ほん、とっだ、ぁんっこれ、ぁんっすご…っあぁんっ」
鷹虎はあまりの気持ちよさに激しく腰を動かしていく。
「あぁん止まんな…っぁっあっあっあはぁんっ」
ヌポポ…パチュンッ、ヌポポ…パチュンッ
繰り返される刺激。鷹虎のぺニスは動く度に揺れている。
「う…っ」
しばらく続けていると、タラコが呻いた。一同はタラコが目覚めたのかと思ったが違う。
「えっ、あぅっやんっ中出てるっ」
タラコは倒れたまま射精したのだった。大量の精液を、鷹虎の中に出していった。鷹虎は中に勢いよく射精される感覚に身を震わせながら自分も射精した。
「あんっああんっちんこすごいぃっ」
鷹虎の精液も牛島の精液も、未だ耐えることがない。
二人の戦いはしばらく続いた。




そして。
「牛島さんっ牛島さんっ中ぁっ俺の中種付けしてくださいっ牛島さぁんっ」
牛島の相手をしていた下っぱが叫ぶ。寝転んでいた牛島はゆっくり口を開いた。
「悪いが……、もう、出ねぇ…」
「いやぁん牛島さん、足りないよぉーっ!」
出しに出しまくった牛島はばったりと倒れた。むしろ相手をしていた下っぱの方が元気そうである。
一方鷹虎は、
「あぅ、も、出ないぃ…っ」
タラコのぺニスをくわえたまま自分のぺニスを扱き、限界ながらも微量の薄い色をした精液を出した。
「鷹虎の勝利ーーーーーーッ!!!!」
下っぱの声が教室中に響いた。
「いい勝負だったぜ、鷹虎…」
「おう」
牛島率いる池狭間東堂高校のヤンキーたちは皆おとなしく、川北前難駘高校の校舎から立ち去っていった。
こうして、鷹虎の青春をかけた勝負も、見事川北前難駘高校の勝利となり幕を閉じた。


後の牛島はというと、今回の勝負で相手をしていた下っぱと付き合うこととなった。
また川北前難駘高校のヤンキーたちは、鷹虎がセックスの気持ちよさに目覚めたため、最近ではUNOよりもセックスをして遊んでいるらしい。


「あっあんあんっタラコぉっあぁんっ」
「鷹虎さぁあんッッッ!!」
川北前難駘高校は偏差値の良いヤンキー校。
今日も、鼻から出た大量の鮮血が飛ぶ。


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