メロメロンジュース



飲ませた相手を自分にメロメロにさせるメロメロンジュースを手に入れかけたが、この俺にそんなエロ秘密道具ド定番な代物は必要なかった。
真も青も佐谷も、そんなもの使わなくたって俺に惚れている。
そう思って今日は秘密道具をなんにも持たずに登校した。

「えー今日は転校生を紹介する」
朝のHRで担任がそう言った。
クラス中がざわざわ騒ぐ。
真もなんだかそわそわしていた。
担任が入るように指示すると、廊下で待機していた転校生が教室に入ってきた。
担任が黒板に転校生の名前を書いていく。
「仁科眞澄くんだ。皆仲良くするように」
「よろしく」
皆転校生に圧倒されていた。
眞澄は誰がどう見てもイケメンだった。
イケメンの部類、とかではない。もはやこいつがその筆頭だと言うくらいだ。
そして発したたった四文字の言葉を聞いただけでもイケボだった。
男子高なのになぜか皆がそわそわしている。
「なんかすげーかっこいい奴だな」
真が俺に話しかけてくる。
「俺は真の方が好みだけどな」
「へ」
そう言うと真は真っ赤な顔をして恥ずかしそうに俯いた。
俺への愛は変わらないらしい。
「じゃあ席はそうだなぁ…これを機に席替えでもするかな」
クラスの前側の席の奴らが喜んだ。
眞澄は今から仲間となるクラスメイトを見渡していた。
どこからどう見ても眞澄はイケメンだ。
しかし、なぜだか俺のちんこは反応しなかった。
こいつにエッチなことをしてやりたいなんて、一つもそんな気が起こらない。
「隆康、席隣だといいな」
真はそわそわしながら俺に言ってきた。
こいつの方が百倍可愛いし、今すぐにでもちんこハメてやりたい。


席替えはくじ引きだった。
奇跡的にも俺と真は列を挟んで隣同士で、真の真隣りはなんと眞澄だった。
「真くん、よろしく」
「あ、よろしく…」
真はイケメンの眞澄に話しかけられてなんだか緊張している様子だった。
俺が隣りにいるというのに。
二人の様子を見ていると、眞澄が俺の方を見てきた。
「あ、こいつは隆康…、俺たち仲良いんだ」
なぜか真が俺を紹介する。
「へえ、そう。隆康くん、僕とも仲良くしてくれよ」
真に話しかけた時とは違って、眞澄の言葉には心がこもっていなかった。
嫌な奴。なんだかそう思った。
「そうだ、真くん、これあげるよ」
眞澄は鞄の中からペットボトルのジュースを取り出した。
「え、あ、ありがとう」
「飲んでみてよ、すごく美味しいから」
俺はその様子を頬杖を付きながら見ていた。
真はペットボトルの蓋を開ける。
「めっちゃ甘い匂いするな…メロンジュース?」
真の言葉に俺ははっとした。
真が今から飲もうとしているのって、メロメロンジュースじゃないか?
なんだかパッケージが似ている気がする。
「あ、おい、真…っ」
俺が止める前に、真はメロメロンジュースを飲んでしまった。
眞澄はなぜか口の端を上げて笑っていた。
なんでこいつがメロメロンジュースを。
「眞澄くん、本当にかっこいい」
真が露骨に目をとろんとさせながら突然そんなことを言い出した。
「そんなことないよ」
ジュースを飲ませたくせに眞澄は謙遜する。
真は授業が始まってもずっと隣の眞澄のことを見つめていて、俺の方は一切見なかった。


「眞澄くん、一緒に帰ろ?」
放課後になっても真は眞澄に夢中になっていた。
「おい真、実くんのお迎えはいいのかよ」
「隆康行っといてよ」
まさかの返事に俺はびびる。
なんで眞澄と一緒に帰るために俺が迎えに行かなきゃならないんだよ。
「バカ言うなお前の仕事だろ」
俺が止めるのも聞かずに、真は眞澄と生徒玄関の方へ歩いて行った。
おいおいおいマジか。
なんで俺が。
眞澄の奴、一目見た瞬間から嫌いだったけど、やっぱ嫌いだ。

「たかにぃ、わんわん」
保育園からの帰り道、実くんは犬を見かける度に俺に教えてくれた。
しかしそれどころではない。
俺は手を繋いで歩いているんじゃ間に合わないと思い、実くんをおんぶして真の家に急いだ。


玄関の扉は鍵がかかっていなかった。
開けると真の靴ともう一足知らないスニーカーが脱いである。
絶対眞澄のだ。
「実くん、おねんねしよーな」
俺はいつも実くんが寝てる部屋に行って布団を敷いた。
「たかにぃ、えほんよんで」
なんで俺が実くんのお昼寝をサポートしなきゃいけないんだ!
そう思いながら実くんが持ってきた絵本を開く。
「むかしむかしあるところに」
「くーーーーーー」
実くんはすぐさま寝息を立てた。
寝付くの早い!!!
寝付くの遅いって聞いてたから心配だったがこれなら問題ない。
俺はこっそりと実くんの部屋から抜け出して、真の部屋に向かった。

「あっあっ、あんっ眞澄くんっそんなにしちゃだめぇ…っ」
部屋の前まで来ると真の声が聞こえた。
案の定喘いでやがる。
俺は音を立ててドアを開けた。
「ん?」
眞澄が振り返って俺を見る。
ベッドには下半身を丸出しにして勃起ちんこを弄くられている真がいた。
「お前なにやってんだよ」
俺は苛々して睨むが、眞澄は冷静な顔をしている。
「真くんがシてほしいってねだるから」
眞澄はそう言って真のちんこを口に咥えた。
「やっあぁっ!あんっ眞澄くんっあっあっぺろぺろいいよぉ…っ!」
真が悶える。
俺は真の方に近寄って、おでこをぺしんっと叩いた。
「おい真。なに他の男にしゃぶらせてんだよ」
「あっあんっらって、気持ちいいんだもん…!あぁっあんっあんっ」
真は眞澄の髪の毛を掴んで腰をうねうね揺らしていた。
「可愛いね、真くん」
「そ、んなぁ…っあっあっ嬉しくなっちゃうっあぁんっちんこ喜んじゃうよぉ…っ!」
俺は勝ち誇ったような顔で真のちんこを弄くる眞澄の頭をド突いた。
「なにするんだよ邪魔しないでくれるかな」
「お前ふざけんなよ、真の可愛がり方は俺が一番知ってんだよ」
俺は真のワイシャツのボタンを外した。
ピンク色の乳首は変わらずいやらしい。
眞澄もあまりのエロさに目が釘付けになっていた。
「隆康…っ、なに…やぁんっ!」
不安げに見つめてくる真の乳首を抓った。
さっきよりも高い声をあげて体を跳ねさせる。
「あっあっ乳首抓っちゃ…っあぁんっ」
俺は片方を強く抓り、もう片方を優しく舐めた。
指と舌で弄くり回すと真はひくひくする。
「あぁっあんっ乳首取れちゃう…っはぁんっあぁっあぁあんっ」
真の乱れように眞澄は驚いていた。
俺がちらっと見ると眞澄は少し悔しそうにするが、負けたくないのか真のちんこを口に咥えジュポジュポしゃぶりだす。
「ひんっあっあっ!あぁあっだめっだめぇっあっあっやぁんっ!」
真は可愛い声を上げながら悶えた。
俺は真の乳首を優しく噛む。
「ひぃっあっあぁっ!隆康っあぁんっ乳首いいよぉっあっあっ感じちゃうぅっ!」
「イッていいぜ、真」
「んんっあぁ〜〜…っ!イクっイクぅ…!精液れちゃうぅっ!」
真はビクビクしながらイッた。
眞澄がしつこくしゃぶっているから眞澄の口内に精液が全部出て行く。
「んっ、は…いっぱい出たね、真くん」
眞澄は全部飲み干してそう言った。
「何自分がイかせたみたいな顔してんだ…俺がイかせたんだ」
「今真くんが惚れてるのは僕だ、僕が彼を気持ちよくしてあげたんだよ」
眞澄は偉そうな笑みを浮かべて俺を見る。
話が分からない奴でムカつく。
俺は息を乱してる真の方を向いた。
「おい真、今どっちでイッたんだよ」
真は俺の質問に顔を赤く染めた。
「た…、隆康が…乳首、いっぱい弄るから…っ」
期待通りの言葉に、ほらなと言うように俺は眞澄に目を向けた。
眞澄は信じられないって顔をする。
そして真はそんな眞澄を気にもせず俺の制服の袖を掴んで引っ張った。
「隆康…っ、お願い…、エッチして…」
可愛い奴。
一気にちんこ勃った。
「おかしい…そんなはずは…。確かにジュースは飲んだ…。効果が切れるには早すぎる…」
眞澄が呆然とする横で俺は真の脚を広げた。
「そんな道具使わなくても、真は俺にメロメロなんだよバーカ。かわいそうだから部屋の隅でシコるくらいなら許してやる」
「くそ…なんで君みたいなクズを…」
「お前もクズだろーが」
悔しそうにする眞澄を無視して、俺は真の穴にちんこを挿入した。
「あぁっあんっ嬉しい…っ隆康のちんこぉ…っ!」
真の穴は俺にハメられて喜んでるかのようにきゅんきゅん締めつけてきた。
「おいなんだよ真、見られて感じてんのか?」
「あっあんっちが、あぁんっ隆康とエッチできるの、嬉しいからぁ…っ!」
俺は唾を飲んだ。
最近いろんな男とエッチしたけど、やっぱり真が一番可愛い。
「隆康ぅ、あっあっ!ぐちゅぐちゅ気持ちいいよぉ…っあぁんっ」
俺は腰を振って真の中をごりごりと責めた。
「やぁあんっあんっ隆康っあぁっいいよぉっあぁんっ!」
「すげー締まる…っ、」
俺は真にハメながら、おとなしくなっていた眞澄に目を向けた。
眞澄はなぜか真っ赤な顔をして、戸惑いながら俺たちを見ている。
「おい眞澄」
「ひぇっ!?」
名前を呼んだらさっきの威勢はどこへ言ったのか変な声を出してビクッと肩を揺らした。
なんだこいつ。
そう思ってじっと見ると、眞澄は焦りだす。
ははーん。
俺はわかったぞ。
「お前童貞だな」
「!!」
図星だったらしく眞澄は赤い顔のまま下唇を噛んで、弱々しい目で俺を睨みつけてきた。
「自分に惚れさせてエッチなことしようなんて童貞が考えそうだもんなぁ」
「うるさいなぁ…っ!」
眞澄は立ち上がって俺を勢いよく指差した。
「絶対に真くんを奪ってやる…!覚えておけよ」
「あぁあんっ!」
眞澄の方を見ながら穴を突き上げると、真がめちゃくちゃいやらしく喘ぎだした。
その様子を見てまた眞澄は顔を赤くする。
そして逃げるように去って行った。
「真、あいつ帰っちまった。見られて興奮してたのにな?」
俺はハメながら真の乳首を弄った。
「やっあんっ俺はぁ…っ隆康がいいからぁっ…!あぁんっ隆康っ隆康ぅ…っ!んあぁあっ」
涙目になりながら真は俺をじっと見つめてくる。
俺がここに来るのがあとちょっと遅かったら、眞澄は真で童貞卒業していたんだろうか。
「真、お前、俺以外のちんこハメんなよ」
前立腺にちんこをごりごり当てながら、俺は真に言った。
「ひぁあんっあぁんっ俺っ隆康だけっあぁんっ隆康じゃないとヤだからぁっ!あぁんっ」
「ちゃんと言えよ、ここが誰のものか、自分で言ってみな」
「んひっいっあっお、俺の…っ俺のおまんこはっ隆康専用れすっ…!隆康のちんこしかっ入れちゃダメなっおまんこです…っ!だからぁっいっぱいぐちゅぐちゅしてぇっ」
望んでる以上のことを言ってくれる真は本当に可愛い。
いじめたくなるのはもちろんだが、他の奴らとは違ってなんだか甘やかしたくもなる。
「ああ、忘れんなよ真」
俺はそう言って奥までガンガンと勢いよく突き上げた。
「あぁんっあんっ奥っ奥ぅっ隆康のちんこ奥まで来てるよぉっあぁあんっ」
「奥に出してやるからな、真」
「あっあっ出してぇっ隆康の精液っ奥に注いでぇっあぁんっ俺もっ俺もイッちゃうぅ…っ!」
俺たちは一緒にイッた。
真の中はものすごく締まって、全部搾り取られてしまうんじゃって思うくらいだった。


「み、実のこと、ありがとな…」
帰り際、玄関で真が恥ずかしそうに言った。
「や、べつに。じゃ、また学校でな」
「あっ…」
玄関の扉を開けて出ようとする俺を、真は焦って呼び止めた。
振り返ると顔を赤くして恥ずかしそうにしている。
「どうした?」
「あ、えっと…、その…さっき…、隆康に言ったことだけど……」
真は言いにくそうにしている。
俺専用だのどうのこうの言ったことだろうか。
「えっと……、お、玩具は……挿れてもいい……の、かな……と思って……」
真は真っ赤な頬を緩めて微笑んだ。
こいつ玩具使ってんのかよ。
「………あ、……うん……」

可愛い顔して、結構エグい。


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