感じる会



「あのー…、感じる会の者です。お話だけでも聞いていただけませんか?」

度々訪ねてくる感じる会。この宗教の奴らは完全に騙されている。
俺はテレビモニターで顔を確認して、顔がいい奴の時は話を聞くようにしている。

「感じる会というのは、体の中に溜まっている悪質の源を放出して幸せになるための会です」
二十代くらいだろうか。
可愛い顔した男が説明する。
何回聞いても嘘くさい説明だ。
「どうやって放出すんの?」
俺は毎回この質問をする。
「感じる会に入っていただくと、十万円でこちらの放出器を購入することが出来ます」
大体そう言ってこいつらが出してくるのは大人の玩具だ。
放出器なんて言っているがどこからどう見てもバイブ。
それなのにまるで本当に数珠やヒーリングストーンなどを紹介するかのような平然とした顔をしている。
「それどうやって使うの?実際に見てみないとなんともなぁ」
いつもこう言ってやるのだが、こいつらは動じない。
バイブを本当に放出器だと思いこんでいる。
「こう使います」
男はそう言って躊躇いなく下半身裸になり、脚を広げアナルに放出器を当てた。
そして中にぐいぐい押し込んでいく。
宗教の一環で毎回行っているせいか、慣らさなくてもすぐ入っていくようだ。
「え?ちょっと見えないなぁ……」
俺のわざとらしい言葉にもきちんと対応し、男はすぐ玄関のドアに手をつき俺に見えやすいように尻を突き出した。
片方の手で尻肉を割り開きバイブを押し進める。
「こ、ここに放出器を挿入していきます」
「へぇー」
まじまじとこんなエロいところを見られてラッキーだ。
男はさらにバイブのスイッチを入れた。
「んぁっ
バイブがぐいんぐいん動き出す。
「今どういう状況なの?」
どう見てもアナルにバイブをはめてるとしか言い様のない状況だか、こいつらに言わせれば違う。
「い、今は、はぁっ放出器が私の体内を掻き回して、あんっ悪いものを取り除いているところですっあっあんっ
「へーーー」
「こ、これを見てください」
男がくるりと振り返る。
男のちんこがビンビンに勃起していた。
「こうやって大きくなるのは、中に悪いものが、っ、ぁっある証拠です。放出器は、中を掻き回して、あっここの先端から悪いものを放出させ、んっる、ぅ…っのです…っ
真面目な顔しながら時折ひんひん鳴くこの男。えろい。
「これ触ってみてもいい?」
放出器を指差すと、男は俺が放出器に興味を持ったのかと都合よく勘違いしてくれた。
快く尻を突き出す。
俺はそのバイブを手でぐちょぐちょ動かした。
「あっあっあんっあっ
男が体をびくびくさせる。
俺が抜き差しすると男はいい声を出した。
「あっあんっあーんんーっ
「どう?そろそろ出そう?」
「まっ、まだぁ…っまだ出ませんっ…あっあんんっ
男はぐいんぐいん腰を回す。
「あっあっあんんっほ、放出器をっあっあっも、もうすこしっあんっみ、みぎに…っ
「え?ここ?」
ぐちょっぐちゅっぐちゅっぐちょっ
「あっあんんっも、っとあんっ上…っ
「ここかな?」
わざと少し抜いて動かすと、じれったそうな声を上げる。
「あっやだっもっと、奥ですぅ…はぁはぁん…っ
「ここか!」
ぐりぃっとある一点にバイブを捩じ込むと、男がびくんびくんっと跳ねた。
「あぁあんっあっはぁっそこっそこですっそこを狙ってっあぁんっほ、しゅつきっぐりぐりしてください…っ
ぐりぐりぐりごりごりゅごりゅっぐちゅぐちゅとぐちゅぐちゅっ
「あぁあんっあんっあぁっいいっあはっあはぁんっんひぃいっ
男は身を捩らせて手をついていた扉をガタガタいわせながら喘いだ。
「あはぁっあぁっ来そうっあぁんっ出、出りゅ…っあぁんっわるいのっあひっひぁ…っれますっあっあんっ
男は犬がマーキングするみたいに片脚を大きく上げる。
「あっあんっ見ててっあはっわるいのっあぁんっ先っぽから出りゅから…っあはっ見ててくりゃさいぃ…っあはっあぁああんっ
ビンビンに勃起したちんこを見せつける男はぶるっと震えなが、精液を噴射させた。

今日の男は今まで来た勧誘の中で一番そそる。
俺は身なりを整え終わった男に質問した。
「ちなみに、感じる会ってのは、何人くらいの規模なの?」
「えっと、今はまだ百人くらいで…」
さっきまであんあん喘いでた男が急におとなしそうにしながら答える。
それにしても百人とは。
宗教としては全然人が足りていないくらいかもしれないが、放出器とか言いながら尻穴にバイブ突っ込んであんあん言ってる男たちがそんなにもいると思うと興味が湧く。
「週末には地域別の集会所で放出しています」
一つの部屋で何人もの男たちがあんあん喘いで身を捩りながら射精しているのか…。
見た過ぎる。
「俺入るわ!」
俺はエロエロな現場を見た過ぎて勢いで言ってしまった。



しかし。
感じる会に入るというのはつまり、俺の尻にも放出器をハメられるってことなのだが、俺はそれをすっかり忘れていた。
「あっあっあっだめっだめっだめっあぁあっ
俺の今まで入れることには使ったことがない穴に放出器という名のバイブが入れられる。
「これで悪いものを体から出して気持ちよくなりましょう」
ズブズブとハメられ、放出器は中でぐちゅぐちゅと暴れまくった。
「あはっあぁあんっあんっだめぇっあぁんっぐちゅぐちゅしちゃっあぁあんっ
ブブブブブッグイングイングイングインッ
「あぁあんっあはっあはっやめっあはぁんっおっおっおっあぁあ〜〜っあぁあんっ
放出器は機械とは思えないほどいろいろな動きで俺の中を抉る。
周りを見渡すと、裸の男たちが放出器をハメられ悶えている。
四つん這いの男やM字に脚を開いてる男、痙攣しながら悪いものを出している男。
俺もこんな姿なのかと思うとちんこからはだらだら汁が溢れだした。
「あぁあっあんっあぁんっらめっれちゃっあはぁっれちゃっれちゃうぅ…っ
俺は最終的に自分で放出器をぐちゅぐちゅ掻き回しながら、悪いものを放出させた。
しかし放出器を抜くことは許されない。
まだまだちんこが上を向いている。
悪いものがまだ体の中に残っているのだ。
俺は放出器の振動レベルを最強にした。
「あぁあああんっあはぁあんっやっやぁあんっあはっあはっしゅごっあぁあんっいいっいいよぉっあはぁあんっわるいお汁いっぱいらしたいのぉっあぁあはんっぐちゅぐちゅいいっいいっもっとっもっとぉおんっあはぁあ〜〜〜んっ

俺は目覚めてしまった。

「ね、すごいでしょう。今度はあなたも、勧誘しに行きましょうね」
ひいひい言っている俺を見つめながら、俺を勧誘してきた男は言った。
俺はそれにこくこく頷きながら、悪いものを放出した。

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