綾瀬と佐倉


『あっあぁっ気持ちいっあぁんっだめぇイッちゃうぅっあぁんっ』
「……………っ」
自分の昨日の恥態を思い出して、綾瀬は自己嫌悪に陥っていた。
処理課に異動してからなんだかんだで処理行為に快感を感じてはいるが、やはり素に戻ると後悔するのだ。
あんなのは俺じゃない、なんで処理して悦んでんだ。
綾瀬は眉間に皺を寄せる毎日だった。
ただ頭ではそうでも体は違った。
休日でも体がうずうずしてくるのだ。
今日も買い物中、体が熱を持ち始めた。
男とすれ違う度に相手の股間へ目が移ってしまう。
やばい、と思った綾瀬は下半身に集まった熱をどうにかしないといけないため、仕方なく近くのトイレで鎮めようとしたのだが。
「あれー!綾瀬だぁ!」
「げっ」
前方からぶんぶんと勢いよく手を振るのは、男の子…ではなく、佐倉。
にこやかに綾瀬の方へ駆け寄って来ていた。
「綾瀬も休みなんだね!」
「わ、悪いけど俺、急いでるから…っ」
そう言って気付かれないように逃げようとする綾瀬の手を、佐倉は見た目に似合わぬ力で掴んだ。
「どこに、急いでんの?」
にこやかな笑みに暗黒の闇を、綾瀬は見た。


「ひっあっ、あ〜っや、やめっあぁっ

綾瀬はトイレの個室の中でアナルを佐倉に弄られていた。
「あははー、綾瀬のお尻ぐちょぐちょだぁ」
佐倉は笑いながら指で掻き回した。
佐倉の手は子供のように小さいので、大人の指よりは奥までいかないが、細いために指が三本も余裕で入っている。
「ひぁっあぁっふぅ…っはぁ、あぁっ」
綾瀬のぺニスは我慢汁が溢れていた。
嫌悪しながらも高ぶっていた体は、自分自身でするよりもテクニックのある佐倉に刺激されるとより快感を感じたのだ。
「やっあんんっあぁ〜っあっあうぅんっ」
「綾瀬もすっかり処理課に馴染んでるね」
そう言われて自分が処理課に異動になった時のことを思い出した。
嫌々言いながらも最後は大勢の前でぺニスをアナルにはめられながら放尿までしてしまったのだ。思い出しただけでゾッとするが、しかしなぜかアナルを締め付けてしまう。
「すごいね」
可笑しそうに佐倉は笑い、チュポッと指を一気に引き抜いた。
「あぅんっ」
綾瀬のアナルは自分でもわかるくらいに、物足りなさを感じてヒクついていた。
「あはは、綾瀬っていんら〜ん」
「く…っそ、」
綾瀬は羞恥で顔を赤くしながら、しかし佐倉に仕返ししてやろうと、体勢を変えて佐倉のズボンを下着ごと脱がした。
「わぁっ」
なんだかんだ言っていた佐倉のぺニスも、ぴょこんと上を向いていた。
「あんただって、見かけによらずスケベじゃねーの」
綾瀬はしたり顔で、佐倉のぺニスを手で擦り上げた。
「ふあっあっおちんちんだめぇっあぅっあぁん」
「もうビチャビチャ…」
綾瀬の手は佐倉の我慢汁で濡れてしまっていた。
「誰が淫乱だって?」
にやりと笑う綾瀬に、佐倉は頬を膨らました。
「綾瀬のくせにぃ〜っ!んじゃっ、先に出しちゃった方が淫乱!」
佐倉の変な提案に、綾瀬はなぜか頷いた。

洋式のトイレに座った綾瀬の上に佐倉は向かい合わせに乗っかり、お互いのぺニスを擦り合わせた。
クチクチヌッヌルックチュクチュ
「ふあっあっんんっあぁ、あぅ…っ」
「あっあんっあんっはぁんっ」
まるでぺニスでキスをしているように先端を刺激し合う二人はびくびく反応している。自分の目の前にいる相手のいやらしい表情や漏れる吐息と喘ぎ、そして我慢汁を溢れさせながらくにくにと動いているぺニス…視覚的にも二人は快感を感じた。
「あぁっはっあん…早くイけよ…っあぁん」
「そっちこそぉ…っあぁんっあふぅ」
しばらく意地を張りながら擦り合わせていたが、お互いに我慢の限界が来ていた。
最終的にお互いのぺニスに手を伸ばし思いきり扱きながら、二人は絶頂を迎えた。
「あぁっやっイッちゃっもっ無理ぃ…っあぁ〜っあぁあんっ」
「やっあっミルクっミルク出ちゃうっはあっあっはあぁあんっ」
ビュルビュルッドピュッビューッ
二人は精液まみれになり、結局どちらが淫乱なのかはわからなかった。


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