タイムスリップ時計


タイムスリップ出来る時計を手に入れた。時計の時間をセットすると五年後でも十年後でもスリップ出来る。

俺は町の中学校に足を運んだ。時計の時間を十年後に設定すると、景色が一瞬パッと明るくなった。そしてあっと思った時にはもう、未来になっていた。
さっきまで静かだった運動場に、生徒たちが溢れている。
俺は校舎に近づき教室の窓から見えるカレンダーを確認した。確かに十年後だ。
よし、これで目的が達成されそうだ。
問題は十年後の姿を見つけられるか、ってところだが。
「お前らぁ、俺置いて帰んのかよー」
立ち尽くしている俺の上から声がした。見上げればベランダから生徒がこちらを覗き込んでいる。
「宿題してこねぇお前が悪いんだろーっ!」
俺の近くにいた生徒たちが上を向いて笑っている。どうやら仲間内の一人だけが居残りになっているらしい。
「俺らゲーセン行くから早く終わらせて来いよー」
「待っててくれてもいいだろーっ」
「あはは、じゃあまたな実ー!」
手を振って去っていく生徒たち。俺はベランダで拗ねた顔をしている生徒を見た。
確かに面影がある。
俺の親友の真が可愛がってる弟、実くんだ。
案外早く見つかった。

俺は校舎に入っていった。卒業生ですって言ったらするっと入れた。
実くんがいた教室を目当てに階段を上がる。
そして教室のドアからちらりと覗くと、頬杖をついて不貞腐れている実くんがいた。ペンを回している。どうやら問題が解けないらしい。
俺はたまたま立ち寄った卒業生を装って教室のドアを開けた。
音に気づいた実くんは顔を上げる。
「居残り?」
「…そう、っす」
「教科何?先生は誰?」
「数学…北野田の」
馴れ馴れしく話しかけ前の席に勝手に座り出す俺に、実くんは警戒心剥き出しにしながらも答えてくれる。
「あー、あいつむかつくよな」
「え、知ってんッスか?」
「あいつ俺らの担任だったもん」
「まじっすかー!」
実くんは俺が卒業生だとわかった途端に笑いながら話し出した。まぁ北野田なんて奴知らないんだけど。
話していると実くんは数学が苦手でなかなか問題が解けないとぼやいたので、教えてあげた。べつに勉強が得意ってわけでもないけど、中学レベルだからなんとかなった。
最後までやり遂げた実くんは、嬉しそうに笑った。
「先輩のおかげで終わりました!」
「いえいえ」
俺のことを先輩なんて呼んでくれている。兄貴に似て可愛い奴だ。
このまま実くんは仲間の元へと行ってしまいそうだったので、俺は目的を果たす行動に出た。
「そういや、教え忘れてたことがあるんだけど」



パチュンパチュンパチュンパチュンッ
「あっあっあぁ〜っ先輩っあぁんっ」
俺は旧校舎の人気のないトイレで、実くんにちんこをハメていた。
いつも真にくっついてるあの小さい実くんにまさかハメれるなんて、最高だ。
こんなに美味しそうに成長しているんだからたまらない。
「オナニーより気持ちいいだろ?」
「あはっあっあっすごいっあっあぁんっ」
俺は前立腺を狙って腰を振った。
実くんのちんこがビキビキに勃起していやらしい汁を撒き散らしている。
「あっあっそこだめぇっあぁっこんなの知らないぃ…っあぁぁんっ」
「こっちは?」
俺は実くんの腰を掴んでた手をシャツの中に滑らせ、乳首をきゅっと摘んだ。
「んやぁっそれも初めてぇっあんっあんっ」
びくびくしている実くん、超可愛い。
時間を忘れて楽しんでると、携帯が鳴った。実くんのだ。
「電話、誰から?」
俺が聞くと実くんは覚束ない手でポケットから携帯を取り出した。さすが十年後、見たことない形の携帯だ。音がずっと鳴っている。どうやら電話らしい。
「あっあっとも、友らち…っあぁんっあっあぁんっ」
「出なよ」
「でっでも、今ちんこグチュグチュしてる…っ」
「いいから出なって」
俺が強く言うと、実くんは電話に出た。携帯を持つ手が震えている。しかし俺は腰を振るのをやめない。
「も、もしもし…っ」
『おい実おせーよ!まだ終わんねぇのかよ』
先にゲーセンへ行くと言っていたあの男たちらしい。
確かに時間は大分経っていた。
宿題に手こずった上にエッチしてるんだから。
パチュンパチュンパチュンパチュンッ
「…っ!ん…っ、…っ、っ!」
突くと実くんは一生懸命バレないように声を押し殺していた。
『来ねぇのか?どーすんだよ。俺たち帰るぞー』
「だ、だめぇ…ぇんっ!あっイクぅっイクからぁっ!」
パチュンパチュンパチュンパチュンッ
『早くしろよー。じゃ、待ってっから』
「あぁあんっイクぅ精液出るぅっ!あひぃいんっ」
床に携帯を落としながら、実くんはイッた。エビのように背中を反らせて、面白いくらい勢いよく精液を出した。
ちら、っと確認すると携帯の画面はホームになっていた。射精する直前で通話を終わらせたらしい。
「はぁ…っ、はぁ、はぁ…っ」
息を乱している実くん。イク瞬間すごい締まった。やばい。俺もイキそう。
また実くんの腰を突かんで、腰を振った。
「あっ!やっ、もうだめぇっあんっあんっちんこやめてぇ」
「でもまだ中出しされる気持ちよさ、覚えてないよね?」
俺は激しくちんこを抜き差しした。
実くんの足がガクガクしている。
「あぁんっあぁ〜っあ゛ぁ〜っあぁんせんぱぁいっあっあっあっ」
喘ぐ実くんの中に、俺はどくどくと精液を注ぎ込んだ。
ちんこを抜いたら脱力した実くんが床に座り込んでしまった。
「はぁ、はぁ…っ、はぁ…」
実くんは慣れない気持ちよさに涙を流していた。初めての子にちょっとやりすぎただろうか。この辺りで終わろうと思い、俺は落ちていた携帯を拾って実くんに差し出した。
「はい」
「……っ」
実くんは息を荒げたまま俺を見上げた。
「先輩、俺、切ないよぉ…っ」
「え」
「穴きゅんきゅんしちゃう…、どうしよう」
見れば実くんのちんこはまた勃起していて、俺の出した精液を垂らしながら穴をひくつかせていた。
「教えて、せんぱぁい…」
指を噛み俺を見上げる実くん。
やばい。完全にちんこを覚えてしまったみたいだ。
俺は取り返しがつかなくなる前に、急いで時計の時間を十年前に戻した。



「隆康」
名前を呼ばれはっとした。
振り向くと真が立っている。どうやら現代に戻ったようだ。
「中学校なんか眺めてどうしたんだ?」
「あ、いや…ちょっと。懐かしいなと思って…」
真に答えながら、下に目を向ける。
真のきれいな手をしっかり握っている、ちっちゃい実くんがいた。
「実くんも、もうすぐ中学生だな」
俺の言葉に真は吹き出す。
「何言ってんだよ、まだ小学校も入ってないのに」
真はしゃがんで実くんの髪をくしゃくしゃ撫でた。
「まだまだあと十年先の話だよなー実」
「?」
話がわからないようで、実くんはきょとんと首を傾げながら、笑った。


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