思考受信アンテナ


相手の考えていることがわかるアンテナを手に入れた。
対象用アンテナと受信用アンテナの二つがあるので、俺は早速自分の頭に受信用アンテナ、仲の良い真に対象用アンテナを付けた。アンテナと言っても学ランの袖ボタンよりも小さいので気付かれずに済む。

「やっべ、今日体育だっけ?」
真は体操服を忘れたらしい。
(隣のクラスの奴に借りるかー…)
頭をぽりぽり掻きながら、真は教室を出ようとする。まるで本当に喋っているように、真の心の声が聞こえてくる。
「ジャージの方でいいなら貸すよ」
俺は真が出る前にそう呼び止めた。
真はマジで!?と喜びなから俺のジャージを受け取った。
いつもの真と何も変わらない。
(隆康のジャージ…隆康の匂いがする。なんかドキドキする…)
真の心の声以外は。
「真」
名前を呼ぶと、真は焦ったように返事をした。
「な、なに?」
(やば、気付かれたかな…)
「今日真ん家行っていい?」
俺はいつも遊ぶ約束をする時のように普通に言った。真もいつも通り普通の様子で返した。
「おーいいよ。弟迎えに行かないといけねぇけど」
(わ、やった!隆康が俺んちに来る!嬉しい!)
真は心の中でめちゃくちゃ喜んでいた。
こいつ完全に俺のことが好きらしい。


結局こっちが恥ずかしくなるくらい、真は授業中も休み時間も、一緒に帰ってる時も、俺のことを考えていた。
普通にしているのに、内心ではかなりテンションが上がっている真。
真の心の声を聞きながら、俺は透視眼鏡でしばらく堪能していた真のピンク色の乳首を思い出していた。
真の家は共働きで、あんまり親がいるところを見ない。今日も、真の家にいるのは俺と真と、保育園に通う弟の実くんしかいない。
と言うことは。あの乳首を好きにしても、誰も何も言わない。好きにし放題だ。今日こそついにあのエロい乳首をこねくり回してやる。
「実、遊び疲れたのか速攻寝たわ。良かったー」
実くんの様子を見に行っていた真はそう言いながら部屋に戻ってきた。
「大変だな、子守り」
「まーなー」
真は何気なくそう言いながら、ベッドに腰かけた俺の隣に座った。
(わ、俺今、隆康とベッドに座ってる…)
真は普通の顔をして心臓をバクバクさせてるもんだから、俺は吹き出しそうになった。こんなに襲うのが簡単な奴がいるのかって感じだ。
「そんだけ子守りしてたらさ、母乳出てくるんじゃないの?」
我ながら頭の悪い切り出し方だが、あくまでも冗談っぽく言った。真は俺の本心など気付かず笑う。
「んなわけねーだろ!」
「ちょっと見せてみろよ!」
俺も笑いながら、普通に戯れるようにして、真を押し倒して無理矢理ワイシャツを捲りあげた。
「わっちょっなんだよーっ、あははっこそばいっ!」
身を捩りながら真は笑い声を上げる。
しかし内心の声は違う。
(たっ隆康に押し倒されてる!やっやばいっ興奮する…っ)
超焦ってる。動転していてなにがなんだかって感じの感情が伝わってくる。
現れ出た真の乳首は、やはりピンク色で、勃っていた。
(どっどうしよ!隆康に乳首見られてる!)
「なんだよー、このエロい乳首!」
俺はまだ冗談でからかっているという体裁を突き通していて、笑いながら念願の真の乳首を摘まんだ。
「やっやめろよぉ」
真の顔は徐々に余裕がなくなってきている。
(どうしよ…っ隆康が、俺の乳首触ってる…っ!感じちゃうぅ)
「ほーれほれ」
「ばっ、ばかぁ!隆康やめろよぉ」
(んあぁーっ隆康だめっ乳首くりくりしちゃだめぇっ!俺っ俺変になっちゃうよ…っどうしよう…!)
真は表向きに抵抗しているが顔はもうスイッチ入ってるし、もう内心はすでに盛り上がっている。もはや抵抗の言葉なんて、俺を興奮させるだけのものだった。
俺は母乳を確かめるために片方の乳首に吸い付いた。
「ひゃんっ!」
心の声でもない高い声を出しながら、真は思いきり身体を震わせた。
(うあああっ嘘だろ…っ隆康が俺の乳首吸ってるよぉ…っ)
俺は本当に真の乳首から母乳が出るかのように赤ちゃんの気分で吸い付いた。
ちゅぱちゅぱくちゅっちゅっニュチュッちゅっちゅぱちゅぱっ
「あっ、隆康っ!隆康やめろぉ…っ」
(あぁっ隆康が吸ってるっ乳首ちゅぱちゅぱしてるよぉっ!あんんっ吸われてるぅ)
真はあまりに気持ち良いようで、指を噛んで耐えていた。ぎゅっと目を閉じている姿のエロいこと。
俺はあいてる乳首も指でこねこねした。
真はびくびく震えている。
「あっ、隆康、母乳なんか出ねぇよ…っ」
(あーっ乳首両方だめぇっあうぅっ感じる…っクニクニ気持ちいいっもっと、もっと弄ってほしいっ)
よくもまぁ、こんな本音と建前が全然違う奴もいるもんだ。
早くこのエロっちぃ本音を直接声に出させたい。
「じゃあどっから母乳出んの?」
俺はすっかり主張している真のちんこを制服のズボン越しに触った。
「ここ?」
「ち、ちが…っ」
真は顔を真っ赤にした。抵抗している言葉ももはや意味がないほど。
(あっあっ、隆康が、隆康が俺のちんこ触ってる…!勃起ちんこバレてる…っ俺が感じてるの、隆康にバレちゃうぅ)
とっくにバレてるんだけど、真はそんなこと知らないから焦っている。
俺は真のベルトを外して、面倒だから下着ごと一緒に脱がしてしまった。
「ちょっちょっと隆康っやめろぉ!」
真はちんこを両手で隠したが、俺はその手を払い、足首を掴んで脚を思いきり開かせた。
(わぁあっやだっ隆康にこんな格好見られてる…っ濡れ濡れちんこ丸見えになっちゃうっ)
「出るかなー、母乳」
俺はそんなバカみたいな建前を未だ言い続けながら、真のちんこをぱくんとくわえた。
「たっ、た、隆康っやめ…っ」
ちゅっれろれろっちゅぱっちゅぱじゅるっちゅっじゅるっくちゅっちゅぱっちゅぱ
「ふあぁ…っ隆康っだめぇ…っ」
涙目になりながら真は俺に言う。
嫌がってるならやめるんだけど。
(あっあっ隆康が俺のちんこぺろぺろしてる…っ気持ちいいっあぁん乳首弄りたいよぉぺろぺろされながら乳首くにくにしたいぃ…っ)
めっちゃ悦んでる。これはやめれないってもんだ。
俺は真のちんこを舐めながら、目を瞑った。ずっと目を瞑っていると、真はそれに気付く。
(あ…っ、隆康目瞑ってる…。こ、これなら、乳首触ってもバレないかも…っ)
予想通り真は単純に考えて、そっと乳首を触りだした。
姿を見れないのは残念だが、心の声を聞けるだけでも結構楽しめる。
「隆康、だめ、だめぇ…」
(ふあっ、ぁっ、乳首っ乳首いいっんんっぁん、やばい、も、イッちゃいそ…っ隆康の前でイッちゃう…っ)
「あっあんん…っ!」
真は内腿を震わせながら、射精した。真の精液が俺の口内にビュービュー出ている。
(あっ、隆康の口に…精子出しちゃった…っ)
俺は手の中に真の精液を垂らした。
真は焦りながらその様子を見ている。
「出たじゃん、母乳」
精液付きの手を見せつけると、真はまた顔を赤くさせた。
「た、隆康…こんなの変だって…っ」
泣きそうな顔をするから、ここまでにしといてやるかって感じもするが。
(あぅ…このまま隆康とエッチしたい…っ、いつも弄ってる穴に隆康のちんこ入れたいっ)
めっちゃ期待してる。やめたらむしろ可哀想な勢いで、真は高ぶっている。
あーもう、おいしい。
俺は精液がついたままの指で、真がいつも弄っているらしい穴をなぞった。
「ひぁっ」
「なんでここヒクヒクしてんの?」
「そ、それは……っ」
どこまで赤くなるつもりなのか、真は真っ赤かの顔をさらに染めて瞳をうるうるさせた。
こいつ可愛いな。
俺のこと考えながら乳首弄ってこんなにエロくなってるんだと思うとすごい興奮するわ。
「指入っちゃいそう」
つんつんすると、真の穴は口みたいにぱくぱくした。
「あ…っ、ぁぁ…っ」
(うう…隆康の指入りそう…中掻き回してほしい…)
この先の刺激を想像するだけで、真は快感を感じている。しかし羞恥心もあるようで、顔を手で覆った。隠すべきなのは顔じゃなくて尻の方だと思うが。
俺は真が見ていない隙にぎんぎんになったちんこを出した。
指を求めている真に、俺はちんこを思いきり挿入した。
ニュプ〜ッ
「ひあぁんっ!」
真って日頃どんだけ弄り込んでるの?って思うくらい簡単に入ってしまった。
「やっ、たっ、隆康ぅ」
真は驚いて顔を出し目を見開いた。
(うそっ隆康のちんこ入ってる…っ!俺のエロ穴に、ちんこが…)
「俺のちんこ、真の穴に食べられた」
「うそ、ちんこ、すご…っんぁあ!」
俺は腰を動かした。
ぬちゅぬちゅずぽっずぽっぐちゅぬちゅぬぢゅぐちゅん
「ひっ、あっ、あぁぅ、んんっ、あぁあんった、隆康っあぁんっ」
心の声では収まらず、真はやっと本格的に喘ぎ出した。
(あぁっやばいっ隆康のちんこすごいぃっズコズコ激しい…っもっと、もっと突いてぇっ!)
しかし心の声もなかなかすごいことを言っている。
俺はちんこで突きながら、真のエロ乳首に手を伸ばした。
あくまでも俺のお気に入りはここだ。
くにくに摘まむと、真の穴はきゅっと締まり悦んだ。
「やんっだめ、乳首はぁ…っ!ぁんんっだめぇっ!」
(乳首したら、穴きゅんきゅんしちゃうっ切なくなっちゃうぅ!あぁんもう、隆康好きすぎて変になりそ…っ!)
俺たちが楽しんでいるその時、部屋のドアが音をたてて開いた。
驚いて見ると、目を覚ました実くんが立っていた。
「やっうそ、実っだめぇ!」
「にいちゃ…?」
実くんは状況が全くわからないので、きょとんと首をかしげた。だめだと言われたのでその場からは近寄ってこないが、兄である真の姿はばっちり見てしまっている。
しかし俺は構わずに続けた。
「ひゃあっだめっ隆康やめてぇっ、実がぁ、実が見てるぅ!」
真は焦ってこんなことを言っているが、本心は違う。
(あっあっどうしよっ実にこんな姿見られてるっ、俺お兄ちゃんなのにっ、ちんこくわえて乳首弄られてるとこ見られてるよぉっ)
興奮が止まらないらしい。揺するたびにぷるんぷるんしている真のちんこは我慢汁がだらだらだ。
ぬぷっじゅぽっぐちゅぬちゅぐちゅんぬぷっじゅぽっぬぢゅう
「あぅ〜っあぁんっ隆康っ隆康ぅ!」
(あぁんもうやばいっ隆康のちんこ気持ち良いよぉ!これじゃまた出ちゃう…っ)
「にーちゃん、」
「あぁんっあんっ実見ちゃだめっ兄ちゃんイッちゃうからぁあっ」
真は俺のちんこをきゅんきゅん締め付けながら、また射精した。
俺もさすがに限界で、真の中に出してしまった。
(あぁ…、実の前でイッちゃった…隆康のミルク中にいっぱい出てる…っ嬉しい…)
真は息を荒く吐きながら、そう思っていた。



次の日、学校で真と顔を合わせたが、心の声は聞こえなかった。おそらく真が風呂で頭を洗った際にアンテナを流してしまったんだろう。
「あ、隆康、ジャージありがとな」
俺が貸したジャージを持ってきた真の顔は、真っ赤かだった。
アンテナなんかなくても、俺は真の考えてることがわかってしまった。

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