吉先輩と
 
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えっちいビデオのことやん?

「あー」
「」
「ほかすん忘れとった」
「……片付けててくださいよ、本当に」
「すまんすまん、ちゃんと仕舞うわ」
「……」
「じっと見過ぎやでー。やらしーなあ」
「ち、違います!!」
「せやかてめっちゃ見てるやん」
「だってそんなの初めて見ましたし……」チラッ
「そうなん」
「う、」
「へえ?」
「」ビクッ
「ワシが見るもん、気になんねやあ」
「…………ちがいます」
「んー、でも別に普通のAVやで?ご期待には添えへんわ」
「ふつう」
「人妻ものやし」
「」
「見る?」
「み、みみ見ないです!!」
「そら残念」
「先輩」
「どないした?」
「あ、の、……」
「?」
「……………………私じゃ満足できないですか」
「はぇ?」
「いや、その あ、あんなにたくさんしてもそういうの、見られてるから…私、じゃ 足りないのかなって……もっと頑張ったほうがいいのかなって」
「」
「……満足 できるまで、私のこと使ってくれてもいいのになって、思ったというか……」
「!」
「せ、せんぱい?」
「…………」
「何か喋ってくださいよう!恥ずかしいじゃないですか!!」
「あかん」
「へ?」ドサッ
「や、もう、」
「せんぱ、」
「あかんわ自分。反則や」




2014/03/03

赤司

「赤司くん…」
そろそろと俺の元へ歩み寄った彼女は、申し訳なさそうに手の中のそれを差し出した。
「湯豆腐、作れない」
「?」
明らかに困った様子で、俺を見上げる。
「利尻昆布って」
「うん」
「400gで5000円もするって…」
「(知らなかった)」
「怖くて調理できません……」

2014/02/17

氷室辰也、日本の文化に触れる

温泉に入り、二人してマッサージチェアに座る。ガタガタと揺らされる辰也は気持ち良さそうに目を瞑る。一方私は肩や背中のツボを強く押され、変な声が出そう。
「我慢してる時の顔だ」
悪戯っぽく笑む彼に指摘され、顔が真っ赤になった。
「やっぱり日本の機械は凄いなあ」

2014/02/17

氷室辰也、日本の文化に触れる

折角の日曜なのに、いつもの時間に起床した。テレビをつけると、戦隊物が放映中。
「おはよう」
辰也が起きてきたと同時に敵が大爆発!
「Wow, Exiting!!!!」
目を見開かせて彼は感嘆の声を漏らす。
「日本の子供達は毎週刺激的な朝を過ごしているんだね!」

2014/02/17

利きミネラルウォーター(笑)

格付け番組に黄瀬君が出ていた。
『最近利きミネラルウォーターにハマってて!』
画面の中でもいつもどおり(自信満々)に振る舞う彼に感心した、けど。
『あっちの方が美味しかったっス……』
携帯をいじってて、ふとテレビに目を向けたら早々に敗退していた黄瀬君に爆笑した。

2014/02/17

こたつみかん

こたつに入りつつ、今吉さんに抱きつかれ、その足の間に納まった私はとりあえずみかんを食べることにした。皮を剥いて一つ、口に含む。そしてもう一つを何を言わずに彼の口元へ持っていくと、彼も何も言わずにぱくりと食べた。
「美味しい?」
「うまいてゆーか」


「幸せ」

2014/02/17

オニオングラタンスープ(笑)

「オニオングラタンスープが食べたいっス!」
黄瀬くんは何の前触れもなくごね出した。ピンポイントだなあ。
「なんでオニオングラタンスープ?」
そう問えば、「好きだから!」と力強く主張する。私は少し、首を傾げた。
「そもそも黄瀬くん食べたことあるの?」
「あるよ?!」

2014/02/17

火神

料理をしている彼が好きだ。手順が頭に入っていて、動きに無駄がない。私がおねだりすると、本を読んで研究してくれる。料理となると、いつもの大我とは少し違った姿が垣間見える。だから、
「何ジロジロ見てんだよ」
「私の彼氏はかっこいいなあと思って」
料理をしている彼が好きだ。

2014/02/17

ファッキン帰国子女

「どういうことかな氷室くん」
久々に彼の家を訪ねると、そこは腐海でした。シンクにはレトルトカップラーメン等の残骸が。二の句も告げられずにいると、彼は空気も読まず興奮気味にこう言った。
「日本のジャンクフードは本当に美味しいよ!」
「ファッキン帰国子女が!」
「そんな!」

2014/02/17

オムライスは?

オムライスを作るのは苦手だ。
「じっと見られたらやりにくうてかなわん」
今日台所に立つのは今吉さん。卵をかき混ぜ、フライパンにいざ!
「巻くのとふわとろどっちがええんや」
「ふわとろ!」
しかしあろうことか、彼はチキンライスを卵の上に投入した。
「残念ワシは巻く派ですー」

2014/02/17


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