ことばあそび | ナノ

ことばあそび
思いついたことばや文を徒然に


08/19
世界はこんなに鮮やかだったのか、と刹那。



08/19
多分私は、自分を暴かれることをたまらなく恐れていて、たまらなく欲していた。


08/19
そうでもさせていただかないと気が済みません、と例の捨てられた子犬ならぬハムスターの如き瞳で見つめられてしまえば、私には断る術など残っていなかったのだ。


08/19
イメージで固定された視線が私を射抜く。
こんなの私じゃないなんて、そんなこと思ってるくせに。
固定された視線を溶かすには意志が足りないのだ。


08/18
「好きなものは美味しいもの、嫌いなものは美味しくないもの」
「な、なんという…」



08/18
甘く溶ける君の声をもう少しだけ聞いていたくて、そっと、目を閉じた。
ゆるゆると思考が揺れる。



08/18
仄かに香る君の残り香がじわりと染みた


08/18
ぬくもりを求めて手を握った。
その手が思いのほか冷たくて、小さくて、何故か涙が出そうになった。
どうして、どうして、君は握り返してくれないの。
まるで、

×××しまったみたいじゃないか。


08/17
このまま何もせず何も見ず何も聞かず朽ちてしまえたらいいと、思う。
酷く優しくて緩やかな崩壊。
あぁ、なんて甘美。


08/17
欲しくて欲しくてたまらないのに強引に奪うにはあまりに愛しい。
触れるのをためらうくらいに、君は儚く美しい。



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