01
青い空に白い雲、青い海に白い波、地平線を目指して私たちの船は進む。
こうやって船の甲板から青い世界を見続けて、何年が経ったんだろう。
…あれ、本当に今何年目なの?
「ねぇ、私今何歳だっけ?」
「お前、年齢不詳なんだろ?」
「あ、そっか。」
横からツッコミを入れてくれたのは、我らが白ひげ海賊団の、2番隊隊長エース。
この船ではまだ新人さんだ。
「ねぇ、私何歳に見える?」
「えー、どうだろな。俺より下に見えるけどよ。」
大体の計算的には、俺と同じぐらいなんだろ?と、言い切る前に、かかったぁ!と立ち上がるエース。
そう、私達は釣りの真っ最中である。
私の握る竿は、未だピクリともしない。
横目でキャッキャしてるエースを見て、溜息をついた。
「まぁ、同い年ってことにしとこうぜ。」
「おっけ。」
私は単純である。
エースに眩しい笑顔を向けられて、こっちも笑顔になる。
私の年齢が分からないのには理由がある。
それは私が白ひげ海賊団の一員となった5年前のこと……
「おーい、お前ら釣れたのかよい。」
「マルコ、見ろよこれ!」
……私の切ない過去の回想シーンを遮るな、おっさんよ。
金髪のパイナップルみたいな頭のおじさん、彼は1番隊隊長のマルコ。
1番隊と言うだけに、めっちゃ強い。
「ただ、おじさんのくせに髪型が派手である。」
「心の声ぜーんぶ漏れてるよい。」
にっこり微笑んで頬をつねられ……痛い痛い痛い痛い。
「たかが一匹で魚パーティが出来るかよい。」
「一カ月くらい毎日釣れば、そのうちパーティできるはずだよ。ちょっとぐらい待ってよ。」
「魚は腐るの知ってるかなー、エリナちゃんよい。」
つままれている頬をそのまま、引き千切る勢いで引っ張られた。
このおっさんはいつも容赦ない。
いや、この船のやつはみんな容赦ない。
残念ながら、私の切ない過去はまた機会があれば回想することにする。
今はマルコが、早く来いと煩いので、エースと3人で食堂に向かおう。
ご飯の時間だ!
こうやって船の甲板から青い世界を見続けて、何年が経ったんだろう。
…あれ、本当に今何年目なの?
「ねぇ、私今何歳だっけ?」
「お前、年齢不詳なんだろ?」
「あ、そっか。」
横からツッコミを入れてくれたのは、我らが白ひげ海賊団の、2番隊隊長エース。
この船ではまだ新人さんだ。
「ねぇ、私何歳に見える?」
「えー、どうだろな。俺より下に見えるけどよ。」
大体の計算的には、俺と同じぐらいなんだろ?と、言い切る前に、かかったぁ!と立ち上がるエース。
そう、私達は釣りの真っ最中である。
私の握る竿は、未だピクリともしない。
横目でキャッキャしてるエースを見て、溜息をついた。
「まぁ、同い年ってことにしとこうぜ。」
「おっけ。」
私は単純である。
エースに眩しい笑顔を向けられて、こっちも笑顔になる。
私の年齢が分からないのには理由がある。
それは私が白ひげ海賊団の一員となった5年前のこと……
「おーい、お前ら釣れたのかよい。」
「マルコ、見ろよこれ!」
……私の切ない過去の回想シーンを遮るな、おっさんよ。
金髪のパイナップルみたいな頭のおじさん、彼は1番隊隊長のマルコ。
1番隊と言うだけに、めっちゃ強い。
「ただ、おじさんのくせに髪型が派手である。」
「心の声ぜーんぶ漏れてるよい。」
にっこり微笑んで頬をつねられ……痛い痛い痛い痛い。
「たかが一匹で魚パーティが出来るかよい。」
「一カ月くらい毎日釣れば、そのうちパーティできるはずだよ。ちょっとぐらい待ってよ。」
「魚は腐るの知ってるかなー、エリナちゃんよい。」
つままれている頬をそのまま、引き千切る勢いで引っ張られた。
このおっさんはいつも容赦ない。
いや、この船のやつはみんな容赦ない。
残念ながら、私の切ない過去はまた機会があれば回想することにする。
今はマルコが、早く来いと煩いので、エースと3人で食堂に向かおう。
ご飯の時間だ!