Bedauern(後悔)……逃げない覚悟を決めていた彼女と逃がしてあげなかったことを後悔している彼の話。

Hassliebe(愛憎)……人並みに暮らして欲しかった思いと自分たちを選んで欲しかった思いとの自己矛盾の話。
一番救いようがない。主の周りの人間がみんないなくなるのは堕ちた清光によって消されているから。最終的に彼は主に問題があるのだと結論づけ殺しに行くことを画策するが政府の討伐作戦によって叶わなかった。

Nostalgie(郷愁)……ずっと幸せな時間が続けばいいのにと願った話。
毎晩宴が同じように繰り返されるその部屋には人間が主の代わりとして閉じ込められている。本当の主は幼い女の子だったが、幸せな時間を繰り返すことに執着してしまった彼はもうそんなことはどうでもいい。

Bindung(束縛)……守るべき約束に守られている彼の話。
娘の名前は彼の瞳の色から。約束を守ろうとすることで自我をなんとか保っている。約束を守ろうとしていることが自分にとって何より重要であるため娘の生死はもはや関係ない。

Leiden(苦悩)……手遅れになってしまったことを悩み続ける話。

Gerechtigkeit(正義)……正しくありたかった話。
幹部たちが人形を依代にしたり顔を隠したりしているのは呪い対策。前半と後半が対になっている。

Verzweiflung(絶望)……望みは望んだ通りに叶うとは限らない話。
2021/07/20

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