似合う服
サラ「サナ、買い物に付き合うのはいいけど、どうしてこの人が一緒なのよ」
サナ「イノはセンスがいいから、選ぶの手伝ってもらおうかと思って」
イノリ「そういうことだから、よろしくね、サラちゃん」
サラ「そうね、アナタがサナに変なことしないか見張っておくわ」
イノリ「信用ないなあ……。そんなに間違い起こしそうに見える、オレ?」
サナ「まあまあ。……でも、来る店は間違えちゃったかな。あんまり似合う服ないかも」
イノリ「そう? 確かにサナちゃんがいつも着ているようなものとは雰囲気が違うけど、こういうフェミニンな服も似合うと思うよ」
サナ「そうかな? こういうのだったら、イノの方が似合いそう」
サラ「サナ、冗談にしてもなに言ってるの?」
イノリ「そうだね、着こなせる自信はあるよ」
サラ「アンタも真に受けてなに言ってるのよ」
流石に冗談だけど、イノリの性格を考えたら女装に手を出してもおかしくはないかもしれない。