>> 後書(凪あす)
月の満ちる夜に

前々から珊瑚の一斉産卵見にいく紡ちさ書きたいなーとは思っていたものの、それだけではうまく小説にならず、ずっと書けずにいたのですが、今回きっかけは忘れたけど看護師として悩むちさきが思い浮かんで書くことができました。
ちさきって性格的に患者の死にすごく心を痛めてしまうと思うんですよね。看護師に向いてるけど向いてない。
それでも紡に話してたくさん泣いて、また頑張っていければなーと、そういう話です。

最初ちさきが紡の前でも強がっていたのは、看護師になったんだから慣れないとって気を張っていたからです。
それでも、家では気が緩んでしまって紡にはばれてましたが。仕事中はもっと取り繕って周りに気を遣わせないようにしていたと思います。

珊瑚を見にいく話なので、19話のちさきがまなかと珊瑚を探しにでかけて迷子になった話も少しだけですが絡めました。
結局あの時珊瑚が見つかったかどうかは語られていませんが、なんとなく見つからなかったんじゃないかなと思ったので、今回はそういう設定で。
ちなみに、そういう設定にしたせいで『朝日色の指輪』のとある会話と矛盾が生じたので、『朝日色の指輪』の方を少しだけ直しました。
(2023/09/28)
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