凪あす
「シシオのやつらって気持ちが溢れてて、それっていいなって、ずっと思ってた」って台詞だけを見ると、抑圧された人の言葉っぽいなとふと思いましたが、紡の普段の言動は全然抑圧された人のそれではないですね。それどころか、相当自分のやりたいようにやってるわ。
ここの台詞は重く受け止めずに、自身のわかりにくいところを少し気にしてて、感情表現豊かな人のことを好ましく思ってるってくらいに考えておいた方がよさそう。

ただ、わかりにくいことを気にしてるから、勇とちさきが自分のことを理解してくれていることが嬉しいんじゃないかなと思います。前にも言ったけど、21話でちさきに「みかん食べる?」って訊かれた時の反応とか、「じいさん、俺の好物覚えてたんだ」って台詞とかが結構嬉しそうなんですよね。
その辺考えて改めて思ったけれど、やっぱり紡とちさきの関係は理解云々の面で理想的です。最初はお互いのことをわかっていなかったのに、一緒に過ごすうちに少しずつ理解を深めていったというのが本当にいいんですよね。そのうえで、どうしたって理解できないこともあるとわかっているのがいい。

あと、14歳と19歳の紡を比べると、感情表現の幅が広がってるのもいいですよね。
長く一緒にいると顔が似てくると言いますが、紡もちさきの影響で表情が増えたんでしょうね。19歳の紡とちさきって、たまに同じような表情を浮かべてる時がありますし。
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(2018/06/27)
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