「あれ、爽太?」

母さんの声だ。

「あんたお風呂入ってたの?名前ちゃんはどうしたの」
「俺が課題やってる間に寝出したからベッドに置いてきた。ぐっすり寝てるから部屋入らないでね」
「あらそうなの?分かった。それより母さんちょっと出掛けてくるけど、ご飯どうする?名前ちゃんがいるなら外に食べに行く?」
「いいよ、あいついつ起きるか分かんないから適当に出前とる」
「そう、分かった。じゃあ行ってくるわね」
「はーい行ってらっしゃい」

足音が遠ざかっていく。バタン、と玄関のドアが閉まる音がして、名前が大きく息を吐いた。こいつさっきから痙攣しっぱなし、嫌がってるわりにはイキまくってんじゃん。

「これでやっとふたりっきりだな」
「っ、うたちゃ、ん、うたちゃん」
「そんなに締め付けて、続き催促してんの?随分やらしー体になったじゃん」
「ち、ちがう…っ、ぬいてっ、ぬいて、ぇ」
「は?」

浴槽にしがみついてる名前の尻をバチンと叩いてやると、名前は大袈裟に声を上げて俺のを締め付けた。喜んでんじゃねえよ。

「お前誰に向かって口利いてんの?」
「ご、めなさ…っ、で、でも、もう、ぁ、ああう…っ」
「頼むときはどーすんだっけ」
「あぁ、う、うたちゃぁん…」

名前がぼろぼろ泣きながら俺を振り返った。その顔が本当に俺を煽ってるんだってまだ分からないみたいで可愛い。

「おねが、します…、あっ、ん、ぬいて、くださ、い、っ」
「何で抜いてほしいの?」
「あぁっ、う、きもちいっ、きもちいからぁ…っ、もう、いきたく、な、」
「セックスしてんのバレそうだったのがそんなに気持ちよかったのかよ。可愛いなあお前は」
「ち、ちが…っ、」
「違わねーだろ」

俺が言葉を返したところでまた膣が痙攣し出す。マジでイキまくってんなあ、別に動いてねえんだけど。

「お前何で気持ちいいか分かってる?」
「へ、ぁえ…っ」
「俺じゃなくてお前が動いてんだよ」
「やっやぁあ…」
「や、じゃなくて、お前が動いてんだっつの」

真っ赤な顔をして名前は、ちがう、ちがう、と漏らした。それでも腰はゆらゆら動いてて、無自覚ってタチ悪い。俺はまだイけてないし、今日はこいつに頑張ってもらうのも悪くない。

「あっそ、お前は動いてないって言い張るんだ」
「う、うん」
「へえ、腰の遣い方まだ覚えてねえの?散々教えてやったのに物覚えが悪いんだな」

名前はハッとこちらを見る。顔真っ青にしちゃって、たまんねえ。可哀想に名前はこれから言われることが分かったらしく、弱々しく首を横に振り始めた。

「や、おぼえた、もうわかったから、や、やめて、」
「そうか?頭の悪いお前にせっかくもう一度教えてやろうと思ったのに」
「おぼえ、ました…だいじょぶ…だから…、」

見逃してくれとでも言いたげな顔。ついこの前何時間も掛けてじっくりじっくりこいつの膣を蕩けさせるように腰を遣ったのが効いてるらしく、あの快感地獄を味わうくらいなら素直になろうってことなんだろうな。何度イッたか分かんねえけど最後は失神して、布団も愛液だか潮だか尿だか分かんねえ水溜まりになってたくらいだし、暫くはこれで躾が進みそうだ。俺は名前の腰に手を滑らす。

「そっか、ちゃんと覚えてたんだ。偉いなぁ」
「う、うたちゃん…?」
「じゃあ覚えたてのそれで俺のことイかせてくれよ」
「は、え…っ」
「一生懸命腰振ってくれるんだろ?ほら、できるよな」

俺は名前の腰を掴んで優しく動きを加える。

「ほら、とーん、とーん」
「っやあ、っあ、あんっ…!」
「お前が感じてどうすんだよ」
「まっ、て、うたちゃ、あ、やだぁ…」
「やじゃねえよ、自分だけ満足したらそれでいいの?傷つくなあ」
「ちがっ、」
「早く、とーん、とーん、ほぉら」
「あっん…っ、あんっ、や、わかっ、たあ…っ、わたし、やるからぁあ…っ」

腰を掴んでる手に自分の手を重ねて必死に外させようとしてくるこの抵抗がたまらなく可愛い。いつになっても俺のことを嫌がってくれる表情にたまらなく興奮する。名前ははくはくと酸素を求めながら口を開くと、自分のイイところに俺のを押し付けて、ゆっくり腰を動かし出した。

「あ、あ、あぁっあ、あう、あ…っ」
「そうそう、上手いじゃん」

こり、こり、と突起にモノが当たる。興奮しきって腫れ上がったGスポがますます隆起してくるのを感じた。浅いところで腰振りやがって、結局自分の好きなとこばっか貪ってんな。

「は、ぁん…っうた、ちゃ、あ、あぁあ…っ、あっ…!」
「…あーあ、イッちゃった。お前ほんとに俺のこと気持ちよくしようって思ってんのかよ」

きゅうきゅうひくついて俺のを締め付けるえろい穴。何度目かの絶頂中だけど、この締め付けのまま奥まで入れたらすぐイけそうなのに。

「まっ、て、てぇ…っ、うたちゃ、いまうごけ、な、」
「ん、いーよ」

まあ、バカな名前には言ってやんねーけど。

この後も何度もイキ狂う名前を拝めて楽しかったし、俺がイくまで抜かなかったからすっかり足ががくがくで結局うちに泊まってった。俺の親にもこいつの親にも内緒の関係、ただの幼馴染みだと信じてる周りに隠れてこんなことして、たまんねえなあ。


END
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すっかり共犯者です。名前様、お付き合いありがとうございました。
20161117
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