春木先輩は私がマネージャーを務めております、男子バスケ部の先輩です。先輩が私に触り始めるようになったのは、これから4ヶ月も前になるでしょうか。部員の誰にでもよくボディータッチをしている印象がありましたがそれは男子高校生同士のじゃれあいと言いますか、私にそんな風に接してくるとは思わずに最初はとても驚きました。肩や背中に手を置いてきたり軽く叩いてみたり、そんな様な触れ合いです。戸惑い、反応に困りもしましたが嫌な気持ちはありませんでしたし、寧ろ私は仲間のように接して頂けたことがとても喜ばしかったのです。同じ部活に所属しているとはいえ、マネージャーとプレイヤーには壁があるように感じていましたので、こういったスキンシップは嬉しいものでした。先輩はそれから毎日私に触ってきました。些細な声掛けや話し合いの度に然り気無く触れ、私との距離を縮めてくれます。先輩の掌はとても心地好く、そのスキンシップが当たり前のようになってきたところ、今度はお尻を触られるようになったのです。

お尻を触る、という行為は、鈍感な私でもセクハラに値するということは理解できました。相変わらず軽いタッチで触れ合うのですが、お尻です。私は声が出せませんでした。先輩はそんな私に気付いていなかったのでしょうか、気付かない振りをしていたのでしょうか、どちらとも思えるような態度で笑っていました。その日はジャージを穿いていましたので、その上から軽く叩かれただけですが、私だってマネージャーだけをしに学校へ通っていたわけではありませんので、そうでない日も勿論あります。先輩はそんな私にも平気で触れてきました。膝より少し上のスカートの日だってその上から叩いてくるのです。お、いいけつしてんな、と軽口を叩きながら慣れた手付きで、私の反応を楽しむように接してきました。私は先輩を拒めませんでした。

「俺、尻フェチなんだよね」

先輩のスキンシップはどんどん激しいものになってきました。フェチだと言われれば成る程納得がいくほどにお尻に固執しています。先輩は私にそう打ち明けてからというもの、スカートの中にまで手を入れてくるようになったのです。ここまで来てしまったらセクハラの域ではありません。それでも私はされるがままでした。スカートの中に手を入れる先輩は、薄い下着の上から何度もお尻を撫で、時には揉むように手を動かします。弾力を楽しむように何度も何度も触られて、私は声も出せないままじっと我慢をしていたのですが、何時しかそれは我慢ではなくなってきたのです。いつもボールを自在に操る先輩の掌は私よりも一回りも二回りも大きく、それに鷲掴みにされて揉まれることが気持ちよくなってきてしまったからです。先輩は気を良くしたのか、さらに私を求めるようになっていきました。布越しに、お尻の穴を撫でるのです。

お尻の穴を撫でられるようになってからは早いもので、すぐに素肌にまで触れるようになりました。私がジャージを穿いている日でもお構いなしにジャージの中に手を入れてきます。時にハーフパンツを穿いているときは裾から指を入れられることもありました。直接先輩の指に触れられると布越しでは感じなかった体温がしっかり伝わってきて気恥ずかしかったのですが、先輩は散々お尻を撫で上げると割れ目に指を忍ばせ、お尻の穴をノックするように優しく叩きました。そこに触れられると何だか背筋がぞわぞわするようで苦手なのですが、先輩は何度も繰り返し私のお尻の穴を触っていたのです。それでも私が先輩を拒まなかったのは、先輩に好意を抱いていたからなのかもしれません。先輩は文句を言わない私を都合良く触っているだけなのかもしれませんが、私の方はと言いますと、触られているうちに好きになってしまったのです。先輩は皆から人気がありますし、かと言って女性の噂など聞いたことがありませんでした。そんな先輩が私に固執し、何十分も掛けてお尻を堪能していたら少しくらい優越感に浸っても罰は当たりませんよね。

ある日先輩は足を痛めたと言い、練習を抜けました。コーチにテーピングをしてやれと言われたので先輩を追い掛けて部室へ行ったのですが、先輩は御自分でさっさと始めていて、慌てて手伝おうとしましたが止められてしまいました。先輩は手際良くテーピングを終えると、その場に横になってしまいます。どうしたのですか、と問うと、今日はもう練習出ないでいるとのこと。勿論その怪我で練習に戻させる気はなかったのですが、そうですか、では、と部室を出ていこうとしますと、先輩の手が私の手首を掴みます。先輩は私にもサボらせようとしているらしく、形ばかりの抵抗はしたものの、あっという間に黙らせられてしまいました。四つん這いになってとねだる先輩に私はどうしていいか分からず、首を横に振ってみますが先輩許してくれません。無理です春木先輩、私には出来ません、と伝えましたが先輩はただじっと私を見つめ、無言を貫きます。私は羞恥を押し殺して四つん這いになりました。先輩は私の後ろに回り、ジャージを下げます。下着越しに私のお尻をいつものように揉みました。いや、いつもより丁寧だったでしょうか、優しくもあり荒々しくもある先輩の手付きはとても厭らしく、私は羞恥でどうにかなってしまいそうな思いです。ある程度揉んで満たされた先輩は私の下着をずり下げます。流石にこれには抵抗をしましたが、先輩は止めてくれませんでした。足首まで下着を丸めてしまうと、穴を観察するようにお尻を左右に開くのです。先輩は興奮していました。なるべく先輩を見ないように顔を伏せ、どうにでもなれと半ば自棄になっていたかもしれません、私の抵抗が無くなると先輩は私の穴にふぅと息を吹き掛けました。普段隠れている部分に風が当たるものですから、私の腰は大袈裟に浮きます。意識がそこに行きすぎて敏感になっていたのも理由かもしれません。先輩が嬉しそうにふっと口を緩める気配を感じたと思えば、次の瞬間、私のお尻の穴にはぬるぬるした何かがくっ付けられました。このとき私は、ひっ、と息を飲んだと思います。感じたことのない感触をまさかお尻の穴で感じるなんて、こんな初体験がありましょうか、そのぬるぬるしたものは穴の付近をぬるんぬるんとゆっくり回り、這うように穴を刺激していきました。まるで愛しい者を愛でるように優しく丁寧な動きで触れられるものですから、声を我慢するのがやっとです。そのぬるぬるしたものが先輩の舌だと気づいたのはそれから5分経ってからのことです。先輩はお尻の穴の皺を一つ一つ伸ばしていくように丁寧に舐め、唾液を絡めます。徐々に過敏になっていくそこは自分でも分かるくらいだらしなくなってきていました。

「ぱくぱくしてる、お尻開いちゃったね」

先輩が笑うので私の顔は燃えてしまいそうでした。自覚はしていたものの指摘されると得も言われぬ羞恥が押し寄せて、同時にはしたない自分を責められているようでもありました。そう思っている間にも穴ははくはく開閉を繰り返して先輩の舌を感じようとしているようです。先輩はその開いた穴へ舌を少しだけ挿入しました。その異物感と言ったら、何と表せば良いか分かりません。痛みはありませんでしたが、穴の中に何かが入ってきたという感覚は怖いほどに感じ、穴はそれを受け入れているように動きますが私自身はあまり心地好く思っていないのです。先輩が舌を突き出して限界まで挿入しますと、ぐるぐる中を混ぜるように舌を動かします。ぞわ、ぞわ、と鳥肌が立ちそうでした。ぬるぬるしたものが内壁を擦る度に中が緩んでいくように感じます。入り口は大きく開かれ、中も舌によって広げられ、かと思えばゆっくり舌を抜かれる、この単純な動作を何度も繰り返されるうちに、何だか気持ちいいかもしれない、なんて思うようになってきてしまいました。他人に内臓を舐められて気持ちいいなんてどうかしていますが、私も先輩も前からどうかしているので今更の話です。私の膣からは愛液が溢れ、男を感じている何よりの証拠がさらに私を煽ります。お尻の穴で性的快感を得て男を誘うように蜜を垂らすのですから、これが初めてなんて自分でも到底信じられません。それでも先輩は膣を刺激することはなく、お尻の穴だけを弄ります。舌が引き抜かれるとぽっくり穴が開いたままになるので、先輩はそれを見て再び笑いました。

「今日はしないけど、いつかのためにもう少し広げとこう」

何のことを言っているのか分かりませんでしたが、そう言う先輩は中指の第一間接まで私の穴に入れてきます。舌とは比べ物にならないくらい大きな異物感に今度はしっかりと鳥肌が立ちました。指がそこから先へ進みません。あんなに緩んでいた入り口も急な異物に驚いたのか閉まってしまったのです。先輩は私の耳許でそっと囁きます。

「中気持ち悪いでしょ?押し出すように、お腹に力を入れてごらん」

先輩の言う通りにお腹に力を込めますと、排泄時のように中のものを出そうと入り口が広がります。先輩は指を抜くどころかどんどん中へ押し込みました。息む度に指を進め、指の根元まで中に収めてしまいました。小さい頃からバスケをやっていたという先輩の手は大きいもので指も長いのですから、私よりもずっと長くてずっと太い指が私の腸に収まっているなんて俄に信じ難いです。お腹から力を抜きますと入り口がまた閉まり、先輩は指が動かせないようです。

「大丈夫だよ」

先輩はそう言いました。何が大丈夫なのか問いたいところでしたが、先輩が中で指を折り曲げ始めたのでそれは叶いません。解すようにぐにぐにと指を折り曲げ、私は驚いたことに今まで我慢していた声を漏らしてしまったのです。ほぉら、気持ちよくなってきた、と先輩は言いました。まさかお尻の穴でこんなに身を捩ることになるとは思いもしなかったので戸惑います。お腹側に指を倒されると、壁を隔てて膣を刺激しているのだと理解できました。女の感じる場所をお尻の穴から押し上げるのです。ああん、ああん、とまるで交尾をしている雌の獣のように声が漏れ、我慢ができません。嫌がる私を押さえ付けて先輩は尚も指を折り曲げます。立てていた膝は崩れ、手で体重を支えることもできず、私はすっかりうつ伏せの状態でしたが、それでも先輩は構った様子もなく指を動かし続けました。ひくひく入り口が痙攣し、体中の血液が沸騰しそうです。腰が何度も跳ねて、気持ちよさに唾液まで垂れてしまいます。部室だというのに膣からは溢れる愛液は止まらず床を濡らしていきました。訳が分からないくらいに頭が真っ白になり快感を貪るようにお尻を振りますと、先輩も合わせて指を倒して小刻みに押し上げてくれます。体が二、三度跳ね上がり、私はオーガズムを迎えました。そのときの感じた初めての快感は今でも忘れられません。先輩は骨張った指を引き抜き、腸液が絡まったそれを愛おしそうに眺めていました。お尻フェチと言いますか、本当はこちらが好きなのではないかと思います。先輩は満足そうでしたが私はその後の記憶が曖昧で、多分そのまま寝てしまったのでしょう、練習を終えた他の部員に起こされて帰宅しました。当分お尻に異物感はありましたが、またあのオーガズムを味わいたいです。次はいつ先輩と二人きりになるのかと考えてしまう私ははしたないのでしょうが、先輩の感触を知ってしまえば浅ましく腰を振ることを覚えてしまうのも仕方のないことだと思っています。来週からの遠征合宿が非常に楽しみです。


END
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台詞なしを練習したかったんですけど無理でした。字が多過ぎて読み返すのも億劫なのでもし誤字脱字がありましたら是非ご指摘下さい。名前様、お付き合いありがとうございました。
20161005
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