「っあ!あぁあ!あ!あんっ!」
「声うるさいって、言ったはず、なんだけど、?」
「ご、めんな、しゃ…っあうぅ、あっ、きもちぃです…っ!あん!」
「当たり前、でしょ、僕の方が上手いんだから、」

愁平くんはいよいよ名前ちゃんの脚を肩に担ぎ上げ、奥まで可愛がってあげました。自分の感覚を刻み込むように乱暴で荒々しい突き上げでしたが、名前ちゃんは幸せでした。やっと愁平くんがバイブに妬いていたのだと分かったのです。名前ちゃんは愁平くんにしがみつき、喉を引きつらせながら喘ぎました。

「ひ、ぃや、もう!あん!いっ、いくぅ…っいっちゃうよぉ…っ!」
「イッてもいいよ。そしたら帰ってね」
「え、やぁ、あ、あぁああっ!!」

びくびくん。名前ちゃんは呆気なくイッてしまいます。まだ1分弱くらいしか経っていません。早すぎます。それに、愁平くんの最後の言葉が気になって思いっきり締め付けてイッてしまいました。その締め付けに愁平くんもびっくりです。何とか息を吐いて持ちこたえましたが危うく出してしまうところでした。バイブなんかを相手にやきもちを妬いた時点で恥ずかしいのに、早漏なんて真っ平ごめんです。愁平くんは一瞬だけ歯を食い縛りました。

「っ…」

愁平くんの吐息はとてもとてもえっちなもので、名前ちゃんは思わずぞくっと背筋に痺れを感じました。もっと抱かれたい。そう思ったのです。でもきっといくら上手におねだりをしても愁平くんはしてくれないと分かっていました。名前ちゃんは考えます。考えて、考えて、それから取って置きの言葉を思いつきました。

「しゅう、へ、」
「なに」

愁平くんはまだ出してないので名前ちゃんのナカでガチガチになっています。余裕もないでしょうに、名前ちゃんの話はちゃんと聞くのです。

「わた、し、しゅうへいくん、の、じゃましたくない、から、かえるけど、その、」
「なに」
「あ、あの、あとはひとりでするから、バイブかりてっても、いい?」

どうだ愁平くん!名前ちゃんは不安げに愁平くんを見上げました。上手く妬いてくれたらこのまま犯してもらえるはず。でももし妬いてくれなかったら。…でもそんな心配する必要ありませんでした。愁平くんはとても単純な子だったのです。

「…何言ってるの、帰すわけないでしょ」

愁平くんはギラリと目を光らせて名前ちゃんの顔の横に腕をつきました。

「僕の感覚忘れなくなるまで帰さないよ、おバカさん」
「ば、ばかじゃな、あ!あん、あっ!」

愁平くんはとっても単純なのです。もちろんこの後たっぷり可愛がられたので3時間は帰してもらえませんでした。が、愁平くんにとって3時間くらいのロスは全然余裕だったので大丈夫でした。


2人が同じ学校へ一緒に登校するのは、まだ少し先のお話。


END
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上司の息子さんが今年中学3年生でちょうど受験生だと聞いたのでついカッとなってやりました。最初は受験生応援文としてご用意するつもりでしたが、こんな卑猥な文章学生さんには贈れませんので社会人さんが楽しんでください。年下に攻められたい今日この頃です。名前様、お付き合いありがとうございました。
20130112
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