「ただいまー!名前、見て見てー!」

鍵をかけていたはずなのに当然のように名前ちゃんの部屋に入ってくる高橋さんに、名前ちゃんは大きなため息をつきました。また何か注意してもどうせ合鍵などと言われるのが分かっているので何も言いませんが、ただいまなんて言われるのは納得いきません。

「おかえりー…なんて言うと思ったか!」
「うぐっ…!」

名前ちゃんは高橋さんの鳩尾を殴ります。高橋さんはその場にうずくまりました。

「ふ…名前今日も可愛いね…」
「今言う?それ」

名前ちゃんは高橋さんを見下ろします。

「まあいいや、で、私に見せたいものって何?」
「え、あ、これ」

高橋さんが名前ちゃんにずいっと差し出したのはコンドームでした。名前ちゃんはぶわりと顔を赤くさせます。

「え、な、何これ…?」
「特殊なゴムだよ!使ってみようよ!」
「と、特殊?」

あれ以来えっちにハマってしまった名前ちゃんは興味津々に聞きました。高橋さんはそんな名前ちゃんにきゅうんと胸を高鳴らせます。

「いぼいぼがいっぱいついてるゴムなんだけど、いい角度で使うとすっごい気持ちいいって」
「へぇ…」
「でもいい角度っていうのがちょっとアレでね…」

高橋さんはちょっと気まずそうにします。名前ちゃんはこてんと首を傾げました。

「アレって?」
「…、騎乗位がベストなんだって」

高橋さんがそう言うと名前ちゃんはぼぼっと赤面します。今まで騎乗位なんかしたことがないのでますます照れてしまいます。

「騎乗位、って、私が上に乗るの…?」
「うん、ほんとは俺がしてあげたいけど、今日はこっちでやってみよ?」
「で、でも、やり方分かんないよ…っ」
「大丈夫だよ」

高橋さんはふにゃぁと笑います。名前ちゃんはちろちろ視線を泳がせました。

「とりあえず、ベッド行こ?」





「ま、ま待ってよ、何これ、っ」
「んー?」

ベッドへ行ったらすぐに服を脱がされた名前ちゃん。高橋さんもシャツを脱いでやる気満々です。それから高橋さんはベッドの上に寝転び、その上に名前ちゃんを乗っけたのですが…、何だか乗せる場所がおかしいようです。

「うわぁ、名前のここ、ぴんく」
「んっ…、そこでしゃべんないでぇ…っ」
「かわいい…はぁっ…はぁっ、名前かわいい…」

なんと名前ちゃんが跨がらされたのは高橋さんの顔の上でした。名前ちゃんはひくっと腰を浮かせますが、高橋さんがぐっと太ももを押さえてしまうので逃げられません。高橋さんは名前ちゃんのにおいを堪能したあと、びらびらを指でそっと広げます。

「はぁっ…かわいい…、すごくかわいいよ、名前、こうしたら、クリちゃんよーく見えちゃうね…?」
「はぁ、う、みないでぇ…っ」
「かわいい…はぁっ、すげえかわいい…びくってしてるよ?見られて感じる?」
「そ、んなぁっ、はぁっ」

こしょこしょとそこへ高橋さんの息がかかり、名前ちゃんはすっかりえっちな顔になっています。はふはふしながら舐めてもらえることを期待していますがなかなか舐めてくれません。名前ちゃんのそこはちょっと濡れていました。

「名前、えっちなおつゆ出てるね?感じちゃった?はぁっ、おれに見られて、気持ちいいの?」
「やぁ…っ、ちが、みないでぇ…」
「でもひくひくしてるよ?すごくえっちだよ?はぁっ、いいにおい…、クリちゃんおっきくなってきたね…?」
「は、あ…っ」

名前ちゃんは泣きそうでした。見られて感じているのは事実で、それが死ぬほど恥ずかしいのです。でもそれ以上に、今すぐ舐めてほしいという気持ちが勝ってしまいます。名前ちゃんは恥ずかしくて恥ずかしくていやいや首を振りますが、その先をずっと期待しています。

「こ、こうた、もう、はぁっ」
「もう、何?何してほしい?やめてほしいの?違うよね?ね?名前はえっちだもんね?もっとしてほしいんでしょ?何してほしいの?指でぐりぐりしてほしい?ナカの方がいいのかな?ちゃんと言って?」
「あ、いじわるぅ…っ…」

名前ちゃんは涙をたっぷり浮かべた目で高橋さんを見つめました。

「こうたのべろで、ここぉ、はぁん、きれいにしてぇ…?」
「名前…っ、はあっ、なんでそんなかわいいのかなぁ…」

高橋さんは大興奮。恥ずかしさでぷるぷる震える名前ちゃんの太ももを撫でてから、真っ赤な舌をちらりと覗かせます。

「じゃあおれの舌できれいにしてあげるからね…?」
「ん、あぁっ!」

たっぷりと唾液の乗った舌でとろぉっとクリトリスをなぞられます。真っ赤に充血して刺激を待ちわびていたそこは少しの刺激でびくびく感じてしまいます。クリトリスを震わせながら名前ちゃんは腰を跳ねさせ、高橋さんは名前ちゃんの太ももを脇に挟みながらお尻をなでなでしました。

「んちゅっ、はぁっ…名前かわいい…、ちゅ、かわいいよ…」
「ふ、ぇ、あ、ああん」

先端を尖らせて抉るように舐めたかと思えば、平たくして全体を嬲るようにべろべろ舐め回したり、強弱のある刺激に名前ちゃんは腰を動かせます。高橋さんの舌はとっても熱くて気持ちいいです。たまにちゅううっと吸い付かれますが、脳に直接響く快感に名前ちゃんはおかしくなりそうなので、これはちょっと苦手です。

「あ、あん、はぁっ…こうたぁ、っ」
「ん、はぁっ、どうしたの…?」
「ん、んあっあ、すっちゃ、やぁ…っ」

名前ちゃんがそれを言うと、高橋さんはうっとり微笑みを浮かべます。顔を真っ赤にさせていやいや首を振っているのに高橋さんの顔の上で腰を振っているのですからとてもいやらしいです。そんないやらしい姿をもっと見たいと思った高橋さんはちょっと頑張ってみることにしました。

「んっ…はぁ、ちゅっ、」
「っ、んやあ!すっちゃやなのぉ…っ、はあ、なんでぇ…」

名前ちゃんのクリトリスをちゅうちゅう吸い、空いた手でつんつんつつきます。名前ちゃんはじたじた暴れますが効果はありません。吸われるたびに大袈裟なくらいびくんっと跳ね上がり、大きな声が漏れます。

「あっ、あぁあ、あ、らめぇ…っ、あん、こうたぁ、やめてよぉ…っあん」

ぺろぺろちゅうちゅう。名前ちゃんのあそこからはえっちなおしるがだらだら止まりません。声が出てしまうのが恥ずかしいのか、名前ちゃんは自分の指を噛みますが抑えきれないようです。

「あ、らめぇ、いっちゃう、あ、あぁ、いっちゃうのぉっ…はあ、あ!あ!」

びくんびくん。名前ちゃんは高橋さんの髪の毛を掴みながらイきました。どろどろ顔に垂れてくるえっちなおしるのにおいにくらくらしながら高橋さんは名前ちゃんのお尻を撫でました。

「はぁっ…名前、いっちゃったね…?おれのべろ好き?ね?気持ち良かった?」
「はぁうう…、すきぃ…」

ぐったりした名前ちゃんはこくんと頷きながら噛んでいた指を口の中から出します。唾液が絡まりどろどろにふやけていますが、それをもったないと言うように高橋さんがすぐさま咥えて唾液を飲みます。

「ね、名前?」

高橋さんはカチャカチャとベルトを外してパンツを下げると、ガチガチになったモノを取り出します。

「こっちでも可愛がってあげたいんだけど、いいかな?」
「は、あ…っ」

名前ちゃんはそろそろと高橋さんの上を移動します。腰のあたりにくると高橋さんが1度起き上がり、例のゴムをつけました。先端には大きな突起があって気持ち良さそうです。名前ちゃんはごくりと喉を鳴らします。

「じゃあ名前、腰おろして?」
「ん、はぁああ…っ、き、もち、い」

素直に腰を下ろした名前ちゃんですが、いつもと違う体位に緊張しているのでしょうか、ナカはきゅうきゅうです。高橋さんは深く息を吐いたあと、もっと緩めてと言いますが名前ちゃんは首を横に振るだけです。

「あ、あ、きもちぃ、はぁん、あ」
「名前…っ、ほんとせまい、から、っ」
「あ、あぁあっ、あっしゅごい…っ」

先程まで恥ずかしがっていた名前ちゃんはどこにもいませんでした。快感を求めてかくかく腰を振り、高橋さんのお腹に手をつきます。

「はあ、こうたぁ、ふかいよぉ…っ」
「ん…いつもより奥までいくね…?どう?ナカいい…?」
「あっあぁっ、いぼいぼがぁ、あっ、あたってるぅ…っ、はぁん!きもちぃっ」
「そう…、名前やらしいね…」

気を抜いたら射精してしまいそうなほど締め付けられていて余裕のない高橋さんですが、自分の上で腰を振りたくる名前ちゃんも可愛いなとしみじみ思います。さっき虐めすぎたクリトリスも真っ赤になっていていやらしいですが、何よりここからばっちり見える結合部がいやらしいです。高橋さんのモノを咥え込んでいる名前ちゃんのナカはおしるを出しながらにゅるにゅるしています。縁もピンクでいやらしいですし、高橋さんはその何もかもに欲情してしまいます。

「はあ…っ、名前のナカすごいよ…、もうイくのかな?びくびくしてる」
「あ、あんっ、やぁ…っ、まだ、いきたくない、は、きもちい、あっ、あっあっ、どうしよ、あん」
「大丈夫だよ、いっていいからね」
「やあ、あ、こうたといっしょがいい…あ!あん!」
「名前…っやば、かわいすぎ…」

名前ちゃんはぼろぼろ泣きながら快感に堪えています。爪先をきゅうっと丸めていますが、いいところをいぼいぼで擦られると我慢ができないのです。

「あ、あっ、や、こうたぁ、あん…っ」
「わかっ、た…おれも、出すから…一緒にイこうね…?」
「あ、はぁっ、もういって、いいっ、?」
「いいよ…はぁ…、名前いって…?」
「あ、あぁああぁ…っ!」

名前ちゃんはびくうっとナカを締め付けてイきました。その刺激に高橋さんもびくっと腰を跳ねさせてゴムに精子をぶつけます。ゴム越しに感じる熱さに幸せを感じながら、名前ちゃんはがくんと体を倒して高橋さんに抱き着きました。

「はぁ…はぁ…、こうたぁ、すきぃ…」
「おれも…名前のことだいすきだよ…」

END
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オチがなくてすみません。アンケートより、すんごく甘くて変態チックなものを書かせていただきました。名前様、お付き合いありがとうございました。
20121110
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