※主人公視点

大胆だったかな。でも私もう待てない、身体がふわふわしてとっても気持ちいい。
私の発言に翔ちゃんはカァッと赤面したあとまた2、3度胸元にキスをして、右手だけ下にするする下ろしてきた。腰をなぞられて身を捩ると、翔ちゃんははあ、と熱っぽく息を漏らして、私の脚に手をかける。

「脚、もうちょい開け」
「ふ、ぇ…っ」

恥ずかしくて死にたくなる。好きな子の前で裸になって、1番恥ずかしいところを見せるなんて。でも、翔ちゃんの余裕ない顔、すごくかっこいい。欲情してるって言ってたけど私にも魅力があるのかなあ。
のろのろと少しだけ開いたら翔ちゃんがフッて笑ってきた。その笑顔に安心していたら急にぐいっと開かれた脚。見ると翔ちゃんが両手で強引に私の脚を支えている。

「ちょ、やっ…!?」
「このくらい開かねえと触ってやれねえだろ」
「うっ…ふぇぇ…」

恥ずかしくて恥ずかしくて、また涙をこぼした。やだ、今絶対顔赤い。でも翔ちゃんの言ってることはごもっともだからその状態のままで翔ちゃんを見上げる。

「いっぱい見ちゃやだよ…」
「すげえ綺麗だから」

翔ちゃんは私の言葉をまるで無視してまじまじとそこを見る。恐る恐るという感じで手を伸ばし、筋に指を滑らした。刹那、くちゅ、と漏れる水音。私そんなに濡れてたんだ。
くちゅくちゅと水音を立てて何度か往復すると指がぬめってきて、翔ちゃんのごつごつした指が不意に上の方で尖っている芽を刺激する。

「あんっ」

瞬間、お互いがピシリと停止した。
あんって言っちゃったうわあああああああああああ!あんなの漫画の世界だけかと思ってた!あんって!
顔から火が出るのかというほど熱い。顔、真っ赤どころじゃない。
チラリと翔ちゃんを見上げたら、翔ちゃんもすごくすごく赤面してた。うわあ、ますます恥ずかしいよぉ。

「お前……」
「うわああ!聞かなかったことにしてぇ!」
「…可愛すぎ…っ」

ぼそっと翔ちゃんが呟く。
か、可愛い!?恥ずかしいよぉ。
でも何て言うかすごくじんじんしちゃって、恥ずかしいのに気持ちよくって、なんか、もう。

「名前、」
「へ?」
「腰揺れてんだけど」

う、わああああああ!?
どうしようどうしようすごく恥ずかしい。でも翔ちゃんの指がちょっとだけ当たっててちゃんとに気持ちいいとこ触ってくれないから……って、私翔ちゃんの手で勝手にオナニーしちゃってるってこと?もうやだ死にたい。

「ご、ごめ、」
「ここがいいのか?」
「ひゃ、あぅん!」

びくびくぅって魚みたいに跳ねる私の身体。おかしくなっちゃったのかな、すごく熱い。どうしよう、これ、なんか変。

「翔ちゃぁ、」
「ん?」
「き、もち、い」
「!」

翔ちゃんは目を丸くしてますます顔を赤くさせた。どうしよう、変なこと言っちゃったのかな、私自分で何喋ってるか分からない。気持ちいいよぉ。


(( 思わず出た声に赤面×2 ))
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