※主人公視点

うっとりと翔ちゃんを見上げる。引き締まった身体。筋肉はついてるけど無駄なところにはなくて、ラインがすごく綺麗。腹筋の色気がすごくって、やっぱりアイドルなんだなあ、ダンスの練習頑張ってるなあ、っていうのが分かる。華奢って言われるけど、翔ちゃんは男の子の身体だ。

「名前…、」

頭を撫でられてハッとする。私が翔ちゃんを見ているように翔ちゃんだって私を見ている。やばい、私昨日夜中にクッキー食べちゃったよ、もともと胸もちっちゃいよ、もしかして私の身体すごく幼児体型!?

「あんま、見ないで…っ」

恥ずかしくなって腕で身体を守る。顔から火が出そうなくらい恥ずかしい。翔ちゃんはニヤッてしてからじろじろと私の身体を舐めるように見つめ出した。ああもう最悪。翔ちゃんって何でこういうときばっか意地悪するんだろう。かっこいい。

やたらじろじろ見るから結局泣いちゃった私。びえええ。だってだって恥ずかしいし翔ちゃん目つきがやらしいし、初めてなのに視姦とかずるい。見られて身体がずくずくってどんどん気持ち良くなっちゃう私の身体もやだ。乳首もぷっくり腫れちゃって、やだ、見ちゃだめ、だめだよぉ。

「やだ、もっと見せろ」
「だ、だめっ、お願っ…」
「名前、すげえ可愛いよ」

優しい笑顔。翔ちゃん、王子様だ。

「ほんと?へ、変じゃない…?」
「すげえ可愛いよ」

重ねて言われたら、なんかもういいやって思って隠すのやめた。興奮しちゃって感じちゃうようなやらしい身体だけど、翔ちゃんが可愛いって言ってくれるならもうそれでいい。

「翔ちゃん、触ってくれないの?」

ごく。
あ、また翔ちゃん、喉鳴ってるよ。


(( 変じゃないかな、恥ずかしい ))
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