※翔視点

びっくりした。びっくりしたけど、すげえ嬉しい。名前、めちゃくちゃ可愛い。あんな大胆発言しといて、言った後に自分で顔真っ赤にしてんの。可愛くて、ついキスをした。

「ん、む…っ、ん」

啄むようなバードキス。ちゅっ、ちゅっ、と音を立てるようにしてやる。名前これ好きだよな。

さて、これからどうしよう。
そりゃあ俺だって名前と、その、セックス、とか、シてえけど、さ。いいのか。いや、本人がシたいって言ってんだからいいんだろうけど、だって俺、シたことねえし、上手くできねえかも…。

ぬる、と舌を入れる。余裕がなくて少し強引に名前の頭の後ろに手を添えて口腔を犯すと、名前はぴくりと肩を揺らした。

「んっ、んんっ、ん…しょ、んぅッ」

…やっぱシよう。
こんな可愛い声聞いてやっぱ無理なんて男じゃねえ。

唇を離すと舌と一緒にぬるりと唾液が零れた。とろんとした目の名前はめちゃくちゃえろくて、口から零れたそれを拭ってやる。俺心臓もつかな、今すっげえドキドキいってる。

あ、れ?

ちょっと待てよ……今日の名前はワンピース。これ、どうやって脱がすんだ?前にボタンあるけどファスナーじゃなくてボタン式なのか?やばい、ちょっと待て、これすぐに脱がしていいのか?てか手ぇ震えて上手くボタンとれな……ああああもう!童貞の俺!


(( 脱がし方が分からない! ))
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