「は、あんっ」

散々意地悪されたばっかなのにまた虐められる私の身体。お相手はもちろんさっちゃん。この人手加減ってものを知らない。ガンガン突き上げられてもう3度目の絶頂に私の腰はがっくがく。後ろから突かれてるんだけど私の身体はだらしなく布団にべしゃってなってる。ただ持ち上げられた腰だけは高く上げられていて恥ずかしい体勢。でももう力入らないの。さっちゃんイくの遅すぎる、私のナカ気持ち良くないわけ?

「は、あ、あんっさっちゃんすき、もっ、だめぇすきぃ」

気持ち良すぎて訳分かんない。頭真っ白。とりあえずこんなにも好きで気持ちいいのにさっちゃんは違うのかなって考えるとちょっと寂しい。さっちゃん早くイッて。その一心で、もうない体力をかき集めてナカを締めるのにさっちゃんは相変わらずガンガン突き上げて暴力的な快感を私に与え続ける。

「お前、まだイけんのか?」
「ひ、ゃあ!そこぉ、あ、あ、あぅん、っ」
「はっ…やらしー身体…」
「すき、すきぃっさっちゃんっあっあぁんあんすきぃっ」

好きって言ったら背後から気持ち良さそうな吐息が漏れた。さっちゃん感じてる?気持ちいい?私気持ち良すぎて壊れちゃうよ。

「すき、すきイく、あっあん、さ、つき、はぁあん!」
「っ、こんなときだけ呼び捨てかよ…っ」

私がイくちょっと前に子宮目掛けてびゅるるるって熱いものがかけられる。あ、さっちゃん、イッた。嬉しくて気持ち良くて、私もびくびく。またイッちゃった。

「は、あ…さっちゃん…」

幸せすぎる。でも、もう体力なんかないの。ぐったり布団に倒れ込んだらさっちゃんは私のナカから出ていった。泡立つ白濁がナカから漏れる。さっちゃんはそれをもったなそうに見つめてから蓋をするように指で入口を塞いだ。

「さっ、ちゃん…」
「お前、ほんとやらしくなったな」

ぐったりしながらさっちゃんを振り返ったらさっちゃんがにやって笑ってた。首筋を伝う汗がえっち。んもう、かっこいいんだから。

「さっちゃん、すきぃ。ちゅーしよ…」
「あ?」

とろんって目でねだってみたけどさっちゃんは不機嫌そう。何でだろ。頭真っ白すぎてあんまり考えられない。考えてるうちにさっちゃんはサイドテーブルから眼鏡を取って、それをかけた。何でなっちゃんに戻っちゃうんだろ。

「あれ?」

なっちゃんに戻ったら、くてんって首を傾げられた。私の台詞だよそれ。

「なっちゃん?」
「はい。なんだかさっちゃん、照れちゃったみたいです。名前ちゃん、すんごくえっちでしたもんね」

なっちゃんは私の横にごろんって寝転んで頭をなでなで。気持ちいい。

「うん。…気持ち良かった」

なっちゃんの胸にこつんって頭突きしたら、なっちゃんはふふって笑った。

「名前ちゃんがすごぉく可愛いから、また勃っちゃいそうだったんですね、さっちゃん。でも名前ちゃんに無理させられないから僕と代わったみたいです。それから、」

ちゅ、と唇にリップ音。優しいキス、なっちゃん独特のキスで安心する。好き。

「さっちゃんは口下手ですからね。好きって素直に言えないんでしょう」

なっちゃんに言われてすごくきゅんってした。さっちゃん可愛い。えっちの後は私が甘えん坊になるの知ってるのかな、いつもなっちゃんに代わってくれて、なっちゃんから好きって言葉をたくさん貰うの。さっちゃんも言ってくれたらいいのに、ほんとに照れ屋さん。

「さっちゃん可愛い。さっちゃんもなっちゃんもほんとに大好き!」
「はい。僕も名前ちゃんのこと、だぁいすきです。…あ、僕ら、でしたね」

なっちゃんが肩をすくませる。きゅん。もうだめ、私この人達に早死にさせられる。

「私、幸せだなぁ…」
「僕らも幸せですよ、名前ちゃんと一緒にいる限り、ずっと」
「それじゃあずっとずーっと幸せだね?」
「はい。ずーっと一緒ですからね」

なっちゃんは素直に言葉をくれて私の頭を撫でた。でもさっちゃん言ってた、なっちゃんと自分は考え方が一緒だって。つまりさっちゃんもそう思ってくれてるんだよね。嬉しい。

「好き、大好き、ちゅーしたい」

私のわがままに応えてなっちゃんは私にキスをした。ちゅっちゅって何度も重なる唇。でも急ににゅるりって舌が入ってきて、あれ、これなっちゃんじゃない。

「は、ん…っ」

うっすら目を開けたら眼鏡をしてない。さっちゃんだ。キスしにくいからって取っちゃったのか、それともなっちゃんがわざとさっちゃんを呼んだのか。よく分かんないけどにゅるにゅる絡まる舌が気持ちいい。
唇が離れると舌と一緒に唾液が零れた。さっちゃんはそれも舐め取ってくれて、にやり。

「いつまでも離してやんねぇよ」

それはつまり、さっきの答え?さっちゃんも一緒だと幸せだからずっと一緒にいたいってこと?さっちゃんも思ってくれてるのかなって考えてたの、バレたのかな。なんか嬉しい、私本当に幸せ。

「うん…ずっと一緒にいようね」

ぎゅって抱き着いたら、フンって鼻を鳴らされた。照れてるのかな。さっちゃんもなっちゃんも、本当に可愛い。大好き。ずっとずっと一緒にいようね。


(( いつまでも離さないからね ))
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