“じゃあ、また明日ね”

ちゅっと額に落とされたキスの余韻に浸りながら、名前ちゃんはとたとたと家の中へ入っていきました。今日も幸せな1日でした。毎日毎日朝の登校から帰りの下校まで一緒にいて幸せじゃないはずがありません。最後に見た笑顔に名前ちゃんはきゅんと胸を高鳴らせながら自分の部屋へ到着。音也くんは自慢の彼氏です。

「…はふう…」

持っていた鞄を床に落とすと、名前ちゃんはベッドへダイブしました。幸せで幸せでたまりません。音也くんが大好きで、思い出すだけでこんなにもときめいてしまうのです。名前ちゃんは幸せ、

ですが、

「…は、ぁん…おとやぁ…」

音也くんのことを考えていると身体が疼いてしまうのです。どくん、どくん、とあそこが脈打っているのが分かります。名前ちゃん、発情期でしょうか。
シーツを握り締めて枕に顔を埋めてみますが、疼きはおさまりません。音也くんとは付き合って2ヶ月。とは言えまだ中学生の2人はえっちな行為はしたことがなく、それどころかお互いが初めての恋人です。そんな純粋な音也くんとえっちなことをしたいと妄想する名前ちゃん。今日の別れ際の音也くんの笑顔を想像しながら、自分のあそこへ手を伸ばします。

「はぁ…はぁ、ん…おとやぁ……すきだよぉ…」

制服のスカートを捲って下着越しに触れると、そこは熱いくらいに高まっていました。こすこすと指を動かして愛撫すると自然と揺れる腰。名前ちゃん、どうやらえっちなスイッチが入ってしまったようですね。

「おとや…おとやぁ……、っあ、はぁ、んっんっ」

こすこすする指をぷっくり脹れたクリトリスへ移動させます。下着越しのやんわりした刺激ですが、興奮しきった名前ちゃんには十分すぎるほどの刺激です。

「あっあぅ…ぐりぐりぃ……もっとぐりぐりしてぇ……おとやぁ…あんっきも、ち、おとやぁあ」

恥ずかしい言葉を言いながら音也くんにおねだりします。当然妄想の中ですが。それに応えるように名前ちゃんの指はだんだんと激しく動いていき、クリトリスを強く押し潰します。

「っあ、はあ!きもちいっ、あぁんっあんっ!おとやぁ、もっと…もっとぉ…そこ、いいよぉ……あっんだめ、いく、かも、っ」

びくっと腰が動いたとき、名前ちゃんの指は止まりました。はあ、と熱っぽい吐息。まだ絶頂を迎えていないのに、どうしたのでしょうか。

「ひっ、う…おとやぁ…なんでぇ…?いきたい、いきたいよぉ…えっちしよぉ…やめちゃやだぁ……」

妄想の中の音也くんは名前ちゃんに意地悪なようです。名前ちゃんは爪先でカリカリとクリトリスを虐めました。下着の繊維がざりっと刺激を手助けします。ひくん、ひくん、と腰が動き、名前ちゃんの足の爪先がきゅうと丸まりました。

「おとやぁ…ね、おねがい、…はぁ、しよぉ?ね?あっ…あぅ、ひぃんっ!」

名前ちゃんはいやらしい声で必死におねだり。どうやら妄想内の音也くんにも届いたようで、名前ちゃんの指は再び激しく動き出します。

「あっあひっああん!あ、あっあっいくぅ!おとや!おとやぁ、あっ、あぁ…あ、」

好きなところを中指でぐりぐりぐり。とうとう名前ちゃんはイッてしまいました。びくん、と震える腰。余韻に浸るように何度か腰を振っています。

「あ…おとやぁ……はぁ、ん……」

“まだ寝ちゃだめだよ”
絶頂を迎え、途端に睡魔が襲ってきた名前ちゃんに妄想内の音也くんは悪戯に笑いました。名前ちゃんはどろどろになった下着を脱ぎ捨てます。

「おと…やぁ…っ」

名前ちゃんのまだまだ疼きは止まりそうにないです。


(( 疼いて疼いて ))
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