それ、いつまでやるの。
翔ちゃんの赤い舌がちろちろわたしの手のひらを愛撫し、指の間に滑ってくる。さっきから10分くらいこうして舐められ続けてるけど、うう、視覚的暴力だよお。翔ちゃんのせいでえっちな体になってるからもうそんな刺激じゃ足りなくて、ほんとはもっと別のとこ舐めてほしくて、でも、翔ちゃんがあまりにも美味しそうに舐めるもんだからどうでもよくなってきちゃう。いやどうでもよくはないか、やっぱり腰がじんじんするよお…。
「っ…翔ちゃん」
「んー?」
唇をすぼめて指先をしゃぶっている翔ちゃんにねだるように視線を飛ばすと、翔ちゃんはやっと口からわたしの指を引き抜く。翔ちゃんの唾液がわたしの指に糸引いて厭らしい。散々舐められてふやけた指が濡れてるのもえっちで、また膣がきゅんっと締まった。
「しょ、ちゃ」
「こっちも舐めてほしいって?」
にや、と笑いながら翔ちゃんがわたしの太股を撫でる。ぞわぞわして、少し腰が浮いた。あ、やっと舐めてくれる、翔ちゃん、ここもう熱くて、はやく、早く。軽く脚を開いたわたしの膝を持ち上げると、翔ちゃんに熱い舌を覗かせて、それで。
「っ、ひゃ、あ!」
変な声、でたぁ。
翔ちゃんが愛おしそうに舌を這わせたのは足の指で、な、何で、そこじゃないのに。普段刺激を与えられる機会の少ないそこは過度に敏感になっていて、足の甲とか、指の根元とか、ぞわぞわする。な、なにこれ。
「なぁ…っ、しょう、ちゃ、っ」
「何だよその声」
「は、ゃあ…っやめ、ぇ」
情けない声が漏れて、どんどん濡れてくのが自分で分かる。足の指を舐められてこんなにびしょびしょにして、翔ちゃんにバレたくないけど、シーツにシミができちゃって、あ、あ、気持ちいい。
「そんな反応されるとなあ…」
翔ちゃんが楽しそうに口端を上げる。中指と薬指の間に舌を捩じ込まれて、そんなとこ触ろうとしなきゃ何かが触ることなんてないし、こんなに熱くてぬるぬるしてて、柔らかいものが這うなんて、初めてで。
「ひ…っやめ、て、はなし…、っ」
「ん、ぁ…」
翔ちゃんの熱い息が足の裏にかかり、びくっとなった瞬間指の間を擦られて、腰が大袈裟にびくんと跳ねた。ぞぞぞ、と背筋が痺れて、翔ちゃんの舌が、ゆっくりと指の間から抜かれていく。
「は、ぁう…っ、」
ぱた、ぱた、とシーツに汁が飛んでいって、翔ちゃんはそれを眺めながら少し恥ずかしそうに笑った。大きな手をわたしの頭に伸ばしてくしゃくしゃ髪を乱す。
「お前才能ありすぎ」
「は、ぇ…」
「あー…可愛い…っ」
翔ちゃんはわたしのおでこにちゅっとキスをすると、欲情しきった濡れた目でわたしを見つめながら今度こそ内腿を手のひらで撫ぜてわたしの脚を開かせた。
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拍手より、リクエストで指舐めイキです。ありがとうございました。
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