何度フラれても大丈夫、私は薫ちゃんのこと大好きだから。名前ちゃんはくちゅくちゅと自分のナカを掻き回しながら思いました。今日も今日とて薫ちゃんにフラれました。こんなに大好きなのに薫ちゃんはいっこうに名前ちゃんに振り向いてくれません。でも大丈夫です、名前ちゃんはめげません。明日になれば絶対また告白に行くでしょう。そのために今自分を慰めているのです。

「あっ、あぁう…っはあ、かおるちゃ、ひうっ!」

名前ちゃんはくちゅくちゅ掻き回しながら、びくんっと体を跳ねさせました。それは快感からではありません。

「ひ、な、なに…っあ!ひぃい!いた、い!」

ある部分に触れるとぽってり腫れたように何かができていました。触るととても痛くて仕方ありません。これではオナニーだってできないのです。

「ど、どうしよ、あ、病院…!」

名前ちゃんは濡れたところをティッシュで拭くと、すぐに下着を穿いて病院へ行くことにしました。




(( ドクター薫ちゃん ))




「…で?」

カルテを持ちながら薫くんは名前ちゃんを見下ろしていました。初めて生で見る薫くんの白衣姿に名前ちゃんはどきどきです。乾いた唇を舐め、恥ずかしそうに視線を逸らします。

「あ、の…今日はですね、その、…あそこが、いたくて…」

名前ちゃんが膝の上でもじもじと手を動かすと薫くんはぴくっと眉毛をつりあげます。

「あそこっていうのはつまり膣の中ということでしょうか?」
「は、はい…」
「心当たりはありますか?」

名前ちゃんは先程のオナニーを思い出してぼぼっと頬を染めます。

「なっ、ないです!心当たりなんかないです!」
「…そうですか」

オーバーなリアクションをとる名前ちゃんを見て薫くんは目を細めました。

「じゃあちょっと診てみましょう。下は全部脱いで、そこのベッドに四つん這いになってください」
「か、かおるちゃ、!?」
「ここは病院ですから、僕の指示に従うように」

薫くんはとっても怒ってるような顔をしていました。

名前ちゃんが薫くんの指示通りになると、薫くんは「もっと脚を広げてください」なんて言って名前ちゃんの興奮を煽ります。大好きな彼にあそこを見られるのですから、名前ちゃんは興奮が止まりません。あそこからはとろとろといやらしいおしるが流れていました。

「すみません、ティッシュ取ってもらえますか」

薫くんがナースさんに指示を出します。それを聞いた名前ちゃんは顔を真っ赤にさせました。私そんなに濡れてたんだ。ナースさんはティッシュを薫くんに渡しました。

「ちょっと緊張しちゃいましたか?診るだけなんで大丈夫ですよ」
「は、い…っ」

薫くんは他の患者さんに言うような優しい口調で名前ちゃんに話し掛け、てらてら光るそこを拭きました。どろんとティッシュに糸を引いてとってもいやらしいです。何枚かティッシュを変えながら丹念に拭きますが、大好きな薫くんにあそこを触られている名前ちゃんが感じないわけもなく、声は我慢しているもののそこはしっかりと反応して蜜は途絶えません。

「うーん…困りましたね」

薫くんはナースさんに苦く笑って見せました。ナースさんもまた苦く笑い、薫くんにアルコールを渡します。

「仕方ないので先生が消毒なさって、手探りで調べたらどうでしょう」
「…そうですね、あまり時間もとれませんし」

薫くんはそう言って薄い手袋をはめると、その上にアルコールを噴きかけて名前ちゃんの膣に指を宛がいました。

「じゃあ、すみませんがナカを調べさせていただきます。力を抜いていてくださいね」
「はぁっ、い…、ん」

くぷ、といやらしい音がして、薫くんの指が名前ちゃんの膣に埋まっていきました。どこが痛いのか探るべくナカで指を折り曲げてくにくに動かします。名前ちゃんはびくびく腰を揺らし、薫くんの指を奥へ誘い込みました。

「苗字さん、動かないでじっとしててください」
「う、はぁい…っ」
「どこが痛いですか?」
「ん、はぁっ…もっと、奥のほうに、あります、っはふ」

名前ちゃんは動くなと言われているのにお尻をふりふりして焦れったいとでもいうように快感を求めていました。薫くんは思い切ってずぼっと指を奥に突っ込んでみました。

「んきゃあっ!」

すると、名前ちゃんの悲鳴が響きます。薫くんはにやっとしてそのしこりのようなものをぐりぐり触りました。

「ひぃっい…っ」
「ここですか苗字さん?」
「そこぉ、そこですっ…あ、あ、っ!」

名前ちゃんが悲鳴を上げて首を振ると、薫くんはすぽっと指を引き抜き、振り向いてナースさんに笑顔を見せます。

「見つけましたが原因が分かりません。よく見たいのでクスコを持ってきてください」
「はい、先生」

ナースさんがいなくなったのを確認すると、薫くんは名前ちゃんのお尻をぺしんと叩きました。

「んやあっ!」
「何してるの、きみ」

薫くんの声は怒りを含んでいました。名前ちゃんは不安げに薫くんを振り向きます。

「か、かおるちゃん…?」
「こんなに濡らしていやらしい身体だね、誰とシたの?」
「え、?」
「だから、これ」

薫くんはぐちゅんっと名前ちゃんのナカに指を突っ込みました。急に奥まで挿れられたのでびくんびくんしてしまいます。そんな快感を掻き消すように、薫くんはぽってり腫れたそこをぐりりっと押します。

「ひぎぃいっいたいっかおるちゃっいたっあ、」
「性病持ってる女の人なんて尚更ごめんだね。誰とシたの?いろんな人とシてるの?僕に好意を寄せてるのも抱いてほしいから?」
「ち、がう、かおるちゃ、あ、あぅっ」
「違うって何が。僕は性病持ってる人とセックスなんかしないよ」

薫くんはそこを押し潰しながら名前ちゃんに酷い言葉を言います。覚えのないことを言われて名前ちゃんは痛がりながら泣きました。

「あ、あ、ほんとに、ちが、っはあ゙!」
「じゃあ説明して、これ誰からうつったの?」

薫くんの冷たい言葉に泣きながらも名前ちゃんはしっかりと言いました。

「はぁっ、これは、ちがう、の…っかおるちゃんのこと、だいすきで、まいにちじぶんで、くちゅくちゅしてた、のぉ、!だれともしてない、はぁっ、かおるちゃんだけ、あっ、わたしかおるちゃんだけ、すきなのぉっ」
「…」

名前ちゃんの言葉に薫くんは呆れてしまいました。何言ってんだこの人。薫くんは指を抜き、その近くにあるクリトリスを撫でます。

「僕のことオカズに自分で?」
「あ、はあっ、そぉ、ん!」
「毎日フラれてたのに、毎日シてたの?」
「んっ、そぉ、かおるちゃんにシてもらえる、ひを、たのしみにして、あんっ、じぶんでしてたぁ…っ」
「…ばかじゃないの」

薫くんはぐりぐりと指でクリトリスを捏ね回します。あまりにも速い動きに名前ちゃんはびくんびくん腰を跳ねさせました。腕の力が抜けてただ薫くんにお尻を突き出す形になってしまいますがいやらしく腰だけはしっかり動いています。

「ひ、いっちゃう、かおるちゃ、いく、あっああ!あっ!」
「イけばいいじゃない」
「だめ、だ、めなのぉ、あっ!あぁああ!あ!」

だめだめ言いながらも身体は素直です。名前ちゃんはびくんっと大袈裟に身体を跳ねさせてイッてしまいました。

「はぁっ…はあ、う…っ」
「イくの早いね。まぁ、毎日シてたら当たり前か」

薫くんは濡れた指をティッシュで拭きながら言いました。それから名前ちゃんの脚に視線を向けます。どろっどろに溢れた蜜は大量で、太ももにまで糸を引いています。薫くんはフッと鼻で笑いました。そのとき、ナースさんがやっと帰ってきます。

「先生、遅くなりました。クスコです」
「ありがとうございます」

薫くんはナースさんからクスコを受け取ると、名前ちゃんのナカにぶちゅうっとぶち込みました。

「じゃあ苗字さん、ナカを広げて調べるので締め付けないようにお願いしますね」
「は、はぁう…っ」

クスコでナカを広げると、にちゃあっといやらしく糸を引きます。多分オナニーのしすぎでばい菌が入ったんだろうな、と思いながらもどくどくと蠢いている膣内を観察し、薫くんは呆れたようにため息をつきました。


END
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薫ちゃんが就くのはこの科じゃねーよ、というツッコミは受け付けません。ちなみに補足ですが、薫ちゃんは主人公のことが大好きですが毎日告白されて遊ばれていると思っていたので毎日フッていたのです。これを機に付き合うことになるのではないでしょうか。名前様、お付き合いありがとうございました。
20121029
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