※主人公視点

ぐっぐっと緩やかなスピード。や、ばい、さっき翔ちゃんの指が触れた場所に翔ちゃんのモノが直接触れてて、すごく気持ちいい。翔ちゃんのは熱くて固くておっきい。それで全体をぬるぬると嬲られると、ほんとに頭真っ白になっちゃう。

「あ、あ、あんっ」
「は…、名前、名前…」
「は、あ、ああ、っ」

髪を優しく梳かれる。翔ちゃん気持ちいい?優しくて大好き。私すごくすごく気持ちいいよ。
きゅん、とあそこが締まるのが分かった。それと同時に翔ちゃんのがまたおっきくなる。気持ちいい、すごく気持ちいい。翔ちゃんは?ちゃんと気持ちいいの?

「あ、は、あっあんっあぅああ」
「くっ…名前、ごめんな…」
「ん、う…?しょ、ちゃ…?」

不安になって見上げると、熱く息を吐きながら顔を歪ませた翔ちゃん。私の髪を梳く手つきは相変わらず優しい。

「俺だけ、すげ、きもちくて、ごめ…っ」

翔ちゃん、気持ちいいんだ。
すごく嬉しくなって思わず頬を緩ませた。

「んっ、翔ちゃ、わたしも、ん、はあっ」

喋りたいのに気持ち良すぎて言葉にならない。きゅうっと目を瞑ったら翔ちゃんが苦しそうに息を吐いてから動くスピードを緩めてくれた。

「は…、翔ちゃん、私も、気持ちいい、よ…?」

優しさが嬉しくて、にこ、と笑う。刹那、翔ちゃんが目を見開いた。

「お前、反則…」
「え?」

翔ちゃんはカァァッと赤面して完全に動きを止めた。私の肩口に顔を埋めて、ぎゅうううっと強く抱きしめてくる。どうしたんだろう翔ちゃん。

「え、何、だって、翔ちゃんだって気持ちいいんでしょ…?」

また不安になって聞いたら、肩口から「あぁ」と小さく返事が返ってきた。だったら翔ちゃん、どうしたのよ。


(( 気持ちいい? ))
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