駄ン文ロンパ103
2015/06/28 06:00

【ヤンデレベル:1】


日向「左右田が女の子だったらなぁ」

左右田「いきなり何だよ日向、気持ち悪いぞ」

日向「其処まで言うなよ、泣くぞ」

左右田「……で、何でそんなこと思ったんだ?」

日向「いやあ、左右田って性格的に女だろ」

左右田「言い切るなよ……せめて疑問符くらい付けてくれ……男として傷付くから……」

日向「だって女々しいし臆病だし」

左右田「そ、そん」

日向「何かいじらしくて守ってやりたくなる」

左右田「なこと……えっ?」

日向「頭なでなでして可愛がりたい」

左右田「え……あの……」

日向「機械の部品とか道具とか貢いで喜ばせたい」

左右田「あの……日向、さん……?」

日向「一緒にお化け屋敷に行って怖がる左右田を抱き締めながら『俺が居るから大丈夫』って耳元で囁きたい」

左右田「日向さん……ちょっと……」

日向「どうした?」

左右田「いや、えっと……」

日向「ははは。何だよ、そんな余所余所しい態度して。将来を誓い合った仲じゃないか」

左右田「……えっ?」

日向「何だよ、忘れたのか? お前から言ったんじゃないか。俺の隣はお前だって」

左右田「あれはロケットの話で……というか親友として言ったのであって、そういう意味じゃ……」

日向「俺、あれから結構考えたんだ。どうやったら左右田に相応しい男になれるかって。そして頑張った。機械関係の本を読んで知識を増やしたし、お前好みの良い骨格になるよう良い姿勢を意識するようになったし」

左右田「ひ、日向……?」

日向「あ、もしかして冗談とか遊びだと思ってるのか? それなら誠意を見せようか? 手始めにお前以外の人間との交流を絶とう。携帯の電話帳も家族以外消す。あぁ、家族も消して欲しいなら消すぞ? 左右田以外のデータは要らないからな」

左右田「いや、いやっ……其処までしなくても……」

日向「そうか、左右田は優しいな。俺の生活を心配してくれるなんて。でも遠慮なく言ってくれよ? 左右田の為なら俺は何だって出来るんだから」

左右田「……あぁ、うん……あ……ありが、とう……」



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