駄ン文ロンパ19
2014/07/07 19:07

【七夕2】


狛枝「左右田君は短冊に何を書いたの?」

左右田「こういうのって、見せたら駄目になるやつ?」

狛枝「見えるところに飾るんだから、見せても大丈夫なんじゃないかな」

左右田「じゃあ見せるわ」

狛枝「『恋人が欲しい』か……ソニアさんと恋人になれますように、って書けば良かったんじゃないかな」

左右田「誰が書いたか即ばれるだろ」

狛枝「確かに」

左右田「それに、名指しでソニアさんを指定するなんて烏滸がましいかなって」

狛枝「僕の自虐病が伝染ったのかな?」

左右田「そうじゃないと信じたい」

狛枝「あははっ」

左右田「ところでお前は何て書いたんだよ」

狛枝「僕? 僕はこれ」

左右田「『友達が出来ますように』……」

狛枝「僕みたいなゴミカスと友達になってくれる人は居ないだろうけど、願うくらいは良いかなって」

左右田「……俺、お前の友達じゃなかったのか?」

狛枝「えっ」

左右田「友達だと思ってんだけど」

狛枝「左右田君……嬉しいよ! 幸せの青い鳥はすぐ傍に居たんだね!」

左右田「良かったな」

狛枝「左右田君の御蔭で僕の願いが叶ったから、僕も左右田君の願いを叶えるよ」

左右田「まじか」

狛枝「うん! 左右田君……」

左右田「顔が近いんだけど」

狛枝「僕なんかじゃあソニアさんの代わりは務まらないだろうけど……」

左右田「えっ、ちょっと待っ」

狛枝「僕が左右田君の恋人になるよ」ちゅーっ

左右田「 」



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