いつか描きたい用18
2013/08/11 18:00

【余所でやれ】




ジャギ「はぁぁっ、やっぱり兄者は恰好良いよなあ。優しいし、強いし、男前だしよお」

アミバ「お前、俺の目の前でよくそんなことが云えるな……」
(額に血管浮き出ている)

ジャギ「あんだよ、本当のことじゃねえか」

アミバ「ふざけるなよ。俺がトキ嫌いだと知っているだろうが。なのに目の前で褒めやがって。そんなに死にたいのか?ん?」
(秘孔突く体勢)

ジャギ「本当のこと云っただけで切れんなよ。本当お前、短気だし馬鹿だし間抜けだし、陰険で屑だよな」

アミバ「何だとこのバ」
(振りかぶり)

ジャギ「でもそんなお前が好きなんだよなあ」

アミバ「カッ……!?」
(硬直)

ジャギ「どう考えたって顔以外兄者の方がレベル高いのに、何でか知らねえけどお前が可愛くて仕方ねえんだよ」

アミバ「な、なっ……!?」
(顔真っ赤で震え)

ジャギ「なんつうのかな。放っておけないっつうか、俺が傍に居てやんなきゃ駄目だっていうか」

アミバ「お、おおお俺はっ、子供じゃないぞっ!」
(顔真っ赤で叫ぶ)

ジャギ「んんんっ。そういう態度も可愛いなあ、おい」
(にやにやしながら)

アミバ「くっ……!」
(顔真っ赤で歯を食いしばる)

ジャギ「まあ、そういうことだからよ。お前がどれだけ兄者に劣っていようが、俺はそんなお前のことが好きだからよお」
(アミバの肩に手を置き引き寄せる)

ジャギ「お前はお前のままで居てくれて良いんだぜ」
(アミバの頭を撫でる)

アミバ「……っ……お、俺だって……お前のことがだな……その……きだ、から……」
(顔真っ赤で小声)

ジャギ「何だって?聞こえねえなあ」
(にやにやしながら)

アミバ「す、好きだって云ったんだよ!こんなに近いのに聞こえない訳がないだろうッ、意地の悪い男だなお前は!」
(顔真っ赤で叫ぶ)

ジャギ「でも、そんな意地の悪い俺が好きなんだろ?」
(にやにやしながら)

アミバ「そうだ!何か悪いか!」
(自棄)

ジャギ「悪かねえよ」
(アミバを抱き締める)

アミバ「くっそぉぉぉっ……こんな、こんな奴に惚れるなんて……畜生ぉぉぉっ……」
(抱き締め返す)




モヒカン1「まーたやってるよあの二人……」

モヒカン2「仲良きことは美しきかな……ってことじゃない?」

モヒカン1「でもさ、可愛いとか惚れるとか何とか云ってるよ?それって『LIKE』じゃなくて『LOVE』じゃないの?良いの?大丈夫なの?」

モヒカン2「何云ってんだよお前。可愛いってのは……まああれだ、褒め言葉で、惚れるってのは『男として惚れる』ってやつで」

モヒカン3「昨日、二人一緒に寝室へ入っていったの見たんだけど」
(小声)

モヒカン2
(絶句)

モヒカン3「ジャギ様の部屋って、ベッド一つしかなかったよね?」
(小声)

モヒカン2
(絶句)

モヒカン3「朝一緒に部屋から出て来たの見たんだけど」
(小声)

モヒカン2「もう、もう良い。判った、判ったから……」
(震え声)

モヒカン1「仲が良いのは良いんだけど、余所でやって欲しいよね……精神衛生上悪いし」

モヒカン2・3「ねーっ」




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