ネタ帳
パクッちゃ駄目よ!

 與儀寄りなカーニヴァル
2013/05/08 20:22
※お母さんが能力者になって殺されてしまった女の子のお話


何で、輪は私を気にするのだろう。私にそんな価値ないと言っているというのに。それとも、私が知らないだけで何かあるというのか。お母さん、私の帰る場所はもうないのかな。ここしか、無いのかな。監視されてる感じはそこまでしないかもしれない。でも、だけど、


「#name2#ちゃーん!ご飯食べたあ?」


・・・・・・何でこの男の人はいつも煩いんだろう。・・・・・いや、煩いというよりも私が煩わしいと思ってるだけか。
與儀というこの長身の男はニャンペローナの中に入ってるらしい。・・・・あんな、可愛い猫にこんな男の人が入ってたなんてと少しショックを受けたが今はもう慣れた。ただニャンペローナを可愛いとあまり思えなくなっただけだ。

「まだ、ですが・・・・今はお腹は空いてな、」

ぐぅとその瞬間私のお腹が鳴る。・・・・しまった。目を見開く與儀さんを無視して私は背を向けた。

「・・・・・・失礼します」
「えぇ!?ちょっちょっと待って!」

一緒に、食べたくない。この人は、この人は、お母さんを殺した仲間だ。此処にいるのすら嫌なのに一緒に食事なんてしたくない

「一緒に食べよう?」
「・・・・・すみません。私、部屋に戻ります。」


走った私に與儀さんは声を掛けたが、追ってくることはなかった。



*********


バタンと扉を閉めれば、私はベッドになだれ込むように倒れた。

「・・・・っ・・・うっあ・・・・、・・おか、さん・・・・!」

涙を布団で押さえつけて声があまり漏れないようにと必死に口を塞いだがあまり意味はないみたいだ。

「・・・・、・・・っ」

───本当は、わかってるんだ。與儀さん達は悪くないって。恨む相手が間違ってるってわかってる。だけど、

「・・・・・っ・・・家に、帰りたい」

この気持ちの先が見えなくて、何も出来なかった自分に酷く、嫌気が差す。



 志摩くんを好きになってしまった女の子のお話
2013/04/13 18:40

何で好きになったのか。聞かれたら一目惚れと答えるべきなのだろう。だがしかし一目惚れなんて私は信じない主義で、顔だけを好きになるなんてそんなの恋じゃないと前まで思っていた。だけどしてしまったのだ。一目惚れというやつを。
最初は頭から離れないあの人の笑顔に酷く焦ったが、彼に声を掛けられた瞬間、認めざるを得なかった。名前なんて言うん?なんてナンパに近い。なのに、会うのは初めてじゃないのに、
なのに、すごく嬉しかったんだ。彼の名前は志摩廉造くんというらしい。話していくうちにわかったのは女の子が好きで思春期真っ只中の男の子。でも、優しくて、争い事が嫌いなのにでも、いざという時、本当に、いざという時はやる人。なんとか友達というポジションにまで昇りつめたが彼には女の子の友達なんて沢山いて私なんかその一人でしかない。しかも私は志摩くんの女好きを笑ってあげられる可愛い女の子じゃないからもしかしたら面倒くさいとか思われているかもしれない。

そもそも私は志摩くんの何になりたいというのか。

「#name2#ちゃーん!」

あの笑顔を独り占めできたらまぁ、嬉しいと思う。だけど、彼は、

「今日も可愛いらしいなあ」
「あー、はいはいありがとー」

そんなの知らないんだろうなあ。




 空蝉の遺し物
2013/02/17 18:22
死ネタで誰とか決まってない。ナニコレ!
──────────────

雄の蝉は寂しくて、気づいてほしくて、「誰か子孫を遺してくれませんか」と一目を気にせず求愛をする。その為に生きることに不満はないのだろうか?生きる意味は果たしてあるのだろうか。

「・・・・・・・・・」

そもそも、生きる意味が何なのか、それが何なのかよく理解し今現在生きている生き物なんているのだろうか?きっと、その生き物こそが一番生きている意味がないのだと思う。これは私個人の意見だが。

「きゃははは!まじうけるんですけどー」
「アイツ、いつか死ぬんじゃねー?」

死ぬ時に人が考える事は様々である。
例えば、誰かを憎んで死ぬ人。

「ていうかーまじ受験だりい。死にてぇー」
「いっそ誰か殺してくれねぇかな」

望んで死ぬ人。

「うっわ!まじ最悪ー。もーお前一辺死んでこいよー」
「死なん!」

望みもしないのに死ぬ人。
例を挙げたらキリがない。

そんな中、私の隣の席の男は望まずに死んだ。

対して頭が良い訳でもなく、かといって足が早かったり顔が良かったりした訳ではなく、普通の男だった。
だけど、いつも笑っていて、友達が多くて。そして、私に話し掛けたりするぐらい、変わり者だった。無愛想な私に、毎日挨拶をして、お菓子を渡してみたり一方的に話してみたり。彼は結局私に何がしたかったのだろうか?今はもうわからず仕舞いだ。
どうしても、気になってしまうのは、私がこの学校で、一番交流した人だからなのか。それとも、

「#name1#さんって字綺麗だよね!」
「・・・・・・そんなこと、ない」
「えー!そんなことある!俺さー字汚いからよく読めないって言われるんだよねーいいなー」
「・・・・・・・、そう、なんだ」


彼が、知らない内に、私に何かを授けたと言うのだろうか。
その何かは、分かった所でもう意味は為さないのだろうけど。

彼の声を聞くことは疎か、見ることは、もうないのだから。


 青エクでトリップ
2012/12/19 21:47
家族はそのままなのに青エクにトリップしてしまった話。多分知識はないんじゃないかな。
※幼少時代の燐と夢主
─────────────

「おくむ・・・・ら、くん」
「おっ!#name1#!おーい!」

手をブンブンと振る奥村くんに私は青ざめて、ただ木の上の奥村くんを見つめていた。だが、正気に戻って何故そこにいるのかと問えばいつもの笑顔でこう言った。

「登った!」
「えええ」

彼は木登りが得意だった。
大人でも登れないであろう場所をいとも簡単に登ってしまうのだ。そして、力が強い

「あり?」

ボキッと嫌な音を立てたと思えば、次の瞬間、彼はふわりと宙に浮いていた。

「うぎゃぁあああ!?」
「っぎゃぁあああああああ!!」

奥村くんもそうだが、泣き叫ぶ私の声が大きかった。
しばらくすると何だ何だと人がそこそこに集まってきて、倒れている奥村くんを見て駆け寄った大人が奥村くんに大丈夫かと問えば、奥村くんはむくりと起き上がって、鼻血を垂らしながら痛い!!と叫んだ。

「何があったんだい?」
「・・・・・・・・」

何も、言えなかった。言ったら奥村くんがまた化け物だと、人間じゃないと言われてしまうと思ったから。奥村くんは、確かに少し馬鹿で力が強くて、怒ると確かに顔が怖い。でも、優しいんだ。優しいんだよ。不器用だけど、優しい子なんだ。


 高尾くんにストーカーされる
2012/11/23 14:41
少し訳ありなストーカー小説。夢主は普通の子

 鳴門でナルト←夢主←キバ
2012/11/23 12:41
ナルトのことが好きな近所の一個離れたお姉さんが好きなキバ目線のお話。誰も報われないうだうだしたオリジナル連載。

 白石くんのいとこ設定
2012/11/17 19:50
謙也くんとイグアナ繋がりで仲良くなる話。


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