私は、幽霊や妖怪というのはいると思っていた。


周りには霊感がある友達がいたし、その子たちの話が嘘であれ本当であれ、否定する材料を私は持っていなかったからだ。かといって、私にはいると証明することもできないのだけれど、この世界の多くの人間が幽霊を見たことがあるなどの話をしているのだ。だったら、きっといるのだろうし、同じように妖怪もいるのだろうと思っている。


まあ、私にはそんなことを考えている余裕もないのだが。


なぜって、私には今世紀最大のビッグニュースが現在飛び込んで来たからである。


このビッグニュースによって、私の今までの生活は一変し、世界もがらりと色を変えた。


それは、今までの自分の常識というものがいかにちっぽけで、何も知らなかったのだと思い知らされるように私に降りかかった。


そして、これは、私という人間が私という人間を築き上げ、成長させていく物語である。






|
[Back]

×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -