「‥‥っうあぁあー!!!もう!!やだ!暑すぎ!!溶けるッ!!メルトォォオ!!」
「うっせぇなぁ‥」
「いや、でもほんとマジあっつい‥」
「‥ゆーの家ってここ?」
「お?あ、そうそうココ。みったんとしろりんは前に来たことあるけど、確かだかさんは初なんだっけ」
「うん、初来訪」
「つーか、前も思ったけどゆーの家って‥でかいよな」
「あー、うん、でかいでかい。そんで昔ながらの家って感じだし‥」
「ッオォオイ!ゆー!!みんな連れて来ーたーぞー!!!」
「っい!?う‥ッるせぇ!!声でけぇんだよクソたいき!!」
「ぅあだっ!ちょ‥!スネ蹴るとか、はんそ、く‥!ぐはっ!!」


カラカラカラカラカラ


「あ、みんないらっしゃい」
「う‥い‥いだだだ‥お、おお‥ゆー‥昨日ぶり‥‥」
「あ、やっほーゆーくん。スイカもらったから持って来たんだけど‥」
「うん昨日ぶり‥って、え、スイカ!?わ、丸ごとある!しかも2つ!?え、ええぇ、三田くん、これホントにいいの?」
「や、全然いーよ。みんなで食べなって親に持たされたし。‥てか、ぶっちゃけね、えーと‥スイカの親戚がいっぱいで、なんかうちにもいっぱいで、他にもいろいろとごちゃごちゃなもんだからすごい困ってて。だから、ぜひよければどうぞ!」
「そうなんだー‥じゃあ‥スイカはちょっと冷蔵庫で冷やしとこっか。‥それにしても‥‥はぁ〜うわぁー‥なんか、ホントにありがとね三田くん。あ、お母さんにお礼お願いします」
「ラジャりました!」
「(‥つーか、ゆーはなんで三田のあの説明に疑問を抱かねぇんだ‥‥?)」
「‥あー‥スイカすごいうれしいなぁ‥食べるのが楽しみだなぁ‥」
「ゆーの目が輝いてる‥」
「だってけーすけ、丸いスイカとか夏って感じがするじゃん!」
「あ、つーかそうだ。なぁゆー、オレ花火買ってきてっからこれ夜にでもやんねーか?」
「あ、花火!打ち上げ!オレ打ち上げ先にやりたい!!」
「‥ロケットは?」
「お、だかさんロケット派?でも鼠花火とかさぁ」
「ってあーもう、お前らいつまで玄関口に居るつもりだっつの。さっさと上がらせてもらえ」
「あ。そういえばそだねぇ、あははは。早くみんな上がって上がって。そこ居たら暑いでしょ」
「おー、んじゃあお邪魔ー」
「お邪魔しまーす」
「おじゃまんぼー」
「お邪魔します」







 * * * *







「もー‥無理。オレ頭入んないです‥‥」
「‥あァ?だらしねぇな三田。‥‥ん?ああ、けどもうこんな時間か。はえーな」
「って、ちょwうはwwやり始めて三時間経ってるとかやばいwwオレらすごいwwすごいけどきもいwすもいwww」
「わ、ホントだ、すごいねー」
「お腹空いた‥」
「あ、そういやスイカは?」
「んー‥ご飯食べた後に食べようよ」
「さんせー!」
「つか飯どうすんよ、外に食いに行くか?」
「あ、ばあちゃんが用意してくれるからみんなうちで食ってってよ」
「えー、いいのか?悪くない?」
「大人数だしなー‥」
「あ、大丈夫大丈夫、昨日からばあちゃんかなり張り切っちゃって、ご飯の準備しまくってたし」
「つか、ゆーのばあちゃんの飯って美味いよなー!オレすげぇ好き!煮物がマジでアレだから!神だから!!」
「とか、聞いたら食べたいね」
「おいこら日高ェ‥‥いや、まあいいけどだな」
「っあー‥暗記‥ダメだもうマジ頭いたい。英語に殺される‥」
「なあなあ、てか誰かもう課題終わってたりする?」
「あ?そんなもん一昨日に終わらせたっつの」
「なん、だと‥!?ふおぉぉ‥‥し、しろりんパネェ‥格好よすぎる‥全俺が惚れた!!」
「オレはねぇ、えーと‥あと古典のプリント2枚くらいで終わるかなー」
「‥おれは数学だけ残ったなぁ」
「うあー‥マァジかー‥んじゃあオレが一番遅そうだなコレ‥‥‥‥‥ん?って、みったん?え、ちょ、なしたのその驚愕の表情www」
「‥え‥‥?や‥うん‥え‥えぇ‥?」
「‥‥‥おまえ‥‥‥」
「‥‥あ、もしかして三田くん‥」
「‥課題、全然進んでないとか?」
「‥や、え、てか、オレ明後日英語の補習あるから暗記、を‥‥」
「「「‥‥‥‥‥‥」」」
「あ、てかみったん補習組?オレ数学で明日補習あるよー仲間仲間ーイェーイ」
「おお、な、仲間仲間!イェーイ」
「‥つーかお前ら、赤点‥?受験生なのにそれかなりやばくねぇか‥?」
「んぁ?や、ちがうちがう、オレ強化補習よ一応。最近そこそこ目標点はとれて来てんだけどさぁ、なんか、数学いるとこ行くっつったら夏休み学校来いって言われて」
「‥あ、いや、てかオレも赤点じゃないけどなんかそんな感じで呼ばれたってゆうか‥」
「‥‥あ?でもなんかお前ら強化補習のリストに名前なかった気ぃすんだけど」
「「ああ、なんかそれ個別指導するって先生に言われたから」」
「「「‥‥‥‥(先生もこの二人が不安なんだな‥‥)」」」
「‥ああぁあ‥でもそっか‥オレだけ課題丸残り‥‥丸残りなのかー‥‥」
「‥‥いや、つーかお前は夏休み入って二週間は経つのになんで課題が丸々残ってんだ?」
「え?いや、一昨日あった最後のライブに向けて練習詰まってたもんだから‥」
「‥‥‥‥‥」
「ああ、あれか!バイトでオレ行けなかったんだけどなんかすげー盛り上がったって聞いたわ!オレも行きたかったな〜」
「‥‥うーん‥‥えーと、でもまあ‥それが終わったんなら一気に課題やっつけちゃおうよ三田くん。3年だからそこまで量もないし‥分かんないとこは聞いてよ、オレ教えるから」
「!?ま、マジで‥!?ゆーくん優しすぎる‥!!」
「‥あ。でも三田くん、悪いんだけど文系は勘弁してください‥オレ理数じゃないと教えられる自信ないや」
「いやいや、いやいやいやいや!ホントその気持ちだけで嬉しいですマジでありがとう‥!!」
「あ!そんじゃあみったんさぁ、古典とかはしろりんに聞けばいんじゃね?スパルタだけど頭入るし多分課題サクサクよー?」
「え、い、いやそれはちょっと‥」
「とか、お前は言ってる場合か?あァ?」
「でっ、ですよねー!!」
「まあ‥1日じゃ終わる量ではないけど、頑張れば明日までには半分くらい進むよ。オレも何かやれそうならやるし」
「っだかさん‥‥!うう、ありがとう‥!!」
「‥‥‥よし、まあ、つーわけで三田」
「‥‥え‥あ、はい‥?」
「‥よくよく覚悟しとけよ?お前。‥オレはお前を今夜寝かしてやるつもりはねぇからなァ!」
「、ぶはッ!!?っ、ちょwし、しろさ!wwい、いやぁああん今の発言なんか破廉恥ぃい!!wwww」
「はっ、はれ‥!?おま‥!頭腐ってんのテメェたいき!死ね!!」
「っぎゃあああぁぁぁあ!?!ちょ、や、やめっ!四の字固、め‥ギブ!っちょ、ま、ぎ、ギブギ、ぐぇっ!ゲホ!た、助けて誰か‥!いやぁあああオレこの暴漢に犯されちゃ、」
「ほぉ?よし分かった、このままあの世に送ってやる」
「おぎゃあぁぁぁぁあああああ!!!?」
「あははは、じゃあ、オレそろそろばあちゃんとこ行ってご飯の準備手伝ってくるねー」
「あ、オレ手伝うよ」
「え?や、大丈夫だよ三田くん。座ってて座ってて。それより今のうちにちょっとだけでも課題しときなよ」
「あ‥うん。サンキュ、」
「まあ、英語の暗記は明日にでもたいきが付き合ってくれるだろうし‥心配ないよ。大丈夫」
「‥うっ、うぅ‥!うあぁああ‥!な、なんかもうオレ、目から汗が零れ落ちそう‥!」
「むぎゃああぁぁあ!?だ、だめ!!ちょ、あっ、そ、そこはらめえぇぇぇえええッグぶぉ!うおぇえッ!!!」
「ぅオラァっ!!いい加減に落ちろやクソたいき!!!」
「‥お腹空いたナァ」
「よ、よし‥やるぞ課題‥!‥に、逃げちゃだめだ逃げちゃだだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ‥!」





















3年組の夏休みお泊まり勉強会もどき^^

真くんも誘われたはずだけど、断ってきっと今頃サクッと課題終わらせて受験勉強やってるはず(笑)

補習は、赤点取得者が出る強制補習と自主参加の塾形式な強化補習の二種類があるつもりで勝手に書いてしまいました(´∀`;)サーセン

あと、みったんは説明下手ってのを思い出したんだけど‥‥説明下手って逆に難しいな!説明しようとしたらこんがらがっちゃう感じなのかしら。

まあとにかく、さすがに勉強苦手なたいみたの二人も夏休み前までには学力底上げしてきてるはずなんで赤点は避けて‥みました←

なんだかんだ愛されてるみったんと容赦されてないようで手加減されてるたいきって感じでしょうか。ゆーとだかさんはしろたいの二人に関しては本気でしろがやってないのは分かってるのでほったらかしです。

花火とスイカも詰め込みたかったけど長くなるのでカットしました(笑)

多分ご飯の後、課題がなんだかんだ言いつつゆーのばあちゃんが切ってくれたスイカみんなで食べながらゆーん家の庭で花火して、打ち上げとロケットは危ないからやめとこうってなってたいきとだかさん辺りがしょんぼりしつつ線香花火が終わったら‥‥ざわ‥ざわざわ‥ざわ‥‥みったんにとっての‥地獄が‥‥今、始まる‥‥‥とか、みたいなw

てかあれだよね、全員徹夜で、まあ五分〜十五分の仮眠を挟みつつ朝まで勉強!誰かが仮眠とるってなったら携帯アラーム設定して、それで起きなきゃ他の誰かが起こしたげたりね。

そんでみんながうとうとし出したら、きっとゆーさんが苦笑いしながらコーヒー作って持って来てくれるよ(笑)
けど朝方一番最初に寝ちゃうのはゆーさんです。寝るの大好きだから一番に陥落b

意外とそれ以外の四人が起きてて、ゆーに布団かけたりあんま煩くしないようにソワソワこそこそ勉強続けてたらかわいいです(笑)









夏のお泊まり勉強会/太祈と優と志良と佳佑と瑛市/talk
2010/07/07 00:36



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