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不幸な朝を体験して、午後の小テスト。
鈴日奈芹都 70点
「ノォオオオオ!!」
「あ、芹都ちゃん落ちたー?」
「誰かさんの所為でね!!」
「えー?祐香じゃないもーん」
「な、なっちゃんは!?」
「あたしは80点だったよ〜」
「くっそ、いっちゃんは…ああ、合格したんだね!」
「え〜?芹嬢落ちたの〜?(ニヤニヤ)」
「ニヤニヤすんな!!いいよどうせバカだもん!」
「“だもん!”とか、か〜わ〜い〜い〜!」
「引っ付くな変態!!」
朝からの不吉がここにも響くとは……。
奥ちゃんの黒さ、恐るべし。
「ん?なんか言った?」「いえ何も」
「おっかしいなぁ。今確かに芹都ちゃんから“奥ちゃんが黒い”的なこと言われた気がしたんだけど…」
「
(ビクゥ)そ、空耳なんじゃないかな!?」
奥ちゃんって、怖い…。
「ということは、芹嬢達再テストじゃん」
「あー、3日後だっけ」
「勉強しないから意味ないんだけどねー」
「いやしようよ!再々テストも受ける気!?」
「え?行かないよ?」
「サイデスカ…」
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