テラリウム

あてんしょん
あぶのーまる?
媚薬
小スカあり



ハルトは開店前のモストロラウンジで早めの夕食を摂っていた

ハルトとジェイドはクラスメイトであり、2人とも趣味がテラリウムということでわりと仲良くやっている

互いに珍しい植物を提供したり、アドバイスしあったり、時には一緒に山へ入り散策やら採取やらを楽しんでいることもある

今回はジェイドが前から欲しがっていた植物を提供したお礼と言うことで、開発中の新メニューをご馳走になっていた

ジェイドは、パクパクと手を休めることなく幸せそうに皿の上のものを平らげていくハルトを、隣に腰かけて目を細めて愛おしそうに見ていた

「ハルトさん。名目上は試食なので、感想を頂けるとありがたいですのですが」

「全部美味しい!」

「参考になるかは別として、褒め言葉として受け取っておきます」

ジェイドがクスクスと笑うとハルトも笑う

「ジェイドが作るもんっていっつも美味しいじゃん。山登りの時の弁当とかも美味いし…てか、最初から多分美味しいしか言わないって言ったじゃん」

「そうでしたね。」

ハルトはあっという間に全て腹におさめ、飲み物に手をつける

ジェイドは口元に手をやり表情を隠しつつ、ニンマリと笑った

ピンク色の甘い香りのするジュースを、ハルトはごくごくと飲み干す

「ごちそうさま!ほんとに全部美味しかった!」

ハルトは満足そうに両手を合わせる。ジェイドは

「良かったです」

とにこりと笑い、食器を慣れた手つきで片付ける

ピンク色のドリンクの入っていたグラスを手に取った際

「おや、僕としたことが」

ジェイドはわざとらしく口を開いた

ハルトは首を傾げる

「え?なに?」

「人魚用のかなりキツイ媚薬を入れてしまいました」

「………は?」



「…ひっ……もぅ、許して……もぅ…で、出ないっ………いきたくないっ………うぅぅぅっ」

ハルトはビクビクと体を痙攣させ達する。ジェイドは楽しげに笑いつつ、手を休めることなく扱き続ける

「ジェイド…っ……止めっ…死ぬ……ひぅっ…許ひてぇ……んん…いきたく、ないぃ…」

ハルトは抵抗出来ずに泣きながら許しを乞うが、ジェイドは

「今放置しても辛いですよ。治まるまで頑張りましょうね」

とニッコリ笑う

「そんなっ…そんなぁ……んんんんっ」

ハルトはまたすぐに腰を跳ねさせて射精した様だったが、何も出なかった

数えられない程何度もイカされ続けとっくに精液も出し尽くしたのに、ソレは媚薬のせいか硬いままですぐにまた首をもたげる

ジェイドは薬の効果が切れるまで、ハルトの性処理を手伝っていた

手伝うと言っても

「僕のミスですので、責任をとらせて下さい」

と無理矢理自室に連れ込んで両手を縛って拘束し、足の間に自身の体を割り込ませて閉じられないようにしてから、ハルトが自分からおねだりするまで指先でソレに触れるだけの刺激を与え続けたのだが

「…んん…もぅ…おちんちん、壊れる…っ……さわらないでぇ…!」

ハルトは終わらない快楽にボロボロ泣きながらジェイドに懇願する

恥もプライドもドロドロに溶け去ってしまった様子のハルトを見下ろし

「仕方ないですね」

とジェイドは手を止めた

「…はぁ…はぁ…」

ハルトは脱力しきってようやく訪れた休息に身を委ねる。

やっと快楽地獄から解放されると安堵して呼吸を整える。自分を見下ろす男が深めた笑みに気が付かずに

ジェイドはすっかり緩んでいたハルトの下の口に指を入れた

「ひぅ?!」

ハルトの腰が小さく跳ねる。ソレをずっと扱いていたジェイドの手は既にドロドロになっており、なんの抵抗もなく奥へと入り込む

「待って!やめてくれたんじゃっ…んうぅ?!」

ジェイドはハルトの前立腺を見つけ出すと、そこばかりを狙ってをとんとんと刺激する

ハルトは刺激される度に身体を震わせて、泣きながら喘ぐ

「えぇ、前はもう充分との事でしたので、次は後ろをと思いまして」

ジェイドは心底楽しそうに言いつつ、ハルトの弱い所を攻め立てる

「なんでぇ…なんでそんな虐めんのぉ…」

ひぃひぃ喘ぎながら、ハルトはジェイドを見上げる

「俺の事…そんな嫌いなのぉ…?」

ジェイドは思わず手を止め、下の口から引き抜く。ハルトは涙を滲ませてじっとジェイドを見上げている

「…嫌いだから、虐めんの?」

「嫌いなんてことは…あぁ、そんな泣かないで」

ジェイドは本格的に泣き出してしまい、ボロボロと涙をこぼすハルトの頭を撫でる。

ジェイドの表情はとても穏やかで、それに気が付いたハルトは少し驚いたような顔になる

「好きですよ、ハルト。あなたの誰にも見せたことの無い姿が知りたかったんです。」

あまりにも可愛らしいので、少し意地悪をし過ぎてしまいましたね。と抱き寄せ、宥めるように背中を叩く

「ジェイド、俺のこと好きなの?」

「はい。好きですよ」

べそべそ泣きながら子供のように確認してくるハルトが愛おしく、ジェイドは額に口付ける

「…じゃあ、もう虐めないで…」

「仕方ありませんね」

ジェイドはニッコリ笑ってハルトを撫でる

そして

「…ひぅ!!…なんでぇ…っ……んん!」

下の口に指を入れてゆっくり中を刺激する

「優しくしますから、安心してください」

「ち、ちがっ…そうじゃなくてぇ…あぁっ!!」

ハルトは膝をふるわせて大きく仰け反る

「大丈夫ですよ。お薬が抜けるまでもう少し頑張りましょうね」

可愛い子ほど虐めたくなるらしいジェイドは

「ジェイドのばかぁ…んぅ……ぁっ…意地悪…ばかぁ…」

と悪態を吐きながらも抵抗出来ずに喘ぐハルトに愛おしそうに目を細めてニッコリと笑った



「お疲れ様でした」

「………。」

手の拘束を外されたハルトは、ベッドにうつ伏せに沈み込んでいた

ようやく薬が抜けきったらしく、イってもイっても治まらなかった熱がやっと冷めたようだ

しかし、全身が倦怠感で動かないし、好き勝手されたソレはなんか痛いし、肛門にはまだ中に異物があるような違和感がある

「ばか。ジェイドのばか」

掠れた声で、ハルトはジェイドを罵る

「ジェイドのへんたい。いじわる。ばか。えっち。」

「すみません。あまりにも可愛く鳴くものですから、つい。」

ジェイドは悪びれた様子無く答えて、ハルトを後ろから抱え込み、自身の膝の上へと座らせる

ハルトはすっかりへそを曲げた様子でむくれている。体に力が入るなら、1発くらい殴ってやりたい程には腹も立っていた

ジェイドの興味本位というか独占欲というか…とにかくジェイドのせいで散々な目にあったのだから

上手く回らない頭で更なる罵倒を考えていたのだが、ジェイドはニコニコ笑いながら

「ところでハルトさん。随分と長い時間勃起していたので忘れていたかもしれませんが、夕食の際に結構飲んでましたよね」

と言った。

ハルトは何を言われているんだとジェイドを見上げるが、意図に気が付き段々と顔を青くさせていく

ジェイドは優しくハルトの下腹をマッサージするように押しつつ撫でる

「どのみちシーツは洗濯しますので、お気になさらず」

「ま、まって…今は上手く力が入らないから…」

ホントにそれはまずいから!!とハルトはジェイドの腕から抜け出そうと試みるが、全く力が入らず無駄な努力で終わる

ジェイドはだんだんと下腹を押す力を強めていく

「お願い、ジェイド、許して…ホントにそれは…」

「ハルト」

ジェイドは懇願するハルトの言葉を遮って、優しく微笑む

「僕に全部見せてください。恥ずかしいところも、嫌なことも全部」

ジェイドは力一杯ハルトの腹を押した

「…あ」

ハルトは羞恥で顔を赤くし下を向く。

ジェイドに下腹を押され、我慢の限界に達したハルトはチョロチョロと漏らし始めていた

「と、とまんない…ジェイド…押さないで…」

「我慢せずに全部出してくださいね」

「うぅ…ジェイドのばかぁ!ジェイドのばかぁ!」

強制的にお漏らしさせられたハルトは羞恥心で顔を真っ赤にして泣きながら怒る

シーツに広がる染みを見つつ

「すみません。好きな子には意地悪したくなるタチなんです」

とジェイドは歯を見せてニッコリ笑ってハルトをぎゅっと抱きしめる

今日だけで自尊心も人としての尊厳も全てジェイドに奪われた気がして、ハルトは半ばヤケで

「…こんなにしたんだから、ちゃんと責任とれよ。ばかジェイド」

とジェイドの胸元に顔を埋める

「もちろんです。ハルトさん、これからも僕だけに色々なところを見せてくださいね」

ジェイドはハルトの顔を無理矢理上げさせ、唇にキスをした



☆☆☆
この後お風呂でも泣かす

「もう綺麗に、なったからぁ……そこばっか、洗わないでぇ…ああぁっ!!」

「僕はただ綺麗にして差し上げたいだけですのに。しくしく」

「…んぅ!!…ゆ、指入れないでぇ…」



☆☆☆
その頃フロイドは

「ジェイドさぁ、番にもなってない子に媚薬盛るとかヤバくね?ウケんだけど」

アズールの部屋に避難しつつ駄弁っていた

「アイツは一度執着すると一途というかストーカー気質というか、全てを知らないと気が済まないタイプですからね…」

ジェイドに気に入られたハルトが気の毒だ。とアズールは大きなため息をつく

「番にしたら、今度は全部管理し始めるよ絶対」

フロイドはケラケラ笑う

「だってジェイド、閉じ込めて育てるの、好きだもんねぇ」

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