丸呑み

ハルトは1人悩んでいた。

最近どうも体調が悪いようだ。夕食後位から記憶が曖昧になって、気が付けば朝になっている

身体は重いし、寝ているはずなのにやたら疲れている

そして

「なんか、尻に違和感がある…」

ハルトは自身の臀部をズボンの上から撫でる

肛門というより中が疼くというのか、痒いというのか、なんとも言えぬ違和感にハルトは困惑していた

こんなことを誰かに相談出来る訳もなく、ハルトは1人で悩んでいた

夕食後、自室へ戻ろうとするハルトに

「ハルト、体調が悪そうだな?どうした?」

とジャミルが声をかける

「副寮長…いや、その、なんでもないんです。」

歯切れが悪い返答に、ジャミルは不思議そうにする

「そうか?なんか顔色が悪いように思うんだが。さっきから尻をさすっているし、痛いのか?」

「痛くはないんです。その、違和感があるだけで」

ジャミルはハルトをしばらく見つめる

ハルトは何故か中の疼きが増したような気がした。下腹が締め付けられるような妙な感覚が支配する

しばらく見つめ合い、ジャミルが表情をゆるめて笑った

「ここでは話しにくいなら、カリムが寝た頃に俺の部屋に来い。なんでも相談に乗ってやる」

そう言って、ハルトの肩にポンと手を置いてすれ違って歩いていく

ハルトはしばらく振り返ってジャミルを見ていた



「はぁ…はぁ…はぁ…」

ハルトの荒い呼吸と、機械音が響く。機械音の正体はハルトの下の口に深く差し込まれたバイブからの様だ

「はぐっ…うぅ…!!」

ハルトの身体がビクリとはね、欲をぶちまける

「随分と後ろでイくのが上手くなったな、ハルト」

自身のベットに縛り付けたハルトに、ジャミルは優しく声をかける

「何が、はぁ…どうなって……はぁ…はぁ…んん!!」

ハルトは気が付いたらベッドに手足を拘束され、自由を奪われ快楽に浸されていた。体内を暴れ回るバイブにただ翻弄させられて喘ぐ

ジャミルは愛おしそうに目を細めて、ハルトのイチモツの根元をぎゅっと掴んだ

「んんっ…や、やめ…」

「なんでこんな状況になってるのか、不思議で仕方ないか?ハルト」

ジャミルは掴んだそれに舌を絡ませる

「あううぅ、やめ、やめてっ…イくっ…ぁぅ…イけない?…ひあぁっ…死ぬっ…死んじゃうっ!…やめっ… ゆるし、てっ…あぁっ」

根元を抑えイけない状態にしつつ、バイブを弄って前立腺をグリグリ押し潰し、亀頭を念入りに舐めてやり同時に責めたてる

ハルトは目を見開いて泣きながらやめてと懇願するしか出来ず、ただ繰り返す

ビクビクと身体を震わせ、どこにも逃げ場などないのに快楽から逃れようとする様に首を振る

しばらくハルトの様子を見て楽しんでから、ジャミルは軽く歯を立ててそれを噛んだ

「ひゃんっ!」

ハルトはジャミルに虐められる度に魚のように腰を跳ねさせる。

「も、もぅ…やめれぇ…イきたぃ…死んじゃうぅ…」

「仕方がないな…ほら、イっていいぞ。」

根元を掴んでいた手を離し、バイブを奥まで突き立てる

「あ、あぁぁぁぁ!!」

ハルトはまた欲を吐き出してぐったりとベッドに沈む

ジャミルがバイブを引き出してやると、ハルトの下の口はひくついてまだ物欲しそうにしていた

虚ろな目で荒い呼吸を繰り返しているハルトを見下ろし

「お前は、毎晩こうやって俺に調教されてたんだよ、ハルト。」

気付くのが随分と遅かったな。と口元を抑え喉の奥からクツクツ笑う

「俺のユニーク魔法で操られて、毎晩毎晩開発されて…尻だけでも感じて射精できるようになってたなんて自分でも知らなかったろ?ハルト」

「い…いつから…?」

「ひと月以上前だな。」

ジャミルはしれっと答えて、ハルトのひくつく下の口に指を入れる

「…あっ」

「毎日毎日、こうやってここを虐められてたんだ。気持ちいいだろ?」

「あんっ…あ…ぃやっ、やめ…んっ」

「お前の知らない間に、もう俺なしじゃ生きていけない身体になったんだよ。なぁ、ハルト」

弱い所だけを長い指で刺激され、ハルトはガクガクと太ももを震わせる

「可愛い俺のハルト。これからもずっと可愛がってやるから」

ジャミルは優しく優しく目を細めて、ハルトの本人すら知らない弱点を責め立てる

「今日からは身体だけじゃなくて、心でもしっかり気持ちいい事を覚えような?ハルト」

甘い甘い、快楽で蕩けた頭にじんわり染み渡る声でジャミルは言った

夜はまだ、始まったばかり



☆☆☆
気付いた頃には、君はとっくに腹の中



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