全肯定監督生が行く!

あてんしょん
会話のみ
疲れた生徒たちが褒められるだけ
続いた。



リーチ兄弟の場合

「ねぇ小エビちゃーん」

「こんにちは、監督生さん」

「素敵なお二人さん、こんにちはー。なにか御用ですか?」

「アズールがさー、小エビちゃんになんか褒められたってニコニコしてんのー」

「おもしろそうなので、僕達もお願いできませんか?」

「まさかのご指名ですね?!どーも、アズール先輩にご馳走になった全肯定監督生です!余程のこと以外は全肯定します!」

「前のディナーは報酬だったんだ。てか、それって全肯定?w」

「余程のことにイソギンチャク事件は入りますかねw」

「そこはノーコメントでwじゃあ、フロイド先輩から。フロイド先輩は、天才肌でなんでも出来ちゃって純粋に凄いなーって思います!たまに気分のムラで振り回されちゃいますけど、結構面倒見が良かったり仲良くなると優しかったり、めんどくさーっていいつつ付き合ってくれたり、傍にいればいるほど楽しくなる人だなーって思います」

「ありがとー、小エビちゃん。小エビちゃんめっちゃニコニコじゃん」

「ジェイド先輩はね、アズール先輩とフロイド先輩のフォローに回ったり、大変そうなのにニコニコこなしていてカッコイイです!気が向いたらご一緒しますって言いつつ毎回付き合ってくれますし、さり気なく傍にいてくれて安心しちゃいます。あと、キノコ美味しいです!」

「ありがとうございます、監督生さん…フロイド、この子飼いましょう」

「ジェイドいいこと言うー!アズールに相談しよー」

「ん?囚われの宇宙人にされて引き摺られてますけど、飼うって?!」



トレイとケイトの場合

「監督生。エースから聞いたが、中々面白いことをしているらしいな」

「ケー君も褒めて欲しいな!トレイ君も褒めてもらおうよー」

「最近求められ過ぎてビックリな全肯定監督生です!余程のこと以外は全肯定しますよ!」

「余程のこと?w」

「今んとこ余程のことは無いらしいよw」

「何情報なんですかそれwケイト先輩はですね、周りをよく見てて凄いなって思いますね。いつも明るくてムードメーカーですけど、結構ムードメーカーって疲れるんですよね。でもケイト先輩は自然にみんなを笑顔にしてて、さり気なくフォローしてていい人だなーって思います。マジカメも見てますよ!こまめに更新してていつも楽しいです」

「いつもハートありがとね、監督生ちゃん」

「トレイ先輩は、お菓子美味しいです!義務になると楽しくなくなることってあると思うんですけど、いっつも、手を抜かずに美味しく作ってくれてありがとうございます!あと、寮長と他の生徒たちの間に立って調節するのって大変だと思うんですけど、文句も言わずフォローしてくれてて、エースもデュースも頼りにしてると思うんです!トレイ先輩カッコイイです!」

「監督生」

「はい?…なんで2人とも真顔?!怖いんですけど…?!ダメなこと言いました?!」

「監督生ちゃん、ハーツラビュル寮に行こっか」

「タルトを焼くから食べていくか?転寮手続きは面倒らしいが、ちゃんと手伝ってやるからな。」

「ん?!タルトは欲しいですけど、なんか不穏なんですけど?!」



デュースの場合

「監督生!なんかお前、色んな先輩から呼び出しくらってるけど大丈夫か?」

「大丈夫大丈夫!みんなちょっと疲れてて、褒められたい気分なだけだから。先輩の立場だと褒められる機会も少ないだろうし、私は楽しいから」

「そうか、大丈夫ならいいんだ。監督生はえらいな。グリムの面倒をちゃんとみてるし、魔法が使えなくても俺たちを支えて助けてくれる。慣れない世界に一人で来て辛いことも多いだろうが、いつも笑顔で過ごしている。頼りないかもしれないが、いつでも僕を頼ってくれていいからな。なんたって、俺たちはマブダチだからな!」

「…デュース…私、ハーツラビュルの子になる…」

「何故だ?!」



☆☆☆
デュース「なんか、監督生がハーツラビュルに入るって言い出したんだけど」
エース、トレイ、ケイト「デュース良くやった」
リドル「え、なんで?」



☆☆☆
人をよく褒める子って、本当は人一倍褒められたい子なんだよね。

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