飛んで火に入る

あてんしょん
ちょっと下品なネタ
監督生の性別固定



「トリックスター?」

「わっ!ルーク先輩!?どうしました?」

監督生の後ろからひょっこりと現れたルークはマジマジと監督生の様子を見ている

「あの、ルークさん?」

ルークは監督生を一周し、ふむ。と頷き

「トリックスター、今日はサバナクローの生徒達に近付かない方が賢明だと思うね」

とにっこり笑う。監督生は首を傾げた

「学園長から今日中にレオナさんにこの封筒を渡すように言われてるんですけど…」

「なら、長居はしないことだよ、トリックスター」

ルークは現れた時のように急に去っていった

「なんだったんだろう…」



今日はルークを含め、朝から妙な反応をされることが多かった

移動教室で一緒になったジャックに持ち上げられ

「監督生、大丈夫なのか?」

と心配され

たまたま廊下ですれ違ったジェイドとフロイドに

「ん?小エビちゃん、怪我してる?」

「……監督生さん、もしや…いえ、お体に気を付けてください」

と意味ありげに声をかけられて覗き込まれて入念に身体チェックされ

ジャミルとカリムに

「監督生、異常はないか?」

「お前…なるほど。カリムがすまない。大丈夫そうだな」

と声をかけられ…

監督生は首を傾げつつレオナを探して歩く

休み時間の度に探しているのだが、いつもなら昼寝していそうな場所にも姿がない

今日は校内ではなく、寮に戻って寝ているのかもしれない

「そういえば、朝にルーク先輩に怖いこと言われた気がするんだけどな…」

手に持った封筒を見つめることしばし、意を決したように鏡の間へ足を運び、サバナクロー寮へと入る

今日中に渡せなかったら、学園長からなんて言われるかわかったもんじゃない。

「あれ、監督生君じゃないっスか」

鏡を通り談話室に入るなりラギーに出迎えられ、監督生は少し驚く。その様子を見てシシシとハイエナは笑った

どうしたんスか、珍しいと親しげに声をかけつつ監督生に近寄るラギーだが、急にピクリと耳を動かし立ち止まった

「…監督生君、今すぐ戻った方がいいっスよ。その匂いはマズい」

「へ?」

「その封筒が要件なら、俺からレオナさんに渡しておくスから、早く…」

ラギーは、焦って監督生の体の向きを変えさせ背中を押し鏡の方へ連れていこうとした、が…

「おい、何の匂いかと思えば草食動物じゃねーか。」

低い声がし、監督生が振り返るとなにやら嗅ぎ付けたらしいレオナがのそのそと歩いきた

ラギーは露骨にゲッと顔を引き攣らせる。

「間に合わなかったか…監督生君、覚悟してくださいっス」

「へ?へ?なんなんですか?」

レオナは監督生の腕をつかみ、逃がさないようにしてから身を屈めて匂いを嗅ぐ

「てめぇ、メスか。」

「え?な、なんで…」

「こんなに血の匂いさせてちゃ、誰でも気が付くだろうよ」

トントンと監督生の子宮のあたりを指で軽く叩き、つぅと指を滑らせる

「ちょうど退屈してたんだ、付き合えよ草食動物…」

ニヤリと牙を見せて笑ったレオナに、監督生は怯えたように身を縮こませる

「あーあ、だから今すぐ戻れって言ったのに」

レオナの自室まで引き摺られて行く少女を見ながら、ラギーは呟いた



「…んんっ…レオナ、先輩…やめ…」

監督生はベッドの上で泣きながら身をよじる

ネクタイで両手を縛られた監督生に出来ることは懇願することだけだ

レオナは指で中を掻き出すように刺激しながら、溢れてきた血液を丁寧に丁寧に舐めとる

血液混じりの愛液が流れ出る度、監督生はビクリと身体を震わせる

「もう少し力抜けよ、いつまで経っても俺のが入らねーじゃねぇか。」

中を弄るのを休めることなく、充血して主張している突起に軽く爪を立ててカリカリと刺激してやる

「ひぎっ…そこは……ひゃあぁん!!」

監督生は身を反らせて情けない声を上げながら達する 。目の前がチカチカして、頭に靄がかかったように何も考えられなくなる

「ほら、休んでる暇はねぇぞ。」

レオナは喉の奥でクツクツ笑って、今度は指で押しつぶすように突起を刺激する。中を掻き回す指も増やし、バラバラに動かす

「〜〜〜っ!!!」

イったばかりの身体に強烈な刺激を与えられた監督生は、声も出せずに腰を浮かせてボロボロと涙をこぼす

「お前が悪いんだぜ?メスの匂いをさせながら獣の前に自ら食われに来たんだからな」

ぜーぜーと必死に呼吸を繰り返すメスにわかりやすいように、レオナはゆっくりと話してやる

「知ってるか?ライオンはな、一日に50回ほどセックスするんだ。」

レオナは監督生の首に噛み付き、自身の猛ったそれを入口に宛がい笑う

「せいぜい」

死なねぇように頑張るんだな



☆☆☆
飛んで火に入る夏の「君」

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